去年、岡山県精神科医療センターの情報システムがサイバー攻撃を受け、患者の個人情報が流出した問題で、原因の調査にあたった専門家による委員会は「推定しやすいパスワードの利用を避けるなど、国のガイドラインを守っていれば防げた人災だった」などとする報告書を取りまとめました。 去年5月、岡山市北区にある県精神科医療センターの情報システムがサイバー攻撃を受け、最大でおよそ4万人分の患者の個人情報が流出しました。 この問題で、専門家による委員会が原因を調査し、報告書が公表されました。 それによりますと、病院内では、当時、保守作業用の装置やすべてのコンピューターで、推測することが可能な同じIDとパスワードが設定され、使い回されていたということです。 さらに、セキュリティー対策が不十分な機器が更新されない状況が続いていたということです。 報告書では、これらを踏まえ、今回の情報漏えいは「推定しやすいパスワード