第1回「仲間がいたから」博多華丸さんが語る地獄の時代 自然体で全国区に

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松本江里加
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 バラエティーからドラマ、情報番組のキャスターまで。テレビで顔を見ない日はないほどの活躍ぶりを見せる博多華丸さん(53)。大吉さん(52)とのコンビ結成から33周年。2024年も地元福岡での大型イベントや座長公演などを控える。「福岡のスター」は、持ち味の博多弁とともに今や全国区。だが、貪欲(どんよく)に新境地を切り開いた、という感じでもない。極意はあると?

「コーディネーターに心血注ぐ」

 《24年2月、コンビ結成33周年を祝い、福岡ペイペイドームでお笑いイベント「華大どんたく」を開く。人脈を生かし、千鳥やかまいたち、中川家ら有名芸人を集める》

 はい、博多のグルメの力です。福岡なら行きたい、夜も楽しいってあるじゃないですか。その力を借りて集まってもらう。意気込み? それ(を語るの)は大吉さん担当で、僕の役目はケータリング、裏のケア。「焼き鳥食べたい」を含め、ホテルがないとか寒いとか(芸人仲間の注文)へのケア。私の一番生きる道というか、とっても大事にしてるんで。なんなら本業ですもん、コーディネーターですから。そこに心血注ぐ、みたいな。

 《漫才からNHK番組のキャスターまで。幅広い活躍で博多弁を全国区の存在にした》

 「いつまで博多弁で博多の話するんですか」「明太子(めんたいこ)はもう口に出さないで」って、よく突っ込まれる。特に千鳥とかに。でもその内容が放送されるので、まだいいのかなって。いつまで許してくれるのか。割に皆さん、世間は寛大だなあ、と思います。

「最初から芸人を目指したわけじゃない」

 《芸人を目指すきっかけも博多弁。福岡出身の俳優・陣内孝則が、主演ドラマで地元の言葉で話す姿を見て、「自分も全国放送でしゃべりたい」と》

 憧れましたね。でも、最初か…

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この記事を書いた人
松本江里加
西部報道センター
専門・関心分野
地方創生、子どもの権利、福祉,など

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