山本麻衣
トヨタ自動車アンテロープス No.23 | ||||||||||||||||||||||||
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ポジション | PG | |||||||||||||||||||||||
基本情報 | ||||||||||||||||||||||||
愛称 | リム | |||||||||||||||||||||||
国籍 | 日本 | |||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1999年10月23日(25歳) | |||||||||||||||||||||||
出身地 | 広島県広島市安佐南区 | |||||||||||||||||||||||
身長 | 163cm (5 ft 4 in)[1] | |||||||||||||||||||||||
体重 | 56kg (123 lb)[1] | |||||||||||||||||||||||
キャリア情報 | ||||||||||||||||||||||||
中学校 | 津島市立藤浪中学校 | |||||||||||||||||||||||
高校 | 桜花学園高等学校 | |||||||||||||||||||||||
経歴 | ||||||||||||||||||||||||
2017- | トヨタ自動車アンテロープス | |||||||||||||||||||||||
代表歴 | ||||||||||||||||||||||||
キャップ | 日本 | |||||||||||||||||||||||
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山本 麻衣(やまもと まい、1999年10月23日[2] - )は、日本の女子バスケットボール選手である。ポジションはガード。広島県広島市安佐南区出身。Wリーグのトヨタ自動車アンテロープス所属。3x3女子日本代表選手で2020東京オリンピックに出場した。
『Number』誌に「精度の高い3Pやフィジカルの強さを活かしたドライブ力、どんな場面でもひるまない度胸の良さは日本屈指」と評価された[2]。
人物
[編集]父は元バレーボール選手の山本健之[3]、母は元三菱電機の実業団バスケットボール選手[4]。1男2女の次女で、2歳上の姉(山本加奈子[5])はTOKYO DIMEでプレーしていた3人制プロバスケットボール選手[6]、弟は高校野球選手として甲子園出場[7]。
来歴
[編集]広島市南区の安芸幼稚園[注釈 1][8]から広島市立川内小学校に進む[注釈 2][9]。最初はバレーボールをやっていたが、同校1年時に、口田東ミニバスケットボールクラブ(広島市安佐北区)でバスケに出会い競技を始める[5]。小学5年時、姉が愛知県の強豪中学に入学するのを機に父を広島に残して家族で愛知県へ転居[3]。 昭和ミニバスに入り、小学6年生の時に全国ミニバス優勝を達成した。中学2年生の時に全国中学優勝を達成。中学3年時は準優勝で優秀選手に選出された。
桜花学園高等学校進学後、1年生からスターティングメンバー入り。インターハイと国民体育大会で優勝。ウィンターカップの準決勝で別の高校に進んだ姉との姉妹対決に勝利したが、大会そのものは準優勝に終わった。高校2年生の時にインターハイ、国民体育大会、ウィンターカップ優勝の3冠を達成したが、高校3年生の時は無冠に終わった。ウィンターカップでは2年連続で優秀選手に選出された。
高校卒業を前にした2018年1月、Wリーグ・トヨタ自動車アンテロープスにアーリーエントリーで加入[2]。2020-21シーズンのWリーグ初優勝に貢献した。
日本代表
[編集]フルコート(5x5)
[編集]日本代表には学生の頃から年代別日本代表に選出されている。2016年FIBAアジアU-18選手権で準優勝を達成。1つ上の世代をまとめるPGとしてチームに貢献した。
2021年8月に初めて日本代表候補に選出され[10]、ヨルダンで開催された2021年FIBA女子アジアカップで日本の5連覇に貢献した。
2022年FIBA女子アジアカップでは、日本は6連覇を逃したが、山本は全5試合に先発出場。アシスト王およびベスト5に選ばれた[2]。
2024年2月の2024年パリオリンピック女子最終予選ハンガリーラウンド(ハンガリー・ショプロン)に於いて日本女子代表が出場権を獲得した際には大会最優秀選手(MVP)を受賞した[11]。
3x3
[編集]3人制バスケット・3x3においては2018年7月からスタートし、その年のU-23の3x3女子日本代表に選出され、FIBA 3x3 U23ワールドカップ2018で準優勝した。翌2019年の3x3 U-23ワールドカップでは決勝で2018年に負けたロシアを下してリベンジを達成して優勝を達成し、大会MVPおよびベスト3に選ばれた[12]。この優勝は5人制、3人制、男女通じて日本勢初のFIBA主催世界大会での優勝である。またシュートコンテストでも優勝。3x3では海外選手やファン、FIBAの人などかなりの人気を集めた。
