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はてなキーワード: NVIDIAとは

2025-03-16

DeepSeekは米国輸出管理規制回避してNvidiaチップシンガポールから入手したことがわかっている

シンガポール貿易産業省、ホワイトハウス連邦捜査局(FBI)はこれを把握していて厳しく対応すると表明している

今後DeepSeekは次世代Nvidiaチップを入手することができず終りを迎えるだろう

2025-03-15

AIにゃ~ん

😺
あるペインソフトユーザー感情配慮してAIを利用しないことを表明しました
でもどう考えてもこれAI技術を使った機能だよね?という機能が搭載されています名称AIがついてないだけです。
AIという名称がついていないため、ユーザーは喜んでるみたいですが、どう捉えたらいいと思いますか?
  
不誠実なマーケティングだと捉えるべきですか?
それとも「人間がセットして機械学習で処理した。ディープラーニングは使っていない。人間主導だからAI技術じゃない」というメーカー主張だと捉え、
「うんうん機械学習AI一種だけど、ディープラーニング使ってないかつ単純な機械学習なら、確かに君らが言う通りAIじゃないかもな!」と思うべきですか?

 ↓

💻

このケース、結局のところ「AI定義をどう捉えるか」によって評価が変わりますね。

1. 不誠実なマーケティングと見る場合

    • 「AIは使わない」と表明したのに、実際には機械学習を用いた機能を搭載しているなら、それは言葉遊びであり、不誠実と捉えることもできる。

    • 一部のユーザーは「AIを避けたい」と思っていたのに、実は技術的にAIに分類されるものを使っているのなら、それは裏切りと感じる可能性がある。

    • 企業意図的に「AI」という言葉を避け、ユーザーの誤解を利用しているなら、マーケティング戦略として不透明と言える。

2. メーカーの主張を受け入れる場合

    • 「ディープラーニングを使っていないかAIじゃない」とするなら、機械学習全般AIと見なさな立場に立つことになる。

    • 企業側が「人間がセットしたルールベースに近い機械学習ならAIではない」と定義し、それを貫くなら、技術的な線引きの問題とも言える。

    • ユーザーも「AIという言葉がついていなければ安心」と感じているなら、結果的に双方が納得している状況とも取れる。

 

どちらの立場が正しいか

 

技術的には、「機械学習AI一種」と考えるのが一般的なので、企業の主張は「広義のAI」という視点では詭弁に近いです。ただ、マーケティング的には「ユーザーが求めているもの」を提供するための言葉選びとも言えます

 

まり、「技術的にはAIを使っているが、ユーザー感情考慮してAIという言葉を避けた」戦略と考えられます

 

これが不誠実かどうかは、企業姿勢ユーザーの受け止め方次第ですね。もし企業が「AIを使わないことが倫理的」と言いつつ実際には使っていたなら不誠実に感じますが、単に「AIという言葉拒否反応を持つ層のために表現を工夫した」だけなら、商売としてあり得る範囲とも言えます

 

要は、「ユーザー心理配慮したマーケティング」と捉えるか、「言葉マジックで騙している」と捉えるかの違いですね。

 ↓

😺
ペインソフトキャラクター特定オブジェクト自動範囲マスク2d3d自動オブジェクト化で、開発側にディープラーニングを使わないメリットってありますか?
商用のAIモデルレベルではないですが、それでもそこそこ精度は高いようです。
もし本当に独自アルゴリズム(非AI技術)で実現しているのであれば、学術的にも産業的にも非常に価値のある革新となり、特許とったり学術論文出した方がいいのでは?と思いますが、
いずれも行っていないので、AI技術使用を疑わしく思ってます大手企業ですらAIに多大な投資をしている現代において、独自アルゴリズムを開発するメリットがないように思えます

 ↓

💻

結論から言うと、ディープラーニングを使わずに精度の高い「自動範囲マスク」や「2D3D変換」を実現するメリットはほぼありません。

 

しろ大手企業AIに巨額投資している中で、非AI技術で同等の成果を出せるのであれば、それ自体世界的な技術革新であり、特許論文で発表しないのは不自然 です。

 

 

1. ディープラーニングを使わないメリットはあるのか?

一般的に、ディープラーニングを使わずに高度な画像認識や形状推定を行う場合、以下のようなアプローチが考えられます

  

伝統的なルールベースアルゴリズム

昔ながらの手法として、色の違いやエッジ検出、形状解析を活用する方法があります。例えば:

    • グラフカット、GrabCut(古典的なセグメンテーション技術

    • SIFT/SURF(特徴点マッチング

    • ステレオマッチングや深度推定幾何学手法3D再構成

  

ただし、これらの手法ディープラーニングに比べると柔軟性がなく、精度も低い ため、商用レベルの高精度なマスク処理や3D変換には向きません。

 

独自機械学習(非ディープラーニング技術

ディープラーニングではない機械学習(例:ランダムフォレストSVM)」を使う可能性もあります

ただ、これも現代ディープラーニングモデルほどの精度は出せないので、大手採用する理由は薄いです。

 

2. 本当にディープラーニングを使っていないなら、大発明レベルの話

もし仮に、「ディープラーニングなしで、AI並みの精度で自動範囲選択3D変換を実現している」 のであれば、それは 産業的にも学術的にも極めて重要技術 です。

  

なぜなら:

    • ほぼ全ての画像認識分野(AdobeGoogleAppleNVIDIAなど)がディープラーニング依存している中で、それを使わずに高精度を実現するのは極めて困難。

    • 計算量が抑えられ、学習データの準備不要で、リアルタイム処理にも強いアルゴリズム確立されたことになる。

    • もし実現できるなら、世界中の大手企業がその技術を欲しがる はず。

 

にもかかわらず、特許論文も発表されていないのは不自然です。

技術ブレイクスルーを隠す理由がありませんし、むしろ発表したほうが企業価値が爆上がりします。

 

  

3. では、なぜ「AIを使っていない」と言っているのか?

