夫は外科医だ。
月に2、3回当直がある。普段の勤務の後、夜は急患、急変に対応し、当直明けも通常通りの勤務がある。朝7時頃から次の日の22時位まで病院にいるので、休憩含め40時間連続で働いているということになる。
医師の当直は、何も起こらなければ寝て過ごす、宿直扱いというのが建前で、労働基準法には抵触しないということになっている。
だけど実体は、寝て過ごせることはほとんどなくて、ナースからの問い合わせがしょっちゅうあり、急患対応やら緊急手術やらもあって寝不足で朝を迎え、そのままカンファレンス、病棟対応、そして診察あるいは手術をすることになる。
寝不足で手術をしたりするのは、当然、危ない。身近で見ているとわかるけど、やっぱりミスは起こる。家族には事前にリスクの説明はしているので、医療ミスとして表沙汰になることはそう多くなくても、実は小さな失敗はたくさん起こっている。命に関わることだって、ある。
旅客機のパイロットの連続勤務は12時間までになっている。医師も、その判断が人命に直結するという点では、同じような労務管理が必要ではないか。
現場の医師というのは本当に忙しいし、数も少ないので労働運動は盛り上がらず、医師の労働環境がマスコミや国会で扱われることはほとんどない。また、昔からの医局の慣習があって、自浄作用が全然ない。外野からみると「その分高給もらってるんでしょ」とか、報酬と対価の問題にすり替わってしまうということもある。
いちばんの問題は、寝不足の医師の治療を受けるのは、患者にとってかなりの不利益だということだ。医師の当直明け勤務は、人の命を危険にさらす。そのことがもっと広まって欲しい。
医者は自分たちが一番偉いと思ってるんで、医者以外の指図を受けたくないんだよね だから労務管理の専門家とかも入れたがらない そういう意味じゃ自業自得だけど、患者に不利益があ...
増田は医療関係者じゃないのかな 夫との仕事の会話もあまりないのかな? 根本的に医者が足りない以上、一人当たりの医者の仕事を減らす=医療を受けられる患者の数を減らす事しか...