仕事を説明するときに「Googleで仕事をしているけどオープンソースなのでGoogleのプロダクトを作っているわけではないし、むしろアップルとかソニーの人と一緒に仕事している」というと、???という反応になることが多いので、こういう仕事をしているんだよということをちょっと説明してみます。...
はい、Ruby 1.9.2がリリースされましたね。このバージョンではWEBrick にゼロデイ攻撃可能な脆弱性 - スラッシュドット・ジャパンで紹介されている脆弱性が僕が書いたパッチで修正されているわけなのですけど、そもそもなんで僕が修正しているのか、って顛末がわりと面白いので紹介します。 Apple、upstreamに報告してくれないまま脆弱性をCVEに届け出る upstreamに連絡が来ないまま脆弱性が公開される ruby-devにAppleが書いたと思われるパッチが貼られる(Appleでない人間によって) パッチのライセンスが不明なので取り込めない ライセンスを問い合わせるAppleの窓口が不明なので問い合わせもできない ruby-devを読んだ人はライセンス上安全なパッチを書けない 脆弱性だから話は非公開に進めたい yuguiさんがruby-devを読んでない僕に書かせることにする
つい数日前に「Tweener、がんばれ!」とか言った側から、Tweenerの開発終了について、開発者のZeh氏のブログで公式なアナウンスが出てしまいました(汗)。 Zeh Fernando » Blog Archive » Tweener, 4 years later - A post mortem 上記記事の内容を意訳してみました。間違ってる部分も結構あるはずですが、大意はつかめてると思います。 執筆するのにとても時間がかかってしまったもう一つの記事です。 まずは始まりから話そう。僕は数年前まで、Flashムービーの開発時に何かしらのアニメーションが必要になったときには、自分で開発したMC TweenというFlashのActionScriptトゥイーン拡張機能を使っていた。この拡張機能は全くもって自分好みに作ったものだ。当時、他にも優れたトゥイーン拡張機能が存在していたんだけど、どれ
ロング・テール理論の名付け親で、雑誌「Wired」の編集長としても知られるクリス・アンダーソン氏が3月12日付けのブログでオープンソースソフトウェア(OSS)プロジェクトの運営体制に関する誤解を指摘をしている。 アンダーソン氏によれば、多くの人はオープンソースプロジェクトというのは草の根から立ち上がり、自律的に組織化し、民主的に運営されているという誤った認識を持っている。ところが現実はまったく逆で、1人か2人の「慈悲深い独裁者」によって運営されている、という。 これはオープンソースプロジェクトに参加していたり、あるいは日常的に成果物を利用している人であれば、そういうものだと首肯するかもしない。メーリングリストで客観データに基づいて議論したり、リーダーを民主的に選ぶようなプロジェクトもあるかもしれないが、おおかたのオープンソースプロジェクトには、それを開始し、中心に位置し続ける“独裁者”がい
オンライン手書き文字認識エンジンZinniaを公開しました。 http://zinnia.sourceforge.net/index-ja.html Zinniaは機械学習アルゴリズム SVM を用いたポータブルで汎用的な オンライン手書き文字認識エンジンです。Zinniaは組み込みの容易さと汎用性を高めるために、 文字のレンダリング機能は持っていません。Zinniaは文字のストローク情報を座標の連続として受け取り、 確からしい順にスコア付きでN文字の認識結果を返すだけに機能を限定しています。 また、認識エンジンは完全に機械学習ベースであるために、文字のみならずユーザの任意のマウス・ペンストロークに対して任意の文字列をマッピングするような認識エンジンを小コスト作成することができます。 2年前に、Ajax手書き文字認識と言うものを作ったのですが、その認識エンジンをスクラッチからポータブルでつ
Chromium (Chrome) のソースを読んでみた. まず Chromium の位置づけがややこしい. Google 発のオープンソースなブラウザである Chromium があって,Google Chrome はこれをカスタムビルドしたもの,という位置付けらしい.まあ大多数の人間にとっては,Google Chrome のソースを読めるという認識で問題ないんだろう. ソースをダウンロードしてビルドまで,の手順はここにまとまっている. Getting Started - Chromium Developer Documentation 推奨ビルド環境は Visual C++ 2005 SP1.ソリューションファイル同梱なので,Windows っ子も安心. 巨大な tar ファイルの展開が終わると,Visual C++のプロジェクトファイルが大量に現れる.各プロジェクトの概要はこちら. G
一時期オープンソースがはやった時期がありましたが、今はどうなんでしょう? 当時はオープンソースでバラ色の人生みたく過大評価されていたような記憶があります。 過大評価は言い過ぎですが、いまこうやってブログをかけるのもオープンソースの おかげであることは間違いありません。 しかし、すべてのオープンソースプロジェクトが成功したかというと、簡単に YES といえないような気がします。こういう話を某エンジニアとしたら、彼も 同じような視点(というかその方の場合は実経験かもしれませんが)を持ってて、 なんか話が盛り上がってしまいました。 その問題点とは肥大化です。オープンソースは誰でもプロジェクトに参加できるのですが、 ディベロッパーの技術もピンキリなため、時にはどーでもいい拡張がコミットされてしまう ことがあります。その最たるものが周辺技術との統合。ホニャララメタデータをMySQLに保存, ○○バッ
本日、全文検索エンジンLuxを公開しました。 昨年の3月ぐらいから、土日の空いた時間を使ってだらだら作っていたのですが、完璧にしてから公開しようとすると、いつまで経っても公開できないので、晒すことにしました。なので、機能的に足りない部分がたくさんあります。 特徴としては、以下のような感じです。 C++で記述されている シンプル 高速に動作 そこそこ拡張性が高い シンプルな転置インデックス形式の検索エンジンです。今のところ形態素でしかインデックスを作れませんが、N-Gramはすぐに対応しようと思います。また、APIが若干おかしかったり、手抜き部分が沢山あるので、今後にご期待ください。(version 1.0 ぐらいから自信をもって薦められるかも) ドキュメントが全くないので、これからちょこちょこ書いていこうかと思いますが、マニアックな方はぜひ使ってみて、ご意見・ご感想を頂ければと思います。ダ
