独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、情報セキュリティに関する意識調査を実施し、その結果を公表した。対象は、15歳以上の一般インターネット・ユーザー5142人。「セキュリティホール」や「ボット」などのセキュリティ関連用語の認知度が低いこと、年齢が10代のユーザーはセキュリティ対策が甘いこと、などが分かった。 調査は今年2月に、Webサイトを通じて実施した。IPAの三角育生セキュリティセンター長(写真)は、「情報セキュリティに関する言葉の認知度が低いこともそうだが、言葉の理解度が非常に低い」と調査結果を分析する。「セキュリティホール」の認知度は50.6%。正確にその意味を理解しているユーザーは10.1%しかいなかった。 「ボット」に至っては、認知度は12.8%にすぎず、8割以上のユーザーがボットを知らないことが分かった。理解度も5.0%だった。「我々が普段気軽に使っている言葉も、ユーザー