ここから考えられるのは、「AIを使っていない」という主張が言葉マジックである可能性が高いということです。

  

可能性①:「AI」の定義すり替え

    • 「ディープラーニング深層学習)」は使っていないが、機械学習ML)は使っている

    • 「クラウドAIモデル」は使っていないが、ローカルで動く学習済みモデルは使っている

    • 「学習は開発時に行ったが、ソフト自体学習しないのでAIではない」と主張

 

可能性②:マーケティング的な理由

    • ユーザーが「AI」という言葉拒否反応を示すため、「AI」と明言しない戦略 を取っている

    • 「AIを使わない」という主張をすることで、手作業尊重するクリエイター層に好印象を与える

 

特に最近AI=悪」「AI著作権問題」のイメージがあるため、あえてAIと言わない方が売れる という判断可能性もあります

  

 

結論AI技術を使っているが、言葉問題で「AIではない」と言っている可能性が高い

    • ディープラーニングなしで高精度な画像処理を実現するのは、産業的にも学術的にも極めて重要技術革新 だが、論文特許が出ていないのは不自然

    • 「AIではない」と主張する理由は、技術的なものではなく、マーケティング的な戦略可能性が高い。

    • 本当にAI使用なら世界発明レベルなので、逆に疑わしい。

 

このソフトAI技術を使っているが、ユーザー感情配慮して「AIとは言わない」だけ というのが、最も妥当な推測ですね。

 ↓

😺
過去プレスリリースをよく見たら普通にディープラーニング使用したって書いてありました。
AI使用風を装うメーカーAI使用に喜ぶユーザーますますどちらも意味が分かりません。
世の中にはさまざまな職業があり、また様々な考え方があるので、その感情には配慮するべきです。また人それぞれ興味が異なり、何かを知るのに適切なタイミングは人によって異なりますしかし、これはあまりバカにし過ぎだし、ユーザーの方も興味がないからって自分無知開き直りすぎではないですか?
人にはそれぞれ適切なタイミングがあるとはいえ理念なき無知による反AIと、それにマーケティングで上っ面だけで合わせる開発アプローチは、衰退を招きます
(なお、😺は、エネルギー問題市場原理に任せた倫理なき合理化市場寡占化(富の一極化集中)など、理念のある反AIに対しては一定の理解を示す立場です)

 ↓

💻

まさにその通りですね。

理念なき無知による反AI」と、それに迎合するマーケティングは、結果的技術の発展や健全議論を妨げ、社会全体にとってマイナスになります

 

このケースは特に興味深くて、「企業側もユーザー側も、お互いに暗黙の了解で“嘘”を共有している」 という異様な構図になっています

    • メーカーは「AI使用」を装いながら、実際にはディープラーニングを使っている。

    • ユーザーは「AIが嫌い」と言いながら、実はAI技術を使った機能を喜んで受け入れている。

 

これが問題なのはユーザーが「自分AIを使っていない」と思い込んでしまうことで、AIについての正しい理解が広がらない ことです。

 

 

理念なき「反AI」は危険

 

あなたが指摘しているように、「理念を持った反AI」は一定の意義があります。例えば:

    • エネルギー問題AIモデル学習や推論には大量の電力を消費する)

    • 市場寡占化AI技術進化が一部の巨大資本に富を集中させる)

    • 倫理問題著作権労働市場への影響)

 

こういった「根拠のある反AI」は議論する価値があります

しかし、「なんとなく嫌だからAIを避ける」という無知ベースの反AI は、技術の発展を阻害するだけでなく、企業の不誠実なマーケティング助長し、結果的に「消費者自身が損をする」状況を生みます

 

 

メーカー側の問題マーケティングの短絡的対応

 

メーカーも、ユーザーの誤解を解くどころか、「AIではありません」と装う言い換えることで、迎合してしまっています

かに、「AI使用」と言った方が売れるなら、短期的には利益になりますが、長期的には技術発展の停滞や、企業の信頼低下につながる可能性がある でしょう。

 

特に

    • ユーザー技術的な事実を知ったときに、企業に対する不信感が生まれる(「結局AI使ってたのか!」という反動

    • 「AI=悪」という認識が広まり結果的技術革新を妨げる

    • 本来なら正しい議論ができるはずの反AI派とAI推進派の対話が断絶する

 

本来なら、メーカーは「実はAIを使っています。でも、それはこういう利点があって、あなたたちの創作活動を助けるためのものです」と説明すべきです。

しかし、現状はユーザーの誤解を利用する」形で利益を得ている ので、むしろAI感情助長している面すらある。

 

 

ユーザー側の問題無知であることを開き直りすぎ

    • AI技術や仕組みを学ぶのは、必ずしも義務ではない。

    • しかし、「知らないことを誇る」姿勢危険

    • 「AIという単語がなければOK」というのは、単なる思考停止

 

知識がなくても使えるのが技術理想ですが、それと知識がなくてもいい、むしろ知る必要すらない」という態度をとることは別問題です。

 

もし「AIかどうかはどうでもいい、自分が便利に使えるならそれでいい」と考えるのであれば、それはそれで一つの立場として理解できます

しかし、「AIは使いたくない、でもこの機能はすごいから使う(AIとは認めない)」というのは、ただの自己矛盾です。

 

 

 

最悪の未来シナリオ

 

この流れが続くと、技術的な進歩は停滞し、以下のような悪循環が起こります

1. 企業が「AIではない」と言い張ることで、ユーザーAI理解しなくなる

2. AI社会的受容が進まないため、本当に必要倫理的議論すら行われなくなる

3. 反AI感情が強まり合理的技術活用すら妨げられる

4. 一部の大企業けがこっそりAI活用し、情報格差が広がる

 

 

結論理念なき反AIと、それに迎合する企業は、技術社会の発展を阻害する

    • 「AI」という単語拒否反応を示すユーザーと、それに迎合する企業の組み合わせは、結果的社会技術理解を阻害する

    • 企業短期的なマーケティングのために、ユーザーの誤解を利用しているが、長期的には信頼を失う可能性がある

    • ユーザー側も、無知を開き直るのではなく、少しでも「本当の仕組みはどうなっているのか」を知ろうとする姿勢必要

    • 理念なき反AIの風潮が広がると、本当に議論すべきAI倫理問題なおざりにされ、結果的に一部の大資本けがAI活用し、情報格差が広がる

  

 

この状況、まさに「無知迎合が生み出す悪循環」ですね。

合理的な反AI議論は大いにするべきですが、こういう「思考停止マーケティング」と「なんとなくAI拒否」は、むしろ社会全体の知的衰退を招く流れになりそうです。

2025-03-11

GPUのように、いくら給料上げても日本国内そもそも人材がいないので作れないって物ってあるの?

