４日目（最終日）は、十和田湖から八幡平アスピーテラインを通り、小岩井農場を経て盛岡へ。八幡平以外は行き当たりばったりのドライブでした。<br />盛岡駅でレンタカーを返却して東北新幹線で帰宅します。<br /><br />［旅程］<br />9月27日（金）　横浜→東京→平泉→八戸（泊）<br />9月28日（土）　八戸→青森→八甲田→蔦温泉（泊）<br />9月29日（日）　蔦温泉→奥入瀬→十和田湖（泊）<br />9月30日（月）　十和田湖→八幡平→小岩井→盛岡→東京→横浜

秋の東北周遊３泊４日　４日目（八幡平・小岩井農場・盛岡）

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2024/09/27 - 2024/09/30

8位(同エリア349件中)

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2024/09/30

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４日目（最終日）は、十和田湖から八幡平アスピーテラインを通り、小岩井農場を経て盛岡へ。八幡平以外は行き当たりばったりのドライブでした。
盛岡駅でレンタカーを返却して東北新幹線で帰宅します。

［旅程］
9月27日（金）　横浜→東京→平泉→八戸（泊）
9月28日（土）　八戸→青森→八甲田→蔦温泉（泊）
9月29日（日）　蔦温泉→奥入瀬→十和田湖（泊）
9月30日（月）　十和田湖→八幡平→小岩井→盛岡→東京→横浜

エリア

八幡平（岩手側）(岩手)

旅行の満足度: 4.0

観光: 4.5

グルメ: 4.0

交通: 4.0

同行者: カップル・夫婦（シニア）

一人あたり費用: 10万円 - 15万円

交通手段: レンタカー新幹線私鉄

旅行の手配内容: 個別手配

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９月３０日（月）晴れのち曇り
十和田ホテルで朝を迎えます。

十和田ホテル宿・ホテル
5:30 朝風呂に入ると、ちょうど十和田湖、中山半島、御倉半島、十和田山の向こうから昇るご来光が見え、いっそう清々しい気分になりました（写真はGoogleマップから拝借）。

大浴場はサウナ、内湯、露天風呂が棚田状に並んでいて（サウナは早朝は稼働していません）どこからも同じ景色が望めるようになっていますが、ご来光は一番前方の露天風呂より内湯の方が美しく見えます（ちょっとしたトリビア）。
朝食は7時から。昨夜と同じ宴会場「白樺」で。
ドリンクバーがあります。リンゴジュース、野菜果実ジュース、牛乳、コーヒーが飲み放題。
食事は前夜のうちに和食・洋食を選択してあります。もちろん和食で。
オーソドックスな献立ですが、夕食同様、ご飯を含め全ての料理が美味しい。大満足。

名建築との名残を惜しみつつ、
再度、ホテル内外を見学します。
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ホテルスタッフが玄関ホールで記念写真を撮ってくださいました。
8:35 ホテルをチェックアウト。
道の駅十和田湖が和井内交差点付近に建設中。あと２週間ほどで開業するようですが、ちょっと不便な場所なので、経営は大丈夫かな？

国道103号に入り、15分ほど走るとこんな景色が。

十和田湖から流れ出る大湯川に設けられた止滝発電所の上部水槽と余水吐のようです。
鹿角市の国道103号沿いには秋田杉の美林が続きます。
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道の駅おおゆを経て国道282号を通り、国道341号、八幡平アスピーテライン（岩手県道・秋田県道23号大更八幡平線）に入るつもりでしたが、途中、こんな看板を見たのでショートカットして立ち寄ってみます。

世界遺産北海道・北東北縄文遺跡群の19の構成資産の一つです。

大湯環状列石名所・史跡
万座環状列石（最大径52メートル）と
野中堂環状列石（最大径44メートル）の二つの環状列石があります。

周辺からは、土偶や土版、動物形土製品、鐸形土製品、石棒、石刀などの祭祀・儀礼の道具が数多く出土しているそうです。

これから向かう八幡平などの山々が見えてきます。今年２月末に花輪線から見た雪景色とはまた違った趣きがあります。
https://4travel.jp/travelogue/11889615
正面は八幡平（標高1,614 m）かな？
秋田県道・岩手県道318号八幡平公園線（八幡平樹海ライン）は通行止め。地理や事情に詳しくないので不安になります。
10:25 八幡平アスピーテラインに入りました。
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大沼地熱発電所
アスピーテライン途中に見つけたので立ち寄ってみます。

大沼地熱発電所名所・史跡

地下から噴き出す蒸気の力で
タービンを回し、発電しています。

地熱発電所を見るのは初めて。感動しました。
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八幡平ビジターセンター
情報収集に立ち寄ります。

