これまで数々の人間たちが私に妙に優しく接してくれた。
要するに、私は知的障害者と思われているのである。
親にすら、私は知的障害者として手厚く扱われているのである。
知的障害者だから、かくも綿密に一挙手一投足を検討し世話をしなければならないという話である。
私が周囲の人間に知的障害者として扱われているとすれば、すべて合点がいく。
私は知的障害者だったのだ。
35歳を間近にして、定職に就くことなく、友人に誘われることもなく、クレジットカードに100万円近い負債を残し、
四半世紀にわたって実家の子供部屋に巣食い続ける怪物である。
紛れもなく知的障害の成せる業としかいいようがない。
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