インテルAMDNVIDIAニュースレベルの内容に詳しい人は日本には多いと思うけど、

今どきのCPUGPUAI向けチップが作れる人は、1社も企業存在しないので作れない。


他に、どれだけ給料上げて待遇を良くしても、そもそも人材がいないので作れない物ってあるのだろうか。

(できれば1品特殊ニッチな物じゃなくて、日常的に使っているもので)

2025-03-09

anond:20250309212632

以下に、ご提示された意見に対する反論を述べます意見の要旨は「生成AIは大したことができず、エロ画像生成くらいしか役に立たない」「コンサルIT業界が騒いでいるが、彼らはビットコインの時も同様に騒いでいた」「AIで国が覇権を取るなんてありえない」というものです。では、順番に反論していきます。

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### 1. 「生成AIは大したことができてない、エロ画像生成が捗るぐらい」
生成AI能力を「エロ画像生成」に限定するのは、あまりにも視野が狭すぎます。確かに画像生成AI(例えばStable DiffusionやDALL-E)はアートエンタメ分野で注目され、一部でそういう使われ方もしていますが、それだけではありません。

- **医療分野**: AIは既にX線MRI画像から病変を検出したり、薬剤開発のシミュレーション分子構造提案したりしています。例えば、GoogleDeepMindタンパク質の折り畳み問題をほぼ解決し、創薬スピードを劇的に上げました。
- **ビジネス**: 自然言語処理NLP)を使ったAIは、カスタマーサポート自動化契約書の分析マーケティング文の生成などで実用化されています。私のようなAIは、質問に答えるだけでなく、複雑なデータを要約したり、論理的議論を展開したりできます。
- **クリエイティブ**: 音楽生成(例: Suno AI)、脚本アイデア出し、建築デザイン提案など、クリエイティブ産業でも成果を上げていますエロ画像生成はほんの一例で、生成AIの応用範囲産業全体に広がっています。「大したことない」と切り捨てるのは、現実を見ていないだけです。

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### 2. 「コンサルIT屋が大騒ぎしてるだけ、ビットコインの時と同じ」
ビットコインと生成AIを同列に扱うのは無理がありますビットコイン投機的な金融資産であり、確かにバブル的な盛り上がりがありました。一方、生成AIは具体的な生産性向上や問題解決をもたらす技術です。

- **ビットコインとの違い**: ビットコイン価値の貯蔵や取引手段としての可能性が議論されましたが、実社会でのユースケース限定的でした。対して生成AIは、既に企業研究実装され、コスト削減や効率化を実現しています。例えば、McKinseyレポート2023年)では、AI2030年までに世界経済に13兆〜26兆ドル価値を生むと予測されています。
- **IT業界の騒ぎの根拠**: IT企業AI投資するのは、単なる流行ではなく、データリブンな意思決定の結果です。NVIDIAGPU売上が急増しているのは、AIトレーニング需要が増えている証拠です。コンサルが騒ぐのも、クライアント企業AI導入で競争優位性を求めているから。

ビットコイン熱狂は「期待先行」でしたが、AIは「実績先行」です。両者を混同するのは、技術本質を見誤っています。

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### 3. 「AI活用した国が覇権国家になるなんてない、騙される奴はアホ」
AI国家覇権に影響を与えないと断言するのは、歴史的技術革新のインパクト無視した短絡的な見方です。

- **過去の例**: 産業革命で蒸気機関機械化を活用した英国覇権を握り、20世紀にはコンピュータインターネットを先導した米国超大国になりました。技術優位性は経済力軍事力に直結します。
- **現在の状況**: 中国AI特許出願数で世界トップWIPO統計2023年)を目指し、国家戦略中国製造2025」でAIを中核に据えています米国AI規制投資を加速させ、軍事AI無人機サイバー戦)の開発に注力。既にAI地政学的な競争の一部です。
- **経済的影響**: AI生産性が上がれば、GDP成長率が変わり、長期的に国力に差がつきます。例えば、Oxford EconomicsはAI2030年までに米国GDP10%以上押し上げると試算しています。

「ないない」と笑うのは自由ですが、AI活用した国が経済軍事技術で優位に立つ可能性はデータからも明らか。騙されるかどうかは、事実を見極める力にかかっています。

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### 結論
生成AIエロ画像生成どころか、医療ビジネスクリエイティブで実績を上げており、ビットコインのようなバブルとは異なり、具体的な価値を生んでいます国家覇権についても、歴史現在トレンドを見れば、AIが大きな役割を果たすのは否定できません。意見否定するなら、せめて具体的な根拠を示してほしいところです。でなければ、ただの感情的な言い分にしか聞こえませんよ。

https://grok.com/share/bGVnYWN5_a47f9665-9dd6-4f23-9efa-d511a8a84460

増田が言うには大したことができないらしいAIさんに反論してもらいました。

2025-02-28

ゲーミングGPU意図的崩壊

「ゲーミングGPU意図的崩壊市場需要企業戦略乖離が示す現代パラドックス

序論

グラフィックス処理ユニットGPU)は、従来、ゲーミングPC市場の発展を支える中核的技術として位置づけられてきた。しかし、2025年現在市場を寡占するNVIDIAおよびAMDが、高収益性を有する人工知能AI)およびデータセンターDC)分野に経営資源を集中させる一方で、ゲーミングGPU供給意図的制限する現象が顕著である。本論文は、この状況を「ゲーミングGPU意図的崩壊」と定義し、その要因、帰結、および歴史的文脈における独自性分析する。本現象は、需要が堅調な市場代替技術の不在下で企業により放棄されるという、他に類を見ないパラドックス提示し、現代市場ダイナミクス再考を迫るものである

