全米ドラフト1位の「超エリート」 アナハイムのお隣、フラートン市出身のサザンカリフォルニア・ボーイ。経歴は超がつく野球エリート。高校時代にドジャースからドラフト3巡目、全体82番目で指名を受けたもののカリフォルニア州立大学フラートン校へと進学。92年に1巡目全体1位の最高評価を得てアストロズに入団した。ドラフト同期には1巡目6番目で指名されヤンキースに入団したデレク・ジーターがいる。 メジャーデビューは3年後の95年6月11日のレッズ戦。「5番・三塁」で出場し、第1打席に右前適時打を放ち華々しくメジャーデビューしたが、その後は振るわず。8月にはタイガースへとトレードされ、98年にはエンゼルスへと移籍したが、レギュラーは遠く、打率は2割前半に低迷。全米ドラフト1位の輝きを放つことが出来ずにいた。ネビンが当時を回顧した。 「学ぶこと、成熟する必要があったということだ。野球が自分の仕事であるにも