OBJECTIVE. 立教大学(東京都豊島区、総長:西原廉太)の村田次郎理学部教授は、カーリング競技で用いられるカーリング石が「反時計回りに回転させると、進行方向に向かって左側に曲がっていくのはなぜか」という、98年間にわたって科学者の間で真っ向から対立する仮説に基づく議論が繰り広げられてきた「世紀の謎」を、精密な画像解析によって実験的に解決することに初めて成功しました。 私たちの4次元時空を超える5次元以上の「余剰次元」の探索実験の為に開発した画像処理型変位計測技術を応用する事で、ミクロン精度でカーリング石の運動を精密観測した結果、中心からずれた点での摩擦支点を中心に石の重心が振られる、旋廻現象によって偏向が起きる事、そして速さが遅いほど摩擦が強まるという、通常は一定と考える動摩擦係数が実際には速度依存性を持つ性質により、氷に対する速さが異なる左側と右側とで、非対称な頻度で旋廻が生じると
─森田グループのコメント─ 私たちの提案した元素名「nihonium」、元素記号「Nh」がIUPAC(国際純正・応用化学連合)に認められ、正式決定されたことを大変うれしく思っております。長い元素発見の歴史の中で、欧米以外の国で元素を発見したグループはありませんでした。つまり今回の日本発の新元素の認定と命名はアジア初です。私たち研究グループは、応援してくださった日本の皆さんのことを思い、新元素を「ニホニウム」と命名しました。人類の知的財産として将来にわたり継承される周期表に、日本を中心とする研究グループが発見した元素が載ります。私たちはこれをとても光栄に思っており、長年にわたり応援してくださったすべての皆さんに感謝の意を表します。 基礎科学における発見は、そののち思いもよらないブレークスルーを数多く生み出し、人類に多くの恩恵をもたらしてきました。一方、基礎科学研究そのものが日々の生活に直接影
リンク www.nhk.or.jp NHK|夏休み子ども科学電話相談 『夏休み子ども科学電話相談』は、小中学生のみなさんの科学に対する疑問や興味にこたえる番組です。りっぱな(?)質問でなくてもかまいません。ふと、頭に浮かんだ謎、素朴な質問でも大丈夫です。夏休みの午前中、ぜひお子さんとご一緒に番組をお楽しみください。 58 users 18281 まとめ 【夏休み子ども科学電話相談】まとめのまとめ 「夏休み子ども科学電話相談」のまとめが面白いので、個人的なまとめのまとめ('A`) で、作りましたが、誰でも編集可能にしてありますので最新版がアップされたら、どなたでも追加してください。 239189 pv 429 266 50 users 316
2013-05-08 性別が7つある生き物とその決定機構 ヒトの性は2種類だ。集団に男女半々ずつとすると100人いたら交配相手の候補は50人ということになる。じゃあ7種類の性があったらどうなるのか!これも集団中に各性別が均等にいるとすると相手候補は100人中およそ85.7人になるのだ!!!!!!なんてお得!!!!!!よりどりみどり!!!!!!引く手あまた!!!!!!みどりあまた。 まあそれ言い出したら全員雌雄同体が一番お得かもしれないな……。なんかそれもつまらなそうだけど……。 テトラヒメナTetrahymena thermophilaには7つの性がある。「オス」と「メス」以外になにか名称があったら面白かったのにI,II,III,IV,V,VI,VIIと呼ばれています。味気ない。そのテトラヒメナの性決定の仕組みがちょっと明らかになったそうなので紹介します。 基礎知識 テトラヒメナはこう
土星探査機カッシーニのデータ解析から、われわれの銀河系においてどのように高エネルギー粒子が作り出されているのかという問題に関して、新しい知見が得られました。 われわれの銀河系は高エネルギー粒子(宇宙線)で満たされており、大気層を貫いて地球表層にも降り注いでいます。宇宙線強度は地球が置かれている宇宙環境を決める重要な量であり、その宇宙線粒子がどのようにして作りだされているのかという問題は、宇宙物理の最重要課題のひとつに位置づけられています。最有力の学説は、宇宙空間ガス中にある強い(マッハ数の高い)衝撃波における加速というものです。特に、重い星がその一生の最期に超新星爆発を起こすと強い衝撃波が発生するので、超新星残骸が宇宙線生成の場であると考えることができます。 宇宙空間の衝撃波は、超音速機の前面に見られるものと同様に、音速よりも速い速度で衝突が起きるときに発生します。ただし、宇宙空間でのそれ
南極水域の海底(2011年11月1日提供、資料写真)。(c)AFP/ANTARCTIC OCEAN ALLIANCE 【7月31日 AFP】地球温暖化の原因となっている二酸化炭素(CO2)が南極海(Southern Ocean)の深海に蓄積されるメカニズムを解明したと、英豪の共同研究チームが29日、発表した。風と渦、海流の働きが重なって、CO2を吸収し深海へと閉じ込める漏斗(ろうと)状の水の流れが生まれているのだという。 地球上のCO2の約4分の1は海中に吸収・隔離されているが、その約40%は南極海に集中している。水深約1000メートル付近に数百年~数千年にわたって閉じ込められているとされるものの、CO2がどのようにして深海にたまっていくのかは究明されていなかった。 これまでは風がCO2の溶け込んだ表層海水を一定海域に集め、深海へと降下させているのではないかと考えられてきたが、今回研究チー