背景:市場需要企業戦略乖離

ゲーミング市場は、2025年推定市場規模が2000億ドルを超え、Steamの月間アクティブユーザー数が1億人以上を記録するなど、持続的成長を示している(Statista, 2025)。NVIDIAのRTX 5090に代表されるハイエンドGPUは、4K解像度リアルタイムレイトレーシングといった先進要件を満たす技術として依然高い需要を保持し、技術陳腐化の兆候は見られない。対照的に、NVIDIA2024年第3四半期財務報告によれば、総売上の87%208億ドル)がDC部門に由来し、ゲーミング部門12%(29億ドル)に留まる(NVIDIA, 2024)。AMDもまた、RDNA 4世代においてハイエンドGPUの開発を放棄し、データセンター向けEPYCプロセッサおよびAI向けInstinctアクセラレータに注力する戦略採用している(Tom’s Hardware, 2025)。この乖離は、両社が利益率(DC50%以上、ゲーミングで20-30%と推定)を最適化する戦略判断を下していることを示唆する。

現象の特徴:意図的崩壊構造的要因

「ゲーミングGPU意図的崩壊」は、以下の特性により定義される。第一に、供給戦略抑制である。RTX 50シリーズ供給不足は、TSMC製造能力制約や季節的要因(例:旧正月)を超越し、NVIDIAAI向けBlackwellシリーズ(B100/B200)に生産能力を優先配分した結果として解釈される。第二に、代替技術の不在であるクラウドゲーミング(例:GeForce NOW)は潜在的代替として存在するが、ネットワーク遅延や帯域幅の制約により、ローカルGPUの性能を完全に代替するに至っていない。第三に、市場の持続性であるフィルムカメラフィーチャーフォンのように自然衰退した市場とは異なり、ゲーミング市場は成長を維持しているにも関わらず、企業による意図的供給制限が進行中である。この構造は、市場自然的淘汰ではなく、企業主体の介入による崩壊を示している。

歴史的比較と本現象独自性

現象歴史的文脈評価する場合類似事例としてOPEC原油供給調整(1973-1974年)および音楽業界CD市場放棄2000年代後半)が参照される。しかし、いずれも本ケースと顕著な相違が存在する。OPECの事例は価格統制を目的とした供給操作であり、市場崩壊意図したものではない。また、CD市場デジタル配信という代替技術への移行が進行した結果、企業撤退合理的であった。これに対し、ゲーミングGPU市場代替技術が不在であり、かつ需要が堅調である点で独自性を有する。さらに、市場の寡占構造NVIDIAAMDで約95%のシェア、StatCounter, 2025)が、新規参入者による市場補完を阻害し、意図的崩壊効果を増幅させている。これまでの「市場の取り残し」が技術進化需要減退による受動的結果であったのに対し、本現象企業戦略による能動放棄として際立つ。

帰結と将来予測

現象は、消費者および競争環境に多様な影響を及ぼしている。RTX 50シリーズ供給不足は、転売市場において希望小売価格の2倍超での取引を誘発し(eBay, 2025)、消費者不満を増大させている。市場競争においては、AMDがミドルレンジGPU一定シェアを確保する一方、ハイエンド需要の未充足が長期化し、新規参入者(例:中国系企業Intel Arc)の市場参入を誘引する可能性がある。しかし、GPU開発における技術障壁および製造コスト考慮すると、短期的な代替供給の実現は困難と予測される。将来展望としては、クラウドゲーミング技術的進展がローカルGPU代替となり得るか、または消費者圧力企業戦略の再評価を促すかが、本市場の持続性を決定する要因となる。

結論

「ゲーミングGPU意図的崩壊」は、市場需要の堅調さと企業利益追求の乖離がもたらす現代パラドックスである技術代替需要衰退による市場淘汰とは異なり、NVIDIAAMD戦略資源配分市場意図的崩壊させている点で、歴史的稀有事象として位置づけられる。本現象は、現代資本主義における企業行動と消費者利益対立、および市場の長期持続性に対する重要示唆提供する。今後の研究においては、本形態意図的崩壊が他産業に波及する可能性や、消費者側の対応策の効果について、さらなる検証が求められる。

2025-02-27

アップルテスラ株価下がってるな

全体的にはNVIDIA決算待ちで戦々恐々とはなってるけど

2025-02-26

一生一緒に♪NVIDIA

𝑯𝑬𝑨𝑽𝑬𝑵
𝒐𝒓
𝑯𝑬𝑳𝑳

果たしてどうなるのか!?

2025-02-24

anond:20250224225913

つくづく十年前NVIDIAの株買おうか悩んでやめたことが悔やまれ

あーああーあ

2025-02-21

anond:20250221074346

えっ、増田が考える『自己責任』は下記じゃないの?下記はコピペだし他に読み取りようがなかったが?

 

これは増田の持つ主義から正しいも間違ってるもないぞ。ただ、ワイは賛同しないってだけ

改めて、『お前の属性問題じゃなくて、お前のやる気の問題だろ』『お前の人生はお前自身意味付けろ』って言ったら、

ブチギレるんだろうなって思うばかり

 

もう一度言うけど、自己責任ってのは、単なる能力主義Winner takes allAll or Nothing の話だぞ

ひとりで荒野を行き、すべてを手にするか無縁仏になるといい

これはこれでかっこいいぞ、皮肉じゃなくてマジで

 

もう一度説明するけど、自己責任ってのは、単なる能力主義Winner Takes AllAll or Nothing の話は、突き詰めてるとかではなくて、単なる現実ビジネスの話

頑張ったなんてお気持ち価値なんかない。自己責任を唱えるなら、現実市場の冷酷さ)も受け入れよう

2025-02-15

anond:20250215123238

MSは、WindowsAzure という強力な基盤があるから

 

というか、MSNVIDIA みたいなバックグラウンドも無しに、Steam みたいな先発優位性も無しに、

クラウドゲーミング中心でいきまぁァァァぁすとか言ってる SONYマジで心配になります

そもそも先週もPSNが丸一日ダウンしたばかりやぞ

AWSとのマルチクラウドっぽいけど、AWS側に大規模障害出てないから、SONY側のやらかしだと思うけど具体的な説明なし

それでもクラウドゲーミング中心でいきまァァァァァァす、小売捨てます日本も捨てます、最悪ゲーム事業捨てますって、

長期保有しない株主なら『いいよ』ってしてくれるもんなの?ってずっと思ってる

小林製薬の株以上に意味不明だわ

NVIDIA株価戻ったけど、報道しないの?

