秋田市文化創造館(秋田市千秋明徳町、TEL 018-893-6424)が現在、「クリエイター・イン・レジデンス 2025」の参加者を募集している。
2021年から毎年、市民の創作的活動の支援などを目的に、秋田市に滞在して制作活動に取り組むクリエーターを公募するプロジェクト。これまでに「やまは蔵、まちの原木、ケズリカケの日々」「滑琴狂走曲 in 秋田!」「あときとた」「10デイズランスルー」など、公募などで選ばれたクリエーターが、ユニークなタイトルで身体表現や音響などをテーマに展開し、市民を交えたリサーチ活動やワークショップなどを開く。
今年の滞在期間は、8月~10月の間の28日~60日間。活動分野や経験、居住地、年齢などを問わず、1、2組の採択を予定する。
「秋田の人や自然、事物と関わりながら、一緒に動いてくれる人に応募してもらいたい。どのようなアイデアも歓迎。スタッフ共、ドアを目いっぱい開けて待っている」と東京芸術大学准教授で同施設館長の西原みん(王へんに民)さん。
2月2日に開いたオンライン説明会には、県内外の10人以上が参加。同施設スタッフの芦立さやかさんは「当施設は、変化を恐れず、常に新しい可能性に挑戦し続け、あらゆる可能性を受け止める器でありたい。県内で活動するクリエーターの皆さんにも応募してもらえれば」と呼びかける。
応募条件は、下見のための来館ができること、滞在期間中に自立した生活や制作活動ができること、活動記録を主催者と共有することなど。活動支援金として30万円のほか、7万円を上限に交通費を支給する。説明会で寄せられた質問などはウェブサイトで公開する。応募締め切りは3月10日18時。