この基準は2022年12月1日から導入され、2024年11月30日まで移行期間がありました。
現在は全ての新商品がこの基準に従うため、消費者はこれらの表示を信頼できる可能性が高いです。
https://www.jcia.org/en/common/download/top/jcia-notifications-spf-pa.pdf
https://www.jcia.org/en/approach/safety/usefulness
日焼け止めのラベル表示に関する規制は、日本では日本化粧品工業会(JCIA)によって定められており
2021年に耐水性試験とラベル表示の新しい基準が追加されました。
この基準は国際標準ISO 18861に基づき、2022年12月1日から有効となり、2024年11月30日まで移行期間がありました。
2025年からは全ての新商品が新しいラベル表示方法「UV耐水性★(1つ星または2つ星)」を使用する必要があります。
水没時間 | ラベル表示 | 備考 |
40分(20分×2) | UV耐水性★ / UV耐水性☆ | 短時間の水や汗に耐える |
80分(20分×4) | UV耐水性★★ / UV耐水性☆☆ | 長時間の水や汗に耐える |
それ以外 | 耐水性表示不可 | 試験をクリアしない場合 |
以前は「汗に強い」や「防水」といった表示に根拠がなく、信頼性が低いとされていましたが
新しい基準では、これらの表示を行う商品は耐水性試験をクリアする必要があります。
そのため、2025年以降の新商品は、これらの表示を信頼できる可能性が高いです。
基準はJCIAの自主基準であり、法律上の強制力はありませんがMHLWと消費者庁に認められており、多くの企業が従うとされています。
新しいラベル表示は「UV耐水性★」や「UV耐水性★★」となり、
従来の「防水」や「汗に強い」という言葉はラベル上では禁止されています。
日本では、日焼け止めの規制は厚生労働省(MHLW)の医薬品医療機器等法(PMDL)に基づき行われていますが、具体的な基準は日本化粧品工業会(JCIA)が自主的に定めています。
2021年に、JCIAはISO 18861(化粧品の耐水性試験方法)に基づく「耐水性決定基準UV保護効果(2021年)」を追加しました。
この基準は、2022年12月1日から有効となり、2024年11月30日まで移行期間が設けられました。
この期間中、企業は古いラベル表示を使用することが許容されましたが、2024年12月1日以降は全ての新商品が新しいラベル表示方法に従う必要があります。
新しい基準では、耐水性のラベル表示は「UV耐水性★」または「UV耐水性★★」となります。具体的には:
40分間の総水没時間(20分×2)の場合、「UV耐水性★」または「UV耐水性☆」と表示。
80分間の総水没時間(20分×4)の場合、「UV耐水性★★」または「UV耐水性☆☆」と表示。
この表示は、SPF値やPA(UVA保護等級)と一緒に示されなければならず、
また、「UV耐水性★★★」や「防水」のような表示は禁止されています。
今までは「汗に強い」や「防水」の表示が以前は根拠がなく信頼できないとされていましたが、
新しい基準では、これらの表示を行う商品は耐水性試験をクリアする必要があります。
ただし、基準文書では「防水」や「汗に強い」という言葉そのものはラベル上では禁止されており、
代わりに「UV耐水性」の表示が標準化されています。これは、以前の表示が標準化されておらず消費者に混乱を与えていたためです。
この変化は、消費者が日焼け止めを選ぶ際に、より信頼性の高い情報を得られることを意味します。