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Avastinなど最近の抗癌剤は高価なものが多いです。New Englnad Journal of MedicineのP. Bachの論文にグラフが出ていますが、月間薬剤費が3000ドルを超えるものが増え、2万ドルを超えるものもあります。15年前は2500ドルを超えるのはpaclitaxelだけでした。患者数の少ない癌ならともかく、乳癌や結腸直腸癌、肺癌に用いる薬の場合は医療予算に与える影響が馬鹿になりません。抗癌剤だけでなく、関節リウマチの抗体医薬など何年、何十年投与する薬でも、年1万ドルを超えるものが登場してきています。良い薬が次々と発売されるのはうれしいことですが、薬価の高騰は何とかできないものでしょうか。 薬剤費抑制に辣腕を振るっているのがイギリスのNICEです。Avastinなど多くの抗癌剤が否定的な評価を受けました。対策として、値引きに応じる製薬会社が増加しています。他の国でも
アスピリンは、急性心筋梗塞を減少させるが、消化管出血を増加させる。PPIは、上部消化管出血を減少させる。そこで、冠動脈性心疾患(CHD)予防のためのアスピリン治療のPPI有無に関するcost-utility解析 QALYあたりのコストという金勘定で、明確にPPI追加予防投与が適切でないと判断・・・なんとわかりやすい Cost-Utility of Aspirin and Proton Pump Inhibitors for Primary Prevention Stephanie R. Earnshaw, PhD; James Scheiman, MD; A. Mark Fendrick, MD; Cheryl McDade; Michael Pignone, MD, MPH Arch Intern Med. 2011;171(3):218-225. doi:10.1001/archint
Quality Adjusted Life Years これまで3回程、国際フェローシップ委員会の依頼で「Newcastle大臨床疫学大学院」「McMaster大ワークショップ」「EBM入門のための学習法」と紹介してきました。今回は、臨床疫学・EBMを学ぶに至ったきっかけとしての私のClinical Problemを例にあげます。本来であれば今回の文章が“はじめに”と“終わりに”となるべき事項を合わせて書いたものです。私自身の経験・感想主体ですので、“会員の声”として書かせて頂きました。 Quality Adjusted Life Years (QALYs)という用語をご存知でしょうか。Decision Analysis(決断分析)やUtility(効用値)を測定する際に必須の事項です。 救急現場でのDecision 私が臨床疫学・EBMへ入るきっかけとなったのは通算7年程の脳神経外科医と
【寄稿】 マッチングと医師不足,米国そして日本 本田 仁(Washington University感染症科フェロー/米国内科専門医) 日本もマッチングシステムを導入後4年が経過し,研修医教育制度に変化をもたらした。医学生は研修先確保のため“就職活動”をしていくことが要求される。その一方で,医局制度のもと慣習的に行われていた医師派遣が滞り,地域での医師不足や偏在化など新たな問題にマッチングが直接あるいは間接的に影響したとも言われる。さらに,研修施設によっては人気のある施設と定員を満たせない施設の両極化も認められ,臨床研修施設にも変化が求められるのは必至である。 ここではマッチング制度を先駆けて導入した米国のマッチングについて,内科を中心に紹介したい。 米国のマッチング 米国のマッチングの歴史は今から50年以上も前にさかのぼる。1900年代初頭,インターンの獲得のため病院(プログラム)間
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