墓石、霊きゅう車、棺桶(かんおけ)、葬儀──ここは“終活”ビジネスの展示会。そこに、目を引くブースがあった。「孤独死・ごみ屋敷ミニチュア展示中」と書かれたポップに導かれてのぞき込むと、かなりリアルで一見ぎょっとするようなミニチュアがあった。そこでは孤独死などの現場の様子が詳細に再現されているのだ。 8月23~25日に東京ビッグサイトで開かれた「エンディング産業展2017」(TSOインターナショナル主催)。2015年開催の初回から年々出展企業が増え、今年は326社に上った。 ミニチュアを展示したのは、遺品整理クリーンサービスを行うToDo-Company。制作した現場作業員を務める25歳の女性社員に、ミニチュアの制作意図と「遺品整理とはどのような仕事なのか」を聞いた。 「孤独死」「ごみ屋敷」ミニチュアを展示する理由 ――ToDo-Companyはどのような会社なのでしょうか。 弊社は1999