「政府効率化省(DOGE)」を率いる実業家のイーロン・マスク氏=5日、米首都ワシントン/Ben Curtis/AP (CNN) 米実業家イーロン・マスク氏は10日、給付金プログラムに対する連邦支出を強調した。マスク氏のこの発言は、社会保障やメディケア(高齢者向け医療保険)、メディケイド(低所得者向け医療保険)の削減が懸念される中、同氏が連邦政府の規模縮小に注力していることを示す最新の兆候だ。 同氏は10日、FOXビジネスのインタビューで「連邦支出の大半は給付金だ。だからこそ大きな削減対象だ」と語り、その額はおよそ5000億ドル(約74兆円)から7000億ドル規模に及ぶとの考えを示した。この発言は、連邦支出の無駄や詐欺、不正利用を対象とした報告書があるかどうかとの問いに対するものだった。 マスク氏のインタビューでの受け答えは、政権が社会保障を標的にする重大な兆候だと反対派が示唆する中、トラン