消防庁や陸海空自とレスキュー法を検討、救出着手急ぐ 道路陥没事故

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田渕紫織
【動画】埼玉県八潮市の道路陥没現場2月6日の様子=遠藤雅彦撮影
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 埼玉県八潮市の道路陥没事故は、発生から10日目の6日も、穴に転落したトラックの男性運転手の救助に向けた作業が続いた。大野元裕知事は6日の県対策会議で「地域消防や(総務省消防庁、陸海空の自衛隊とレスキュー方法を検討しているところ。県としても土木的な工法を早急に検討し、すべての関係者と連携し、早い救出作業を着手できるようにしたい」と話した。

 5日には、陥没地点から100~200メートルほど下流にある下水道管(直径4・75メートル)の中でトラックの運転席部分とみられるものが発見された。男性の行方はわかっていないため、県は6日も近くのマンホールからドローンを入れるなどして周辺の調査を続けた。

 運転席があるとみられる現場は「速い水流、想定される土砂、さらに一定の濃度を維持している硫化水素など克服すべき課題が多い」(大野知事)。特に懸念するのは水流で、5日時点では、高さ約3メートルある運転席部分の半分ほどが流水につかっている。さらに上流では、土砂などの堆積(たいせき)物が下水道管を塞いでいたという。

 陥没地点付近の下水道管への流量を減らすため、県は6日、上流のマンホールから汚水をくみ上げて下流に逃がすバイパスの設置を進めた。毎分4立方メートルの汚水を取り込めるという。

 また、陥没現場からの救助に…

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この記事を書いた人
田渕紫織
東京社会部|災害担当
専門・関心分野
災害復興、子ども
埼玉・八潮の道路陥没事故

埼玉・八潮の道路陥没事故

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