日立独自の新開発「スリムブロックLEDパネル」を搭載 “録画テレビ”の機能も◎
噂の新Woooは「S-LED」搭載 日立「L42-ZP05」を直撃レビュー
2010年09月21日 11時00分更新
話題の高画質液晶テレビ「Wooo ZP05シリーズ」の話を聞きつけ、ライターの鳥居一豊氏と一緒に押しかけ取材を敢行! 左が今回お話をうかがった日立コンシューマエレクトロニクス マーケティング事業部 マーケティング本部 商品戦略企画部 部長代理の鈴木宏幸氏
現在液晶テレビにおけるトレンドとなっているのが、バックライトにLEDを用いる製品だ。しかし、先日発表されたばかりの日立の新製品、「<S-LED> Wooo ZP05シリーズ」では、そのコンセプトをさらに進めた新開発「S-LED」を搭載。「スリムブロック型」と呼ばれる新しいLEDバックライトを採用し、これまでの液晶テレビでは表現が難しかった“深みのある黒”を実現したという。
果たしてこれはどんな製品なのか!? ASCII.jp編集部ではライターの鳥居一豊氏とともに直撃取材。実際に製品企画を担当した日立コンシューマエレクトロニクスの鈴木氏から高画質の秘密を聞き出した!
「S-LED」が液晶テレビにもたらした
“黒”の凄みに驚いた
大画面テレビを購入する際にユーザーが一番重要視しているのは、やはり「画質のよさ」だという。そんな中、日立がWoooシリーズの頂点として用意した「ZP05シリーズ」は新開発の「S-LED」を搭載する。
この「S-LED」とはなんだろう? 名前からわかるとおり、「S-LED」はLEDバックライトを採用した液晶パネルのことだが、一般的に知られる「直下型」「エッジ型」のどちらとも異なるまったく新しい方式である「スリムブロック型」のLEDバックライトを採用している。
詳しい仕組みは次ページで解説するが、「S-LED」で目指したところについて鈴木氏は「液晶で本物の黒を再現できるテレビを作ること」とストレートに言う。実際にL42-ZP05が映し出す映像を見た筆者自身も、まず最初に引き締まった黒に驚かされた。
「LEDバックライトが採用されるようになり、液晶テレビが高画質化する可能性はぐっと高まりました。しかも『S-LED』は高コントラストだけでなく、今まで液晶が苦手としていた暗部表現を大幅に向上しました」(鈴木氏)。日立独自の方式を新開発してまで追求した“高画質”へのこだわりに単純に驚かされた。