AIツール「Copainter」でラフから生成
次は、ちょっとだけ手を掛けてみて、ラディウスファイブのAIツール「Copainter」を使ってみます。2024年12月に、ラフ画像からきれいな線画を生成してくれる「線画」機能が追加されました。無料のお試しでも登録時に10回、月に3回ほど使うことができるのでお手軽に試せます。
まず、お絵かきソフトでラフ画像を3分ほどで作ります。それにプロンプトを添えて「線画」で線画を作成します。それなりに女性の着物や蛇が認識されたようなので、次の段階の「下塗り」を同じプロンプトで実施します。イメージ通りだった場合には、その2枚を指定する「着彩」をすると、その2枚が結合されて画像として完成します。
定番「Midjourney」はオリジナルキャラクターで年賀状ができる
次は、クラウド画像生成AIサービスの「Midjounery」です。せっかくなので、本連載の作例モデルキャラクターである「明日来子さん」の画像を使って、着物姿に蛇を一緒におめでたい雰囲気の画像を作りました。
一応、「Happy New Year!」のプロンプトも入れてみたのですが、左下に小さく追加されるだけでした。昨年1月の記事に使った、明日来子さんの画像をクリエティブリファレンスとして指定し、強度0(--cw 0)にします。こうすることで、顔だけを参照して、似たような顔にしてくれます。完全に一致はしないので、何枚も出して良さそうなのを選びます。なお、生成にあたっては最新バージョンのVer 6.1ではなく、Ver 6を使っています。このバージョンの方が似た顔が出やすいためです。
この連載の記事
-
第98回
AI
動画生成AIの進化がすごい 「超リアル」「ローカルで動く」2つの方向に -
第97回
AI
AI法案、柔軟規制で国会審議へ 罰則なし“ソフトロー”の狙いは -
第96回
AI
AI生成の3Dデータが実用レベルに近づいてきた -
第95回
AI
月3万円で使えるOpenAIの「Deep Research」 驚異的だが、情報格差が広がる不安も感じた -
第94回
トピックス
1000円あればOpenAIレベルのAIが作れる DeepSeekで注目の「蒸留」とは -
第93回
AI
DeepSeek R1、無料で使えるAIとしては最強クラス -
第92回
AI
動画生成AI、ついにアダルトの扉が開く -
第91回
AI
AIの書いた小説が普通に面白い ChatGPT「o1」驚きの文章力 -
第89回
AI
OpenAI「Sora」残念な離陸 中国勢が飛躍する動画生成AI -
第88回
AI
1枚の画像から、歩き回れる“世界”ができる 来年のAIは「ワールドモデル」がやばい - この連載の一覧へ