2025-03-17

2025年からは、日焼け止めの「汗に強い」や「防水」の表示は、JCIAの新しい基準に基づいた耐水性試験クリアした商品のみが使用可能とされています

この基準2022年12月1日から導入され、2024年11月30日まで移行期間がありました。

現在は全ての新商品がこの基準に従うため、消費者はこれらの表示を信頼できる可能性が高いです。

https://www.jcia.org/en/common/download/top/jcia-notifications-spf-pa.pdf

https://www.jcia.org/en/approach/safety/usefulness

背景と基準の詳細

日焼け止めのラベル表示に関する規制は、日本では日本化粧品工業会(JCIA)によって定められており

2021年に耐水性試験とラベル表示の新しい基準が追加されました。

この基準国際標準ISO 18861に基づき、2022年12月1日から有効となり、2024年11月30日まで移行期間がありました。

この期間中、古いラベル表示も許容されていましたが、

2025年からは全ての新商品が新しいラベル表示方法UV水性★(1つ星または2つ星)」を使用する必要があります

水性ベル表示の詳細

水没時間ベル表示備考
40分(20分×2)UV水性★ / UV水性時間の水や汗に耐える
80分(20分×4)UV水性★★ / UV水性☆☆時間の水や汗に耐える
それ以外水性表示不可試験クリアしない場合

信頼性の変化

以前は「汗に強い」や「防水」といった表示に根拠がなく、信頼性が低いとされていましたが

新しい基準では、これらの表示を行う商品は耐水性試験クリアする必要があります

そのため、2025年以降の新商品は、これらの表示を信頼できる可能性が高いです。

基準はJCIAの自主基準であり、法律上強制力はありませんがMHLW消費者庁に認められており、多くの企業が従うとされています

新しいラベル表示は「UV水性★」や「UV水性★★」となり、

従来の「防水」や「汗に強い」という言葉はラベル上では禁止されています

規制基準歴史

日本では、日焼け止め規制厚生労働省MHLW)の医薬品医療機器等法(PMDL)に基づき行われていますが、具体的な基準日本化粧品工業会(JCIA)が自主的に定めています

2021年に、JCIAはISO 18861(化粧品の耐水性試験方法)に基づく「耐水性決定基準UV保護効果2021年)」を追加しました。

この基準は、2022年12月1日から有効となり、2024年11月30日まで移行期間が設けられました。

この期間中企業は古いラベル表示を使用することが許容されましたが、2024年12月1日以降は全ての新商品が新しいラベル表示方法に従う必要があります

新しいラベル表示方法

新しい基準では、耐水性のラベル表示は「UV水性★」または「UV水性★★」となります。具体的には:

40分間の総水没時間20分×2)の場合、「UV水性★」または「UV水性☆」と表示。

80分間の総水没時間20分×4)の場合、「UV水性★★」または「UV水性☆☆」と表示。

この表示は、SPF値やPAUVA保護等級)と一緒に示されなければならず、

SPF保持率や90%信頼区間はラベル記載できません。

また、「UV水性★★★」や「防水」のような表示は禁止されています

「汗に強い」や「防水」の扱い

今までは「汗に強い」や「防水」の表示が以前は根拠がなく信頼できないとされていましたが、

新しい基準では、これらの表示を行う商品は耐水性試験クリアする必要があります

ただし、基準文書では「防水」や「汗に強い」という言葉のものはラベル上では禁止されており、

代わりに「UV水性」の表示が標準化されています。これは、以前の表示が標準化されておらず消費者に混乱を与えていたためです。

この変化は、消費者日焼け止めを選ぶ際に、より信頼性の高い情報を得られることを意味します。

特にプールスポーツなどで汗をかく場面では、耐水性の高い商品を選ぶことが重要であり、

新しい基準によりその選択が容易になります。また、ラベル表示が標準化されたことで、商品間の比較簡単になります

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