将棋・森下卓九段、史上12人目の公式戦通算1千勝を達成
将棋の森下卓九段(58)が11日、東京・将棋会館で指されたC級2組順位戦の対局で勝ち、史上12人目となる公式戦通算1千勝を達成した。
森下九段は福岡県北九州市出身で、1983年に17歳でプロ入りした。タイトル獲得はないが(挑戦は6回)、棋戦優勝は8回を数え、順位戦A級に通算10期在位した。
森下九段は「棋士になって41年半。40期目の順位戦で千勝を達成できて運を感じます。うれしいとしか言いようがないですね」と笑顔を見せた。
1千勝の中で特に印象深い1勝について、89年3月のC級2組順位戦で加瀬純一七段(67)に勝ってC級1組昇級を決めた対局を挙げた。「苦しい時期が続く中、その対局に勝たせてもらって急に視界が開けました」
これまでに1千勝を達成した棋士は以下の通り。
大山康晴十五世名人▽加藤一二三九段▽中原誠十六世名人▽米長邦雄永世棋聖▽内藤國雄九段▽有吉道夫九段▽谷川浩司十七世名人▽羽生善治九段▽佐藤康光九段▽丸山忠久九段▽森内俊之九段
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