Microsoftが米国時間1月16日に米証券取引委員会(SEC)に提出した書類によると、同社はケーブルテレビ会社であるComcastの株式をすべて売却したという。 2008年3月を最後に公開された情報によると、同社はComcastの株式を1億5090万株保有していた。 Microsoftが資金面で問題を抱えていないのは明らかだが、今回の動きは、経済状況の悪化に対応するため、同社がレイオフなどのコスト削減策を検討している最中に起こっている。 Microsoftは、双方向テレビ分野で影響力を持つため、Comcastの株式を大量に保有した。Microsoftは、長年にわたってComcastといくつかの小規模な取引を決めたが、最近の同社の最大顧客は通信企業である。通信企業はIPテレビ(IPTV)サービスを提供することで、Comcastをはじめとするケーブルテレビ会社と対抗しようとしている。