八幡平ビジターセンター美術館・博物館
「現在、山頂周辺は八幡沼周辺の草紅葉が最高です！！低木類の色づきも進んでいます。」

楽しみ。
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目の前が大沼。

大沼自然・景勝地
すでに秋の気配が漂っています。
熊が出るそうなので、深入りはしません。
9月19日～25日の１週間で、成獣が8回も自動撮影カメラに写っていたらしい。
足元にはリンドウの花。
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中腹から湯気が立ち上っているのはふけの湯です。

蒸の湯温泉ふけの湯宿・ホテル
アスピーテラインの絶景区間に入ります。

両側に強風で枯れたアオモリトドマツが連なります。
低木は色づいています。
頂上に近づいてきたようです。
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大深沢展望台からの眺め。畚岳（もっこだけ、標高1,578m）でしょうか。

大深沢展望台名所・史跡
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焼山と森吉山の重なり
八幡平山頂レストハウスが見えてきました。
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そこに車を停めて

八幡平山頂レストハウスグルメ・レストラン
周辺を見渡します。
畚岳がより近く見えます。
雲が出て視界が悪くなりました。

八幡平山頂の秋田県・岩手県県境
八幡平山頂自然探勝路へ。
多くの中高年ハイカーが押し寄せています。
私たちは体力的に八幡沼まで歩くのは無理なので、鏡沼まで。
イチオシ

水鏡の紅葉を楽しむことができました。
鏡沼は、近年「八幡平ドラゴンアイ」として脚光を浴び、八幡平の客寄せパンダ的存在。でも、こんな景色が見られるのは５月下旬から６月上旬だけです。
岩手山（標高2,038m）は、雲に隠れて見えません。
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12:20 源太岩展望所
振り返ると畚岳。

源太岩展望台名所・史跡
これが源太岩。
少し進むと緑豊かな八幡平市の町が見えます。
松尾八幡平地熱発電所生産基地

ここで蒸気を掘り出して、長いパイプで650m離れた
松尾八幡平地熱発電所まで送り、タービンを回します。
御在所スノーシェルター
いくつものスノーシェルターを潜ります。
本来はこの先、道の駅にしねに立ち寄ったあと、盛岡に向かうはずでしたが、アスピーテラインから見えたある場所に方向転換します。
稲刈りが始まっています。
松尾八幡平ICから東北道へ。
岩手山（2,038m）がようやく姿を表します。
ススキの群落
滝沢ICで下道に。

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目指したのは小岩井農場です。

アスピーテラインから牧場が見えたので、「あれが小岩井農場」と言ったら、妻が行ってみたいと。私はてっきり既訪と勘違いして、旅程から外していました。私が行ったと勘違いしていたのは那須千本松牧場でした。

小岩井農場まきば園テーマパーク
園内は相当広大なので園内周遊バス「もぅもぅ号」（＠200円）で周回します。
まきば園はテーマパークで親子連れが大勢遊んでいます。
ひつじエリア
まきばの天文館
まきばのホール
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ミルク館

小岩井農場ミルク館グルメ・レストラン
フリスビーで遊ぶにも広すぎる。
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まきば園から道を隔てた上丸牛舎へ。

小岩井農場は1891年（明治24年）、日本鉄道会社副社長小野義眞、三菱社社長岩崎彌之助、鉄道庁長官井上勝の3人が創業した日本最大の民間総合農場です。

小岩井農場上丸牛舎名所・史跡
運よくJR東日本のガイドツアーが通りがかったので、ガイドさんに記念写真を撮ってもらいました。

一号牛舎

小岩井農場は「日本の20世紀遺産20選」に選定され、農場内には「小岩井農場施設 21棟」として、多くの建造物が国の重要文化財に指定されています。

北海道大学にも明治期の９棟の農場建造物が重要文化財として保存されていますが、小岩井農場はそのほとんどが現役稼働中（動態保存）です。
牛舎の中に入って見学もできます。ホルスタイン牛は近くで見ると想像以上に大きくてびっくりします。
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一号・二号サイロ

小岩井農場一号二号サイロ名所・史跡
三号牛舎
ちょうど牧草の搬入中でした。
四号牛舎
宮沢賢治の詩碑
「すみやかなすみやかな万法流転のなかに
小岩井のきれいな野はらや牧場の標本が
いかにも確かに継起するといふことが
どんなに新鮮な奇蹟だらう」

