「ESPRIMO D583/KW」
富士通の「ESPRIMO Dシリーズ」は、コンパクトなスリムデスクトップPCとディスプレーを別途購入できるセパレートデスクトップPCだ。富士通の直販サイトである「富士通WEB MARTの法人ページ」で扱っており、購入時には構成の変更や付属品の追加を自由に行なえる。
そもそも「ESPRIMO」全体には、ウルトラスモール筐体の「ESPRIMO Qシリーズ」、コンパクト型筐体の「ESPRIMO Dシリーズ」、液晶一体型の「ESPRIMO Dシリーズ」などがある。そして、この中の2番目「ESPRIMO Dシリーズ」には、ハイエンドモデル、多機能モデル、エントリーモデルの3モデルが用意されている。
多機能モデル「ESPRIMO D583/K」のバリエーションとして、標準価格6万1800円、3月23日までの「期末大特価セール」として送料無料の5万9800円で購入可能なのが、富士通WEB MART専用モデル「ESPRIMO D583/KW」だ。低価格で購入可能で、ユーザーの選択肢が広く用意されているこのモデルを試用してみた。
コンパクトでスマートなデスクトップPC
「ESPRIMO D583/KW」が採用するケースのサイズは、縦置きした時で幅89×奥行き338×高さ332mmだ。本体のみで置いても十分安定するが、より安定させるために縦起き用フットをとりつけた場合は、幅179×奥行き338×高さ344mmとなる。重さは構成によって多少変化するが、約6.0kgだ。
縦起きも横置きも可能な作りで、どう置いてもコンパクトだ。机の上に置いても邪魔にならないのはもちろん、棚などを利用して置くにも置きやすい。ディスプレーの後ろに横向きに置くなどしてもよさそうだ。
本体デザインはフロント部分のみがブラックで、ボディ部分は若干グレーがかったホワイトという感じの色合いだ。フロントに赤いパーツが配置されているあたりが差し色になり、無愛想なだけのオフィスマシンとは少し違う雰囲気を醸し出している。
フロントに光学式ドライブと、USB 3.0×2に、マイク端子とヘッドフォン端子を配置。普段頻繁に使うものはフロント部分だけで十分まかなえるだろう。背面にはUSB 2.0×4、USB 3.0×2、PS/2×2、有線LAN端子、シリアルポート、パラレルポートなどがある。ディスプレー出力関連は選択する構成によって変化するが、試用機ではGeForce GT 635を搭載していたため、DVI×1、DisprayPort×1、D-Sub(アナログRGB)×1があった。
PS/2やシリアル、パラレルなどの端子が用意されているあたり、まさに法人向けモデルという印象だ。コンシューマー向けモデルにはこうしたものを搭載しているものが少ないが、企業によっては周辺機器の関係でまだまだ必要としている場合もあるだろう。
キーボードやマウスは標準ではPS/2接続だが、オプションでUSB接続も用意されている。
(次ページ、「ディスプレーはユーザーの好みと必要に合わせて選択」に続く)
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