火星の周回軌道からとらえたオリンポス火山。 (Photograph from NASA/Corbis) 火星地下のマントルには“海”と呼べるほど大量の水分が閉じ込められていることが明らかになった。古代の火星では、火山噴火が主な水源となっていたようだ。生命に適した環境が形成されていた可能性もある。 研究チームが火星から飛来した隕石を調査したところ、驚くほどの量の含水鉱物(結晶構造の中に水分を含む鉱物)を発見したという。 このデータを基に分析した結果、現在の火星マントルには70〜300ppmの水分が含まれていることが判明した。液体にすれば、火星全体を深さ200〜1000メートルで覆うことのできる量だ。 研究チームのリーダーでアメリカ、ニューメキシコ大学の惑星科学者フランシス・マッカビン氏は、「この水の量は、地球の上部マントルに存在する量と同等以上だ」と話す。 また、現在の火星マントルに
従来のロボットの手は、人間の手先を模倣していた。しかし、工学的に優れたアプローチとは言えなかったのかも知れない。シカゴ大学とiRobot社が開発した汎用的に使える「手先」は、指に該当するものが全く無い(Cornell Chronicle)。 ユニバーサル・グリッパー(universal gripper)と呼ばれるこの手先は、ラテックス製の風船に、挽いたコーヒー豆を詰めたものだ。この風船の手先を物体に設置させると、物体の形状にあわせて変形する。そして風船から空気を抜くと、その状態で堅くなり、物体を握ることができる。再び風船に空気を入れると、物体を離すことができる。 シカゴ大学のHeinrich Jaeger氏によると、固形粒子の集合であれば、内容物は特にコーヒーの粉である必要は無いようだ。粒子には、すれ違う事ができないと、流体状の振る舞いから固体状の振る舞いに変化するジャミング転移(jamm
前の記事 「まだ使いにくいクラウドコンピューティング」と、Google社の噂の『GDrive』 「太陽の暗黒面」を探究するNASA『STEREO』プロジェクト 次の記事 生きた昆虫を遠隔操作する『HI-MEMS』プロジェクト 2009年1月29日 Noah Shachtman 読者の皆さんは、遠隔操作された虫が、米国防総省のために自分を見張っているのではないかなどと、特に心配したことなどないだろう。しかし、国防高等研究計画庁(DARPA)の助成金を得ているカリフォルニア大学バークレー校の研究者たちが、その間違った考えを捨てさせるかもしれない。 この研究者たちは「生きたカブト虫を無線で操作する」ことに成功したと、『Tech-On』が報じている。[リンクは英文記事。日本語版は購読に登録が必要] カブト虫の脳と筋肉には6つの電極が接続された。イタリアのソレントで開催されている学術会議『MEMS
「夢の扉」というテレビ番組に、東大でロボットを作っている研究室が取り上げられていた。 手足と頭のついた、本物の「メイドロボット」作っていた。東大なのに。 シンプルな問題を複雑に解く メイドロボットは、人よりももう一回り大きなサイズで、二本の腕と、車輪と頭がついている。 部屋の中にある家具をあらかじめ登録しておくことが必要で、室内の家具の位置を認識して、 ロボットアームモップを持って、部屋を掃除することができる。 部屋を掃除するロボットの動作は極めて複雑で、バックグラウンドに投入された技術はすごいのだろうけれど、 発想自体は単純。「発想」というものは、「洗濯をする機械を作る」という問題を、 「水を攪拌する機械を発明する」と言い換えることであって、 自立して動く掃除機ならば、もう何年も前に市販されていて、お掃除ロボット「ルンバ」のパチモノなら、 今はもう、ホームセンターで2 万円しない。 東大
KITのInstitute for Nanotechnology(INT)の科学者らがナノチューブに電子を照射したところ、非常に小さく、輪郭(周囲との境界)がはっきりした領域において、導電性が1/1000に減少した。その後、高電圧を印加するとこの現象は反転し、ナノチューブの導電性が再び元に戻った。 INTの研究者であるRalph Krupke氏は、「(導電性が減少する)この現象は、比較的簡単に発生させたり反転させたりでき、それを繰り返すことも可能である」と説明する。また、Krupke氏とともに研究に取り組むChristoph Marquardt氏は、「この現象は、今までにない新たな電子部品の実現に応用できる可能性がある。今回の発見は、コンピュータ・チップにおけるナノチューブの活用方法に大きな影響を及ぼすことになるだろう」と述べた。 今回の発見をもたらした実験で、科学者らは電極の間に1本のナ