宮沢賢治は小岩井農場が好きで何度も訪れ、農場を舞台に詩や童話を書きました。
旧育牛部倉庫
秤量剪蹄室
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小岩井農場資料館も見学しました。
農場の概要や歴史、宮沢賢治に関する展示があります。

まきば園や上丸牛舎はあくまでも観光用ですが、周辺には広大な現役牛舎が建ち並び、「日本最大の民間総合農場」であることが理解できます。

小岩井農場資料館美術館・博物館

上丸牛舎の見学を終え、外部道路を歩いてまきば園に戻ります。
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サイロ喫茶室で
妻はチーズケーキと紅茶、

小岩井農場サイロ喫茶室グルメ・レストラン
私は小岩井農場ソフトクリームをいただきました。
15:15 小岩井農場を出るときには、岩手山がくっきりと姿を現しました。
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16:00 白龍
遅めの昼食兼夕食は、盛岡のこのお店。
盛岡の人気有名店らしくこんな時間でも次々と来客が続き、常に満席状態。

白龍本店グルメ・レストラン
「盛岡冷麺」「わんこそば」とともに「盛岡三大麺」に数えられる「じゃじゃ麺」です。当店が発祥らしい。
私は中 700円。妻は小 600円。
小で普通のラーメンと同じくらいの量があります。

平打ち麺の上に、肉味噌ときゅうり、長ネギがのった「ジャージャー麺」に似たスタイル。でも、食べ方も味もまったく違います。
食べる時に、好みで卓上のラー油やニンニクなどを加え、思いっきりかき混ぜます。みそ味に、甘み・酸味・辛味が入り交じったなんとも複雑な味です。
麺を一口残したところで、生卵50円を追加してスープを足してもらい、よくかき混ぜて「ちいたんたん」にしていただくのが流儀です。

大人の休日倶楽部カードを見せると、スープを増量してくれます。
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店を出ると盛岡城址公園の櫻山神社が目の前。

桜山神社寺・神社・教会
16:45 駅レンタカー盛岡駅営業所で車を返却。走行距離は３日間で375kmでした。
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早めに駅に着いたので、みどりの窓口に並んで予約変更。
予定より25分早い17:50発はやぶさ40号で東京へ。

盛岡駅駅

雨続きの９月だったにもかかわらず４日間好天に恵まれ、思い出深い楽しい旅になりました。

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秋の東北周遊３泊４日

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秋の東北周遊３泊４日　３日目（奥入瀬渓流・十和田湖）

2024/09/27～

十和田湖(秋田側)

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この旅行記へのコメント（2）

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Siniさん 2024/10/16 06:23:12

子熊に出会ったのはふけの湯へ行く道すがらでした

feanbag さん、おはようございます。

充実した東北の旅の旅行記を楽しませていただきました。地熱発電所のところで、3年前くらい前に通った道かもと思い始めました。地熱発電所は見学できたのですか？時間があったら寄りたかったところ。

で、ふけの湯の煙がでできたところで確信。そうその道で、小熊が山側から道路に出てきたのに出くわしてしまったのです。小熊は少しの間道路を行ったり来たりしてまた山側に入って行きました、、、車中からとはいえドキドキしました。

その道がアスピーテラインとは。熊の生息地または通り道に道を作ったのは人間の方。熊にとっては迷惑なことでしょうね。

思い出してドキドキ。

Sini

beanbagさんからの返信 2024/10/18 22:27:53

RE: 子熊に出会ったのはふけの湯へ行く道すがらでした

Siniさん

コメントありがとうございます。

大沼地熱発電所は敷地の外から見学しただけですが、今年の夏、孫の自由研究を手伝って原子力発電所や水力発電所、風力発電所、太陽光発電所など各地の発電所を巡った後だけに非常に興味深かったです。その後、松尾八幡平地熱発電所も偶然通りがかり、感慨も一入でした。

ふけの湯もそうですが、松尾八幡平地熱発電所も山の中からもくもくと湯気が上がる姿が遠方からでも見つけることができるのが、関東ではほとんど見られない景色なので、東北を実感しました。

今年は各地で熊の目撃情報が伝えられ、旅行中はもっとも気を遣いました。大沼で、熊の成獣が監視カメラに１週間で8回も写っていたという情報を見たときはやはりビビりました。別荘のある蓼科でも、今年は例年になく鹿の姿を頻繁に目撃しているので、近年の温暖化で野生動物の生態系にも変化が生じてきているのかと思います。

旅行記をいつも楽しみにしています。この夏行かれた阿波池田や祖谷渓には私も昨年訪れたばかりで、懐かしく拝見しました。これからもよろしくお願いします。

beanbag

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