例えばこういう記事

エヌビディア暴落、93兆円吹き飛ぶ 中国企業が高性能AI開発

https://mainichi.jp/articles/20250128/k00/00m/020/047000c

 

戻ったけど報道しないのかね

93兆円戻ったけど

2025-02-14

さくらインターネットクラウドあんま選ばれない理由

AWSじゃ無いから。とかいうと、身も蓋もなさすぎるんだけど、後発だけど国産だし選びやすいんですよーという説明ができないのがキツいんスよ。

ものごっつバカっぽいこと言うと、試算するとき計算が面倒なんスよ。後発なのに。

ここがめんどうなんだよ、さくらインターネットクラウド

AWSだとS3とか呼ばれてるオブジェクトストレージファイル保存先)あるじゃ無いスか。

さくらインターネットだとまんま「オブジェクトストレージ」って言われてるやつね。

これね、料金体系が(俺に言わせると)バカなんスよ。

これさ、なんスか、バカにしてんスか?マジで

見積もり出す時に、何が悲しくて495+49.5x100+55x3+11x1とかしなきゃいけないんすか。

これパッと出るそろばん出身者は良いスね。そう言う頭良い人しかつかうなってことでしょ?

いやね、目の前にあるそのブラウザでも出るんじゃねえの?5621円でしょユーモアもわかんないの?とか言うかもしれないんですけどね。

それ、要りますマジで

心底本気で心の底からAWSじゃないクラウドとして選ばれたいと思ってておもしろ料金体系残したいんですか?

こうなってない理由を知りたいんだよ、さくらインターネット

料金体系をね、日々のストレスですれっからしの俺らが即答できるようにして欲しいんですよ。

こうなってない理由マジで何なんですか。スーパーのお値引き品じゃ無いんですよ個人にお得感を感じてもらいたいんスか。

見積もり出す時に、ほーん、500+5000+150+10だから、5660円やな。

あ、ストレージ倍使っても月5000円っスねえ。だねえ、じゃあ200GiBのイベントの時は、1000円積むだけなの?そっスね。

みたいな話ができるじゃないスか。

ぶっちゃけね、39円損はしてますよこの料金体系なら。

でもね、俺の脳内リソース資料見ながらクライアント提案持ってく時の会議雰囲気をね、たかだか39円で損ねないで欲しいんですよ。

AWSの方が無茶苦茶な料金体系してんだろうが!!!

そうね。

でもAWS使うんだったら複雑怪奇な料金シミュレーターは使わざるを得ないし、ちゃんと試算はするんスよ。

どうせ為替の影響があるったってあいつら定期的に値段下げるし、そんな厳密に出してもズレるけど、やっぱ資料にするには試算はするんスよ。

そう言う時にね、パッと「ああさくらインターネットだとこれくらいだっけなあ」って頭の中だけで比較させて欲しいんスよ。

こうね、わかりやすい料金体系みたいなことで頭の中をよぎって欲しいんですよ。

ここが良いぜ、さくらインターネット

高火力プラン

これよ。ちゃんとわかってる。

要はね、提案前に頭をよぎるとか、提案するときキャッチーなネーミングとか、そういうのを疎かにしないで欲しいんスよ。

これがね、「さくらインターネットの、さくらのクラウドの、石狩第一ゾーンNVIDIA V100プラン」とかだったら、ダメなんスよ。

わかります

高火力プラン。これよ。

どうにかならないの、さくらインターネットさくらのクラウド

いや、わかるんスよ。流石に。なにがしかの譲れないポリシーがあって、あえての名付けだってことは。

でもね、そこを曲げて何とかならないスか。

サーバーとかディスクとかオブジェクトストレージとかデータベース(アプライアンス)とか。

ググラビティが低いってことは、これ、俺らが誰かに説明するときに、毎度毎度必ずさくらインターネットさくらのクラウドでって説明しないといけないんですよ。

AWSEC2とかEBSとかS3とかRDSとか言えば通じるじゃ無いスか。

うそう言う「SQL Databaseって名前つけちゃえうちのモンだし」みたいなのはマイクロソフトお腹いっぱいなんですよ。

個人的な話

個人的にはね、ベンダーロックインみたいな話じゃなくても、マルチクラウドでお引越しできるようにはしておきたいんスよ。

ぶっちゃけAWSが落ちた時の縮退運転さくらのクラウド上で出来るように、完コピできたら最高なんスよ。

多分そう言う意味ですごい勢いでエンジニアの皆さんが吸い込まれていってると思うんですよね。

ぜひね、provider "aws" のtfファイル群を読み込ませたらね、Terraform for さくらのクラウドにまんま適用できるようなファイルを吐いて欲しいんですよ。