2021年5月、東京オリンピック予選に出場し3位で出場権を獲得した。FIBA公式サイトが五輪直前に公開した女子3x3競技の10人の注目選手を特集された[13]。7月の東京オリンピックでは予選で4位になり決勝トーナメント準々決勝まで進出したが、予選で勝ったフランスに負けて5位となった。金メダルを獲得したアメリカが大会唯一の敗北を喫した予選リーグの日本-アメリカ戦でチーム最多の8得点を記録した。
経歴
[編集]- 桜花学園高 - トヨタ自動車(2017年〜)
日本代表歴
[編集]- 2016 U17ワールドカップ
- 2016 U18アジアカップ
- 2021 FIBAアジアカップ - 優勝
- 2022 FIBAワールドカップ2022予選
- 2023 FIBAアジアカップ - 準優勝(ベスト5)
- 2024 パリオリンピック世界最終予選
- 3x3
- 2018 U23ワールドカップ - 準優勝
- 2019 U23ワールドカップ - 優勝(MVP受賞)
- 2021 東京オリンピック予選 - 3位
- 2021 東京オリンピック - 5位
- 2022 ワールドカップ - 13位
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ モーリー・ロバートソンの後輩にあたる
- ^ 綾瀬はるからの後輩
出典
[編集]- ^ a b c WJBL 2024.
- ^ a b c d Number 2023, p. 3.
- ^ a b 只木 2020.
- ^ 松永早弥香 (2021年12月10日). “トヨタ自動車・山本麻衣、3度のウインターカップで流した涙 これからも成長し続ける”. 4years.asahi.com. 2024年7月27日閲覧。
- ^ a b RCC NEWS DIG 2024, 4min58sec.
- ^ “山本加奈子選手および出羽汐穏選手との所属合意のお知らせ”. dime-3x3.com. 株式会社東京ダイム (2019年3月29日). 2024年10月1日閲覧。
- ^ Mikami Futoshi (2024年3月19日). “5人制でも「山本麻衣」から「マイ・ヤマモト」へ......女子バスケ、パリ五輪出場の立役者が目指すさらなる高み(page=1)”. webSportiva. 株式会社集英社. 2024年10月1日閲覧。
- ^ RCC NEWS DIG 2024, 0min50sec.
- ^ RCC NEWS DIG 2024, 2min58sec.
- ^ “2021年度バスケットボール女子日本代表チーム 「FIBA 女子アジアカップ2021(ヨルダン)」日本代表候補選手 第8次強化合宿 参加メンバー発表”. 公益財団法人日本バスケットボール協会 (2021年8月26日). 2024年10月1日閲覧。
- ^ “OQT[最終戦]日本86-82カナダ:激戦を制し、パリ2024オリンピック出場権獲得。山本麻衣選手MVP受賞”. 公益財団法人日本バスケットボール協会 (2024年2月12日). 2024年10月1日閲覧。
- ^ “「FIBA 3×3 U23 WORLD CUP 2019」3×3 女子 U23 日本代表チームが初優勝で金メダル獲得‼ 大会MVPに#23 山本麻衣”. 公益財団法人日本バスケットボール協会 (2019年10月6日). 2024年10月1日閲覧。
- ^ “Ten 3x3 women to watch at Tokyo Olympics”. fiba.basketball. International Basketball Federation (2021年7月23日). 2024年10月1日閲覧。
参考文献
[編集]- “プロフィール”. 一般社団法人バスケットボール女子日本リーグ. 2024年10月1日閲覧。
- RCC NEWS DIG (16 April 2024). パリ五輪の星が広島里帰り オリンピック出場権獲得に貢献 女子バスケ日本代表・山本麻衣 (ウェブ動画). 2024年7月28日閲覧。
- 只木信昭 (2020年6月21日). “山本麻衣、元Vリーグ選手の父からの助言が糧に けがが一番駄目「抜くときは抜け」”. sanspo.com. 2024年10月1日閲覧。
- 「FACE 山本麻衣(バスケットボール)」『Number』第44巻第15号、文藝春秋、2023年9月7日、JAN 4910268510936。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 山本麻衣 (@mai10rimu23) - X(旧Twitter)