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　ニッポン放送は12日、看板番組「オールナイトニッポン」で、三笠宮家の彬子さまがパーソナリティーを務める特番を4月に放送すると発表した。1975年には彬子さまの父である故・寛仁さまをパーソナリティーに迎えたオールナイトニッポンを放送しており、皇室として半世紀ぶりの出演になるという。

　番組名は「彬子女王のオールナイトニッポンPremium」。2時間の放送を予定しており、日時などの詳細は今後発表する。

　彬子さまは、寛仁さまの長女として生まれ、学習院大を卒業後、女性皇族として初めて英オックスフォード大で博士号を取得。著書「赤と青のガウン　オックスフォード留学記」が昨春に文庫化され、30万部を超えるベストセラーになっている。

　ニッポン放送によると、著書が話題になっていることを受け、複数のルートを通じて出演を打診したところ、「ご快諾いただいた」という。番組では、彬子さまが自身の言葉でこれまでの人生を語り、ゲストとして歌舞伎俳優の中村勘九郎さんと落語家の立川志の八さんも出演。専門である日本美術や伝統芸能について語り合うほか、リスナーからのメッセージや質問に答えるコーナーも用意している。

　同社の檜原麻希社長はこの日の定例会見で、「ロイヤルファミリーのじかの声を聴ける機会はなかなかない」とし、「海外にも生活の基盤があって今の日本を見て色々なことを感じられている感性豊かな方だと思うので、お迎えして滞りなく番組ができたら、と楽しみにしている」と語った。