米ウクライナ、「部分停戦」議論か サウジで協議、支援再開など焦点

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ワシントン=下司佳代子 ロンドン=藤原学思
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 ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、米国とウクライナの外相ら代表団による協議が11日、サウジアラビア西部ジッダで始まった。2月末の首脳会談決裂で大きくひびが入った両国関係を修復させ、米国の軍事支援や停戦をめぐる首脳間協議の再開につなげられるかが焦点となる。

 米側はルビオ国務長官やウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)、ウクライナ側はイエルマーク大統領府長官、シビハ外相、ウメロウ国防相が参加。イエルマーク氏はSNSに「米代表団との会談は、非常に建設的な形で始まった。我々は公正かつ永続的な平和をもたらすために努力している」と記した。米側の2人は、2月にサウジの首都リヤドであったロシア側との高官協議にも参加している。

 ルビオ氏は10日、ジッダに向かう機内で記者団に「ウクライナ側の立場を理解し、どのような譲歩をする意思があるのか、大まかに把握する必要がある。(ロシアとウクライナの)双方が譲歩しなければこの戦争を終わらせることはできない」と語った。首脳会談の決裂で署名が見送られた、ウクライナの希少資源をめぐる協定は、今回の主要議題ではないという認識も示した。

 「この状況に軍事的な解決策はないと双方が理解することが重要だ。ロシアはウクライナ全土を征服できないし、ウクライナは合理的な期間内にロシアを2014年の状態(南部クリミア半島の占領前)まで押し戻すことは明らかに難しい」とも述べた。

英紙「ウクライナ側、部分停戦を米側に提案予定」

 一方、トランプ米大統領は9…

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この記事を書いた人
下司佳代子
アメリカ総局|米国の外交・防衛
専門・関心分野
国際報道
藤原学思
ロンドン支局長
専門・関心分野
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