だれでも、いつでも、安く健康な食事ができる場所があったら、人生のかなりの問題は解決すると思う。仕事でヨレヨレになって夜を迎えたサラリーマンは、チェーン店のしょっぱすぎるメシやラーメンを毎日食って成人病になる必要はない。カネも居場所もない人間は、とりあえずそこに行けば数百円で生き延びられる。自治体が保護が必要だと判断した人には、食事を無料で提供してもいい。そういう場所が必要なのに、どこにもない。
それって、給食とか学食じゃない? そう、そういうのでいいんだよ。別におしゃれじゃなくてもいい。物珍しいメニューを出さなくてもいい。ようするに商売っ気を出さなくていい。そこに行けば、人間に本当に必要な食のニーズが充足される場所。そういう場所が欲しいだけなんだ。
人は誰でも健康で文化的な生活を送れるはずなのに、それができていないなら、行政がやればいい。市場は失敗している。安価で健康的な食事の選択肢はほとんどなく、手軽に食べられるのはジャンクフードばかり。この状況を放置していては、貧困層や単身世帯の健康リスクは高まる一方だ。だからこそ、税金を使って「だれでも食堂」を運営するべきだ。これは社会全体の利益になる公共サービスであり、福祉の一環でもある。
利益を度外視すればできる。その好例がイケアのカフェテリアだ。イケアは100円のホットドッグを提供している。単体では利益が出なくても、来店した人が家具を買えば採算が取れる仕組みだ。自治体が「だれでも食堂」を運営するなら、利益を気にする必要はない。行政が直接やるのが難しいなら、イケアのような企業や社会福祉法人に委託すればいい。重要なのは、「やろうとすればできる」ということだ。
これは何度でも言いたい。食べることが必要なのは、子どもだけじゃない。そう、子ども食堂のことだ。子どもだけが満足に食べられなくて特別にかわいそうな存在なのではない。病気や貧困のせいでまともに買い物や調理ができない高齢者や精神障害者もいるし、低賃金で働く人だって健康的な食事にアクセスできないことがある。だれだって満足に食べられなければ、人生は辛いものになる。
弱い者にとって住みやすい社会は、結局のところ、みんなにとって住みやすい社会だ。だから、子ども食堂を「だれでも食堂」に統合し、行政の補助金で高品質な食事を安価に提供できる大規模な公共食堂をつくるべきだ。既存の民間の飲食店やコンビニがやらないなら、行政がやるしかない。
メシのたびに無料食堂に通うの大変だからカロリーメイト配ればいいだけじゃん
AI
はいAI
ハイレベルで安価な冷凍食品の普及と国民全員が電気を使えて電子レンジくらいは持てる状況はもう食事のセーフティネットが出来上がってる状態だと思うけどな 学食のラーメンより冷...
正直欲しい 食にこだわり無いので毎日行くかもしれない