さてと。 登った峠は下らないといけないけれど、ここは片峠である碓氷峠。標高が400mに満たない群馬県側から旧街道を歩いて峠を登り、ようやく標高1200mもある峠の山頂に着いた。次に向かう軽井沢は標高が1000m程の高原台地であり、200mの高さを下れば江戸から18番目の宿場の軽井沢宿である。 江戸東京日本橋を出発して、江戸時代に造られた五街道の1つである中山道を日帰りで歩き繋いで今回で8回目。群馬県安中市にあるJR信越本線の終点の横川駅より出発し、旧中山道である山道を12km以上歩いてきた。江戸時代に難所と呼ばれていた碓氷峠を苦労して登り、ようやく群馬県から長野県に突入した。 群馬県と長野県の県境にある神社碓氷峠の頂上から長野県側には車道が造られているが、もちろんその車道は旧中山道ではない。インターネットや本を調べると、碓氷峠から軽井沢宿までの旧中山道は歩ける道も残っていると書かれている内