新カテゴリが加わり、分野が広がったSIGGRAPH論文 SIGGRAPHの論文のカテゴリに、今年から新カテゴリが加わった。純粋なコンピュータグラフィックス関連のカテゴリはそのままで、ハプティック(触覚)や、ファブリック(素材)、サウンド(音/音像)などである。 今年の論文は昨年より若干少ない412本の投稿がありその中から昨年よりも多い94本が採択された。採択数は約23%と、一般的な学会の中では特に競争率が激しい部類に入る。SIGGRAPHは論文採択数があらかじめ決まっているわけではなく、ある一定の質を超えた論文はすべて採択されるため、採択数の多い年、少ない年がある。論文はSIGGRAPH向けの投稿だけでなく、学会誌ToG(ACM Transactions on Graphics) からの38本の論文も含まれる。 SIGGRAPHの近年の論文の特徴として、遠い将来に役立つ技術ではなく、数ヶ月