トランプ氏「北朝鮮は核保有国」「ガザ停戦、自信ない」 発言相次ぐ
米大統領に就任したトランプ氏は20日、米ホワイトハウスで記者団に対し、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記について「彼とは関係がよかった。核保有国だが、うまくやれた。私の復帰を喜ぶだろう」と述べた。米政府はこれまで、北朝鮮を核保有国だと認めてこなかった。
韓国外交省は21日、トランプ氏の発言について「第1次(トランプ)政権時や今回の大統領選を通じて言及してきた内容に沿ったものだ」との見解を示した。その上で、「北朝鮮の非核化は韓米をはじめとする国際社会が一貫して堅持してきた原則で、北朝鮮は絶対に核保有国の地位を有することはできない。韓国政府は北朝鮮の非核化のために新トランプ政権と緊密に協力していく」と強調した。
また、トランプ氏は記者団に、19日に開始されたパレスチナ自治区ガザでの停戦の維持に自信があるかを問われ、「自信はない。我々の戦争ではなく、彼ら(イスラエルとイスラム組織ハマス)の戦争だ」と答えた。一方で、ハマスは「非常に弱体化している」とした。また、イスラエルの軍事作戦によって荒廃したガザの現状について「大規模な破壊現場のようなものだ。再建する必要がある。ガザは素晴らしい場所だ」とも語った。
19日に停戦が開始されたガザでは、21日までに大規模な戦闘は報告されていない。ただ、パレスチナ自治政府の通信社WAFAによると、ガザ南部ラファで20日、住民2人がイスラエル軍に射殺されるなど、緊張した状態が続いている。
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