1月の輸入車販売、13カ月ぶりプラス 独VWが5割増
日本自動車輸入組合(JAIA)が6日発表した1月の輸入車販売台数(日本メーカー車除く)は、前年同月比8%増の1万4820台だった。2023年12月以来13カ月ぶりに増えた。主要車種の刷新で旧型車の在庫が不足していた独フォルクスワーゲン(VW)は新型車の供給が進み、52%増の2609台だった。
VWは7カ月ぶりに増えた。1月にモデルチェンジした「ゴルフ」などが好調で、同社の担当者は「新車の供給体制が整い販売を押し上げた」とした。ブランド別にみると、独メルセデス・ベンツが3%増の3466台で首位だった。2位はVW、3位は独BMWで1657台(8%増)だった。
電気自動車(EV)は3%増の1216台で3カ月連続で増えた。BMW傘下の小型車ブランド「ミニ」のEVなどが好調だった。中国の比亜迪(BYD)は75%減の53台で、同社の担当者は「日本向けの新車の出荷を一時止めていた影響が出た」とした。
乗用車の価格帯別では1000万円以上が4%増の2838台、400万円以上1000万円未満が15%増の8475台、400万円未満は6%減の2839台だった。