育児と介護「いまダブルケアの最中」、市民回答の2割に 課題も調査

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小西良昭
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 育児と家族の介護が重なる「ダブルケア」。実態をつかむため、滋賀県彦根市が1月、初めて独自にアンケートをした。市民のほか、育児や介護の関係機関が対象。回答した市民の23%が、ダブルケアの最中だった。支援の課題が浮かび上がった。

 自治体独自で調査するのは全国でも珍しい。

 WEB調査で、市民向けは市公式LINE母子手帳アプリ利用者のうち、326人(2・1%)が答えた。支援を担う関係機関は44.7%の46機関が答えた。

ダブルケアとは

子育てと、家族・親の介護など複数のケアを同時に担う状態。2016年の内閣府調査は全国で約25万人(女性約17万人、男性約8万人)いると推計した。高齢化社会や晩婚化、高齢出産で、今後増えると見込まれる。

「ダブルケア」何割が知っている?

 ダブルケアの意味を知ってい…

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