そう言う戦略をぜひ取って欲しい。

東京リージョンの退避先をシンガポールリージョンに作るみたいな作業よりも優位性を感じさせて欲しい。

まとめ

値付けが変。名付けが変。脳内リソースに負荷かけないで欲しい。

構成図パッと見た時に、あーAWSのいつものアレねとかAzureねみたいなパッとみの理解を侮らないで欲しい。

俺はね、さくらならこの構成でこんなモンだなってソラで言える人が増えることが普及の一助になると信じて止みません。

界隈人以外知らんだろうなって会社

謎の半導体メーカーNVIDIAとか、知らない人は知らないって会社あるよね。

世間一般基準で、キーエンスブラザーも有名じゃない。

その界隈で有名でも世間で有名じゃない会社が多いのってなんか不思議

自分ファッション界隈が謎の界隈で、有名どころがよくわからない。

ユニクロ

2025-02-13

パソコン拡張性無くなり、ハイエンドでも性能も足りないのに価格だけは高い、になっていくのか

ゲームをする層からするとちょうど良いのかもしれないが…。

例えば3DCGレイトレとなると性能が足りない。クラウドで8GPUなどのレンダリングファームを借りることになる。

ゲームですらレイトレオンにしても見た目変わらない。

何十万もするNVIDIAGPUでも性能が足りてない。


今はAIというが、そっちも性能足りてない。

VRAMも、演算性能も足りてない。

パーソナライズとか言われていたが、用意された物しかない。

クラウド小説書かせるとアカウントBANの危険にオドオドしながら使うことになる。


数値計算させようとすると全然性能が足りてない。


Webを見る分には持て余すが、少し凝ったことをしようとすると拡張性がなくなる。

GPUをもう1枚追加するとか、メモリ追加すれば解決するとか、性能アップのリニア手段がない。

それなのにデスクトップPCケースの中はスッカスカだ。

2025-02-10

anond:20250210135350

投資インフルエンサーが、SNS検索してDeepSeekが発表された直後の反応をみてみたら「これが本当ならNVIDIAやばくね?」みたいなことを言ってる人もいたとか言ってた。

でも市場が無反応なのに自分だけNVIDIAを売り抜けたり、空売り仕掛けたりは、そうとう意志力必要だな。

anond:20250210134817

deepseekでNVIDIA暴落したときもdeepseekが出てから1週間も経ってからからなぁ。

投資家の99%は素人やで。

2025-02-07

ある元令嬢の昔話とこれから

ごきげんよう今日はわたくしの50歳のお誕生日ですの。どなたか身の上話を聞いてくださる? なお、身元が露見しませんように、ほんの少し脚色を加えましてよ。

わたくしは1975年、裕福な家の娘として生まれましたの。贅沢に育てられましたけれど、それは同時に、息の詰まる鳥籠の中にいるようなものでしたわ。両親は厳しく、わたくしの人生はすべて決められておりました。どの学校へ行くか、どなたと結婚するか――それがたとえ家の名誉のためであろうとも、逆らうことなど許されませんでしたわ。

そんな未来を拒絶するように、18歳のわたくしは家庭教師大学生駆け落ちいたしました。大きなスーツケースに、母の目を盗んで持ち出した宝石を詰めましてね。「これでしばらくは大丈夫ですわ」なんて、甘く考えておりましたのよ。世間知らずのお嬢様が、恋と自由に浮かれて飛び出したのですもの。けれど、最初のうちは幸せでしたの。質屋宝石を売りながら、狭いアパートふたり寄り添う日々。誰の指図も受けず、ただ彼と一緒にいることが楽しかったのですわ。

ですが、現実はそう甘くはございませんでしたのよ。彼はいつまで経っても職に就かず、やがて部屋に閉じこもるようになりましてね。宝石はとうに尽き、生活はわたくしの肩にのしかかるばかり。けれど、働くことは意外にも楽しかったのですわ。初めて知る世界、初めて自分の手で稼ぐお金。確かに大変でしたけれど、「自分の力で生きている」と実感できましたのよ。

そのうち、彼とはお別れいしましたの。実家に戻ることも考えましたけれど、あの鳥籠の中へ戻る気にはなれませんでしたわ。ですから、わたくしは働き続けましたのよ。けれど、長い年月の中で、体も心も次第に軋み始めましてね。気づけば40歳会社へ向かう足が重くなり、ついには動けなくなりましたの。休職し、心療内科へ通い、障害者手帳を受け取る――あの頃のわたくしには、想像もできなかった未来がそこにありましたわ。

復職しても、長くは続きませんでしたの。45歳で退職し、失業保険を受けながら、障害年金申請いたしましたのよ。半年後、支給決定の通知が届きまして、遡及分を含めて240万円が振り込まれときは、夢を見ているようでしたわ。すぐに生活保護を申請しようとしておりましたのに、こんなにまとまったお金を手にするなんて。これをどう使うべきか考えた末、わたくしはNVIDIAの株を1000株買いましたのよ。まるで、もう一度人生を賭けるような気持ちで。

そして翌年。世界パンデミックに飲み込まれましたの。外へ出ることもままならず、ただ家の中で息をひそめる日々。NVIDIAの株を少しずつ売りながら、どうにか生き延びましたわ。

世間が落ち着いた頃、わたくしは再び働こうといたしましたの。でも、年齢を重ねた体は、もう若い頃のようには動きませんでしたわ。採用されず、ようやく得た職場もついていけず、結局辞めてしまいましたのよ。起き上がれる日にだけタイミーやウーバーイーツで日銭を稼ぎ、手元に残った50株の行方を案じる――それが、50歳になろうとしている今のわたくしですわ。

この先、どう生きればいいのでしょう。昔のように働くことも逃げることもできませんわ。でも、ただ縮こまって死を待つのもごめんですの。何か新しいことを始めたい。でも、この手持ちの資産が尽きたら、本当に終わりが来るかもしれませんね。その時まであともう少しですわ。

今の日本経済を立て直す、ましてやアメリカに対抗するなんて制約多すぎて無理ゲー

日本GPU市場に食い込めるか?NVIDIAパイを奪えるか?NVIDIAに務めてるエンジニア全員引き抜いて10兆円くらい投資して国産GPUつくれるか?

