18日の香港株式市場で中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)の株価が一時6%高となった。同社は前日、ガソリン車が燃料を補給するのと同程度の速さで充電可能なEV用新システムを発表した。 BYDの時価総額は約1620億ドル(約24兆2000億円)となり、フォード・モーターとゼネラル・モーターズ(GM)、フォルクスワーゲン(VW)3社の合計を上回った。 BYD創業者の王伝福会長は17日、新型のバッテリーと充電システムにより、新型の「Han L」モデルでは、5分の充電で約400キロメートルの走行が可能になると述べた。来月、販売を開始する。 ガソリンスタンドへの出入りにかかる時間で充電できるとなれば、長時間の停車を嫌がるドライバーのEV乗り換えにつながる可能性がある。