著者 ケヴィン・ケリー Kevin Kelly 訳 堺屋七左衛門 この文章は Kevin Kelly による "Better Than Free" の日本語訳である。 無料より優れたもの Better Than Free インターネットはコピー機である。いちばん根底のレベルでは、それを使う間の私たちの行動や文字や考えをすべてコピーしているのだ。インターネットのある場所から他の場所へメッセージを送ろうとすると、通信プロトコルに従って、その途中で何度かメッセージ全体をコピーすることになる。IT企業はこの絶え間ないコピーを促進する機器を売って大金を稼いでいる。コンピュータでひとたび生成されたデータの各ビットは、きっとどこかでコピーされる。デジタル経済はこのようにコピーの川を流れている。機械の時代の大量生産による複製と違って、これらのコピーは安いどころではない、タダなのである。 デジタル通信ネッ
そもそもの発端は、昨晩遅くに とあるアサヒ・コムの記事を見たことだった。「ウィンドウズの『設計図』 公開へ マイクロソフト」と題されたその記事には、こう書かれていたのである。 米ソフトウエア最大手マイクロソフト(MS)は21日、同社の基本ソフト(OS) 「ウィ ンドウズ」などの設計図にあたる「ソースコード」を社外のソフト開発者らに も公開すると発表した。同社はこれまで一部情報の公開にとどめてきたが、こ の方針を大きく転換するものとみられる。 私は首をかしげた。実のところ、MSはずいぶん昔からShared Source Initiativeと銘打ち、Windowsなどのソースコードを「社外のソフ ト開発者らに公開」している。問題はライセンスがオープンソースではなかっ たり、NDAだのなんだのでガチガチに縛られていることであって、公開されてい ないことではない。なので、そんな話が今さら新聞に載
BlazeDS は Adobe からの新しいオープンソースプロジェクトです。Remoting と Web メッセージングのソースコードが LGP v3 ライセンス下で公開されます。AMF のスペックもあわせて公開されます。 Adobe Labs から BlazeDS のパブリックベータ版がダウンロード可能です。(BlazeDS@Labs) フィードバックやバグレポートには当面パブリックバグデータベースが使用されるようです。 BlazeDS を Adobe が ビルドした LiveCycle Data Services, Community Edition も提供される予定です。こちらを利用すると Adobe からのサポートプログラムに登録できるようになるようです。従来の LCDS ES は引き続き販売されます。 さて、BlazeDS は従来 LCDS ES の一部として提供されていた機能を
まつもとゆきひろ ネットワーク応用通信研究所 フェロー 楽天 楽天技術研究所フェロー Rubyアソシエーション理事長。Rubyの作者 Blog「Matzにっき」 まつもとゆきひろの起こした小さな奇跡---梅田望夫氏の著書「ウェブ時代をゆく」の中の節のタイトルである。「時代の巨大な変化の中で個人がどう生きるべきか」をテーマにしたというこの本の中で,Rubyを生み「オープンソースで飯を食う」生き方を実践するまつもと氏の生き方に,梅田氏は何を見い出したのか。梅田氏とまつもと氏が,インターネットがもたらす新しい時代の新しい仕事,新しい生き方を語る。 まつもとゆきひろの起こした小さな奇跡 ――梅田望夫さんの新刊「ウェブ時代をゆく」には,「まつもとゆきひろの起こした小さな奇跡」という節があります。この本で何を伝えようとされ,なぜまつもとさんを紹介されたのでしょうか。 梅田 いま,インターネットの切り拓
Blog Search when-present<#else>when-missing. (These only cover the last step of the expression; to cover the whole expression, use parenthesis: (myOptionalVar.foo)!myDefault, (myOptionalVar.foo)?? ---- ---- FTL stack trace ("~" means nesting-related): - Failed at: ${entry.path} [in template "__entry.ftlh" at line 3, column 25] - Reached through: #include "__entry.ftlh" [in template "entry.ftlh" at
今後複数回にわたり Google がオープンソースとして公開しているソフトウェアの紹介をしていきます。 第一弾はコマンドラインの解析ライブラリ google-gflags です。 このライブラリは実際に Google 社内で一般的に使われており、入社したエンジニアがまず最初に覚える Google インフラストラクチャーの1つです。 % foo --big_menu --language japanese この場合、--big_menu や --language japanese がコマンドラインフラグに相当します。--big_menu は引数を取らないコマンドライン、--language は japanese という引数を取ります。 google-gflagsは getopt といった既存のライブラリと設計もそのユースケースも大きく異なります。 getopt の場合、次のようにコマンドライ
Info: Open Flash Chart 2 is out. Version 1.x and these pages will never disappear and the charts will continue working forever, but further development on 1.x has stopped. Take a look at version 2 here Open Flash Chart 2. Hello, this is the Open Flash Chart project. Get graphs like this for free: How does it work? User browses to your web site. The browser downloads the web page which contains the
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