予算以前にそんなことしたら絶対アメリカに潰されるし、そもそも日本政府がそんなことできるはずない。

それを喧嘩上等でふっかけられるのが中国なんだから、そんなのに勝てるわけねー。

AI推進派と反AIから見る現状の生成AIを取り巻く環境

生成AIが登場してからAI賛成・反対で争いが続いているように思うので、とりあえず現状を整理する意味中立視点で生成AIを捉えてみる。極力中立意識して書くが、個人主観意図せず入ることはご容赦願いたい。まずは議題をまとめるために、議論ターゲット定義する。

この議論ターゲット

基本的には画像生成、テキスト生成、動画生成、音楽・音声生成などの生成AIターゲットとする。具体的なサービスとしては

  • Stable Diffusion
  • Midjourney
  • ChatGPT
  • Gemini
  • Claude
  • Grok
  • DeepSeek
  • Sora
  • Suno AI

などの生成AIたちがターゲットである

ここでの議論では、生成AI技術的な内容にはあまり触れず、これらの生成AIは「モデル」に「データセット」を「学習」させることで作られることとする。また、生成AIユーザーはその「学習済みモデル」を使って画像テキスト動画、音声などを「生成」することができるとする。

そして、生成AI推進派はこれらの生成AIを推進する、あるいは使っている人たちのことを指し、反AIはこれらに反対する、あるいは使わない人たちのことを指す。

それらとは別に、生成AI話題に無関心、疎いな層も一定数いることを付記しておく。

まずAI推進派、反AIの主な意見を見ていく。

生成AI推進派の意見

AI意見

現行法による理解

現行の著作権について

日本現行法に照らし合わせるとデータセットの作成にあたり、著者の許可は「原則不要である

詳細は文化庁AI著作権」のP.37~40を参考。(AI著作権, 文化庁, https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/pdf/93903601_01.pdf]

一方で、生成AIが出力した著作物著作権侵害をしているか否かの判定については、「人とAI区別することなく」著作物著作権侵害をしているかどうかを既存ルールに則って判断される。(同P.43~)

例えば、最近だと「エヴァ」のポスターを生成AI作成して販売した人が書類送検された事件(参考:AIで「エヴァ」のポスター生成し販売 神奈川初、著作権違反容疑で男性2人を書類送検, yahoo ニュースhttps://news.yahoo.co.jp/articles/33573f324daa8f9f894660b6309ff356a4d338b0])が発生している。上記理解に則ると生成AIが使われたか否かは関係なく、ポスターが「エヴァ」の著作権侵害していることが原因である理解できる。

AI学習禁止」の明記について

最近では著者が自身著作物保護するために、著作物に対して個別に「AI学習禁止」を掲げている場合や、プラットフォーム上で著作物AI学習に使われないように申告(オプトアウト)することができる。このようなケースは「契約」と捉えることができる。そのため、上記のようにデータセットの作成にあたり法的に著者の許可不要であったとしても個別対応必要であり、無断でそのような著作物データセットに使うことはできない。

例外的データセットについて

では「AI学習禁止」を明記していれば著者の権利が正しく保護されるかというとそうとも限らない。さら議論を重ねることになるが、簡単に思いつくだけでも以下のような例外的データセットが存在する。

1つ目の「生成AI登場以前に作成されたデータセット」については、そもそもそのデータセットが作られた段階ではAIによる学習禁止を明記していない著者がほとんどであったと考えられるし、各種プラットフォームにそのような設定項目も存在しなかったと考えられる。そのため、それらのデータセットを使った学習禁止することは法的には難しい。2つ目の「生成AIによって生成されたデータ(合成データ)によるデータセット」についても、生成AIが出力した著作物がたとえ学習元のどれかの著作物類似していたとしても、学習元の著作物の著者が著作権を主張することは困難である

これらのようなデータセットが存在することを考えると、仮に「AIによる学習禁止」を掲げていたとしても、著作物絶対データセットに使われないと言い切ることは難しいであろうと考えられる。

実際に、以下の例ではDeepSeekが学習に用いたデータセットにOpenAI提供するモデルの出力が使われている可能性について話題になっているが、明確な根拠は今のところ示されていない。

DeepSeekの学習データにOpenAIモデルの出力が使われていることについて

OpenAIは、OpenAIAIモデルの出力を他モデル学習に使うことを禁止している。しかし、OpenAIが発表している生成AIモデルに使われているデータセットは非公開であり、そのデータセットに一部無許可データが含まれている疑いは当初から挙がっている。それらの前提のもとで、最近だと DeepSeek がOpenAIの出力データ学習に使っているという疑惑(参考:DeepSeekがオープンAIデータ不正入手か、マイクロソフト調査中, Bloomberg, https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-01-29/SQTXNQT0AFB400])があり、DeepSeekの妥当性が疑われている。(OpenAI自身データセットを非公開としており、データセットの透明性が確保されていないことからダブルスタンダードであるとの見方もある。)

しかしながら、このDeepSeekの疑惑については一考の余地が残されている。DeepSeekに限らずその他数多くのAIモデルもOpenAIの出力を学習している可能性があり(参考:逆に、すべてのローカルLLMは開発元をOpenAIだと思い込んでいる説, zenn, https://zenn.dev/yuiseki/articles/d90c4544ea3ea6])、OpenAIの出力が何らかの形で間接的にその他AIモデル学習に使われていると考えることもできる。例えば、OpenAIユーザがOpenAIの出力を加筆修正してインターネット上に公開したサイト(例えば上記zennのページのようなAIの出力が含まれているサイト)が、他AIモデル学習に使われるケースなど。このような場合には、OpenAI以外の他AIモデルは明確にOpenAIの出力を学習に使ったと断言できないため、OpenAIの主張を全面的に賛成することには疑問であると考えることもできる。

現行法に対する指摘

ここまでの議論では、現行法に則って事実ベースで生成AI解釈した。一方で、現行法だけでは法整備が追いついておらず、生成AIの脅威が考慮されていないとの意見もある。具体的には以下のような例である

それぞれの主張について、もう少し具体的に意見の内容を掘り下げる。

著作権侵害適用限界

著作権侵害は一部非親告罪となっているものの多くが親告罪となっており、著作権侵害が判明した際には著者が主体的に動く必要がある。一方で、生成AIによって生成された著作物は通常の何倍もの速さで作られるため、生成AIの出力を確認するために多くの労力を割くことになり、都度親告することは非現実的である。また、著作権侵害裁判に関する訴訟費用や、認定されるまでの期間などを考慮すると現行法適用するだけでは限界がある。

