ようやくClineを触った。「なにこれたーのしー!」とClineに言われるままにApproveボタンを押し続けてたらあっという間に無料クレジット$0.5を使い切ってしまった。
開発者体験としては非常に良いと思ったが、いかんせん「金が溶ける」感が強すぎてしんどい。モデルをclaude-3.7-sonnetじゃなくてDeepSeekにすればもうちょっと安くなったり、それこそOllamaにすれば無料でいけそうだが、ブログ記事など見る限りだと結構しんどそう。
それだったら月額課金してるChatGPT Plusに聞いて書いてもらったコマンドをターミナルにコピペ実行して、コードをVSCodeにコピペしてのほうがまだ体験はいいかもなあと。
あとclaude-3.7-sonnetの出すコードがいい感じっぽいので、Claudeプロに課金するほうが月額$18で、Clineで無限に金が溶けてく感があるより良いのかもしれない。
とにかくClineについては自分的には「金が溶ける」感がしんどくて、これは会社がお金払って使う職業プログラマーには普及するかもしれないが、個人のホビーユースでは厳しいだろうなあと思った。
DeepSeekが出てきたりで競合が低コストでサービス提供することで価格低下圧がかかる可能性もあるかもだが、正直各社先行投資額がデカいので価格競争に入ると全員回収できず生成AI業界終了となるからそんなに値段も下がらない気がする。というかDeepSeek出てきたけど、結局ChatGPT Plusの値下げもないのでやっぱり価格低下はないのかもしれない。
となると今後も個人のホビーユースでCline使うのはしんどいが、一方で職業プログラマーはClineやDevinを使うプログラミングが当たり前になって。昨今「既卒はもちろんのこと、新卒でも情報系出身か趣味等でプログラミング経験ある人しか採用しない」みたいになってるが今後は「ClineやDevinの利用経験ある人しか採用しない。情報系出身でもそれらツール使ったことない人はお祈り」ということになるかもしれない。となると金が溶けるのを気にしなかったり、毎月$500払える富豪の子息しか職業プログラマーになれない世界になるのかもしれない。悲しみ。
とはいえ音楽の世界でいうと、子供の頃からバイオリン習ってる人でないとプロのバイオリニストになれなかったりするっぽいので、同じようなものなのかもしれない。