遠足の時に水筒が買えなくて酒瓶に水を詰めて持っていった、というのが母の定番の愚痴だ
そんな生活必需品にも欠く子供時代を送ったせいか、母はゴミ箱という物を使おうとしない
ではどのようにゴミを捨てるのか?
ペットフードの大きな空袋が出たらその中、
大きな箱が空いたらその中、
場所も台所だったり、洗面所だったり、一階の和室だったりまちまちだ
だって毎回
「これを捨てたいけどどこに捨てればいい?」
と母に聞かなくてはならないし、その時にゴミを見せなければならない
わたしはゴミを捨てることが苦痛になり、みごとに汚部屋の持ち主になった
母には
「なんでゴミを捨てないんだ」
と叱られたけれどうまく説明できなかった
ここまで書くと貧困家庭の話のようだけれど、そうではない
父はうまく時代に乗って高級取りだったし
わたしは結婚で家を出たとき、家具は無印やニトリで揃えたけれど
ゴミ箱だけは奮発してsimplehumanの30Lを分別の数だけ並べた
すごい存在感だ
蓋には何を入れるかのシールも貼った
小さい頃に何かを禁止されると、大人になって狂ったように買うというけれど
母は今、認知症になった
ゴミを捨てるのが苦手になったので
「まずはゴミの住所を作りましょうね」
と言いくるめてkcudの33Lゴミ箱とゴミ袋を用意したけれど
今までの生活に存在しなかった物だから、目障りだったのかもしれない
その代わりシンク下に
見つけた時は息を呑んだ
俺のAI判定によると、AIではないなこれは
今回のAIはなかなか読ませるものがあった
ダウト!お父はんゴミどないしてはったんや?😅
読んでくださってありがとう 父が出したゴミは母が捨ててました ダウトに思われるのも当然です あと思い出したのですが一箇所だけゴミ箱ありました お手洗いの汚物入れです
ワイは幼い頃からおっぱいを禁止されてたから、大人になったら狂ったようにそれ買ってたんや…
母の実家がド田舎でなんでも庭に出して燃やしてたんだろうな
うちもそれに近かった。他にもティッシュとかペンとか生活用品が常に無い状態だったな。