「たった1種の細菌からなる生態系」、地下約3.2kmの水中で発見 2008年10月15日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Alexis Madrigal ムポネン金鉱山のトンネル内部 Courtesy Anglo Gold 南アフリカにある鉱山の地中、熱く暗い水[リリースによると、摂氏60度]の中、世界で最も孤独な生物種が発見された。 これまでに生物学者が調査の手を伸ばした地球上の場所では、例外なく生物たちが共同体を構築していた。ところがこのほど、1種の細菌のみで構成される生態系が見つかったことが、9日(米国時間)に発表された。 他のあらゆる既知の生態系では、生命の主要な機能――エネルギーや炭素、窒素といった元素を環境から取り込むこと――は、さまざまな種の生物によって分担されている。しかし、ムポネン金鉱山の地下約3.2キロメートルの水中では、Desulforu
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南部陽一郎がノーベル賞を受賞した。 しかも理論で、だ。すごい。すごいとしか言えない。 小柴昌俊のときは、実験物理での受賞で、巨大なカミオカンデの映像を見て、ビッグ・サイエンスになってきたと感じた。 泥臭い実験のなかからごく微量のものを見つけること。 あれから、5年以上。 もう理論は死んだ、とか思ってたけれど。 教養課程で物理を大学で勉強していて、一般相対論まで修めたが、結局素粒子は勉強する直前で専門課程に移ってしまった。 それでも、南部陽一郎の名前は知っている。 ● 自発的対称性の破れ(spontaneous symmetry breaking)について: 「場の基底状態に作用またはハミルトニアンを不変に保つような対称性があり、そのうち自然が無作為にある状態(真空)のみをとることで真空の対称性が壊れる現象やその過程を指す。」(Wikipedia) なんのこっちゃ、である。 自然(時空)はも
科学研究から生まれた美:読者が選んだ画像10選(2) 2008年10月 3日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Brandon Keim (1)から続く 『聖書の視覚化』 イラストの下部は聖書の全1189章に対応する棒グラフで、棒の長さが各章にある節の数に比例している(交互に使われている白と薄いグレーは各「書」のまとまりを示す)。 上部は6万3779件ある相互参照を表し、テキストを結ぶ円弧の1本1本が相互参照1つに対応している。円弧の色の違いは、結びつけられた章の距離の大小を示している。 作者:Chris Harrison(米カーネギー・メロン大学)、Christoph Romhild(ノルデルビッシュ福音ルーテル教会) 『ポリメージング:重合体の迷宮』 エチレングリコール架橋重合体の薄層を合成し、エラストマー重合体の表面に共有結合させた。この重合体を水に
科学研究から生まれた美:読者が選んだ画像10選(1) 2008年10月 3日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Brandon Keim 2008年の科学分野でもっともすばらしい画像および視覚化が発表された。今度はワイアード読者で優勝者を選ぼう。 エントリー作品は、全米科学財団と『Science』誌が開催したコンテスト、2008年「科学・工学画像化チャレンジ」より。 ここでは写真/イラスト/視覚化の各部門の優勝作品ばかりでなく、選外佳作も掲載している。素晴らしい作品ばかりなので、きっとお気に入りが見つかるだろう。 9月26日(米国時間)から1週間で投票を締め切り、部門別の優勝作品と、もちろん全体の優勝作品を発表する。 注意:作品の説明は制作者本人によって書かれたもののようにも見えるが、画像と同じくScience誌の提供だと思われる。また、先入観を避けるために、こ
ボストン──ノーベル賞の発表を控えた時期に恒例となった、イグ・ノーベル賞の第18回授賞式が2日夜、米ハーバード大学のサンダース・シアターで催され、「コカ・コーラの避妊効果」について研究し、真反対の結果を導き出した2つの研究グループに、化学賞が贈られた。片方は「避妊効果がある」との結論で、もう片方は「効果がない」としている。 「コカ・コーラに避妊効果がある」との研究は、米ボストン大学医学部のデボラ・アンダーソン教授が1985年に、米医学誌の権威ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表したもの。コカ・コーラの中でも、特にダイエット・コークの避妊効果が最も高かったという。 同様の研究は台湾の研究グループも行っており、同時受賞となった。しかし、台湾のグループは、コカ・コーラならびに他のソフトドリンクには「避妊効果がない」ことを確認している。 一方、清涼飲料水大手コカ・コーラは、イグ・
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