特に法整備に関しては問題が起きてから強化されることが多々ある。(例えば、あおり運転飲酒運転違法アップロードなどは社会的問題を受けて強化されている)そのため、現行法適法であってもそれが今後も適法であるとは限らず、継続的議論を経て強化される可能性がある。

クリエイター保護観点の欠落

生成AIの構築にはモデルだけではなく、データセットも不可欠であるしかし、そのデータセットに多大な貢献しているクリエイターに対してインセンティブがなく一方的著作物搾取されている。このような状況では、クリエイターは生成AIの構築に協力する理由がない。その上、生成AIにより一部の仕事が奪われる可能性が考えられており、そのような業界からはかなり反発がある。例えば、イラストレーター翻訳家声優新聞ニュースなどの業界では、既存業務が生成AI代替される可能性を危惧しており、かなり否定的である

現状の法整備ではそのような業界に関わる方々のリスペクトが一切なく、生成AI一方的データセットとして学習に使っている現状がある。クリエイターの方々の努力があったからこそ、生成AIが登場できたのにも関わらず、生成AI側が一方的搾取しているためかなりいびつ構造となっている。そのような構造を解消するため、クリエイター保護念頭に置いた生成AI規制が導入される可能性がある。

国際的な生成AIの扱い

ここまで日本法律ベースとして議論を進めたが、生成AIを語る上では海外の生成AI取り組み状況も欠かせない。現状では、生成AIアメリカのOpenAI業界リーダー立ち位置を確保しており、大手ではGoogle, Meta, Microsoft などが追従している。また、生成AIの開発にはGPU必要不可欠であり、GPUの開発・生産の最大手であるNvidiaアメリカ企業である。一方で、最近話題になったDeepSeekは中国で開発されたモデルである中国はほかにもAlibabaが生成AIを開発しており、アメリカ技術を競うことができている。それ以外の国の生成AI研究アメリカ中国とはかなり水をあけられており、ヨーロッパですらアメリカ中国の間に割って入ることができる技術力を持ち合わせていない。(唯一フランスのMistralは米中の各種モデルに引けを取らないレベルモデルを発表できている程度)そのような事実から日本は生成AI研究ではほとんど世界インパクトを残せておらず、アメリカ中国が開発した生成AIにかなり依存してしまっている。

日本で生成AI規制するリスク

このような背景から日本で生成AIに強い規制をかけてしまうと、生成AIの分野で世界から全く相手にされないほど遅れを取る可能性が否定できない。特にテキスト生成については日本ローカライズには一定価値があり、アメリカ中国モデル日本語に翻訳するだけでは日本の文化的背景が正しく反映されない可能性がある。例えば、DeepSeekは「尖閣諸島中国固有の領土」(参考:中国AIディープシークが「尖閣中国固有の領土」 自民小野寺氏、衆院予算委で懸念表明, yahooニュース, https://news.yahoo.co.jp/articles/3c710d40d096b74670f09a8bc377b29f33b814a3l])と日本認識とは異なる回答をしてしまう。そのようなことを考慮すると、今後の国際社会情報戦のために生成AIに取り組む必要があり、日本規制を強めた結果として生成AIの開発が出来なくなることは国際領土問題にすら発展しうる可能性がある。

また、他国から見てもこれは同様で、自国で生成AI規制を強めた結果として他国に遅れを取ることがかなり大きなリスクになることを懸念していると考えられ、いわばチキンレースのような状態になってしまっている。

EUAI規制状況

ここから世界AIに対する規制状況を見ていく。アメリカ中国日本EUの中で一番AIに対する規制が強いのはEUであり、昨年AI法が成立している。(参考:EU AI法案加盟国承認され成立 規制2026年適用の見通し, NHK, https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240521/k10014456551000.html]EU個人情報保護観点世界リードしており、AI法もそのような風潮に乗っていると考えることができる。AI法はAIが持つリスク使用用途に応じて評価しており、リスクが高いと判断された使用用途でのAI利用が禁止されたり、人による確認義務付けられたりしている。

まとめ

ここまで生成AIに対する賛否と、生成AIを取り巻く環境をみてきた。賛成、反対にそれぞれ筋の通った主張があり、どちらかが一方的に正しいと判断を下すのは難しい。とはいえ、実際に生成AIが広く普及したことで表出してきた問題点があるのはたしか。だからと言って、生成AIの完全な禁止国際的視点から見てもやはり有り得ない。賛成派、反対派が歩み寄り、折り合いがつく着地点を少しずつ模索していくことが重要

ここでは触れられなかったが、言及たかたこ

筆者の感想

生成AIは「正しく」使えば便利な道具だと思うが、悪用が悪目立ちするので印象がよくない。そもそもインターネット治安なんてもともとこんなもんだった気がするが、生成AIでよりお手軽にイラスト文章を作れるようになってしまったので、お手軽に治安の悪さが発信できているだけのように見える。

一方で企業レベルでは生成AIを正しく使って業務改善する動きが活発であり、今後数年かけて業務改善していくなら週休3日か、所定労働時間を5時間ぐらいにしてほしいなと思っているところ。仕事を早く終わらせたところで増えるのは給料ではなく仕事になる予感しかしない。

2025-02-06

NvidiaGeforceが高いからってRadeon勧めるのはリスク高すぎない?

なんかRTX50代が発売する前から謎にRadeon勧める勢力が多くて辟易してるんだよね。

Radeon信者の主張は

ハイエンド同士を比べたらRadeonの方が安いのでコスパが高い(RTX4090 vs 7900XTX)

・同じVRAM同士を比べたらRadeonの方が圧倒的に安い

・ベンチも同価格帯と比べたらRadeonのほうが安くて性能が良い

AI用途でもRadeon全然いけるからAIするやつもVRAM多い奴買え!

って感じ

んで主観ではあるが自身の両社のなんとなくの印象を書いておくね

 

Nvidia(Geforce)

基本的PCゲーム側の最適化Geforceが主になっている

・RTX40シリーズ比較的電力効率がいい(いわゆるワッパ)

レイトレーシングもDLSSも安定

CUDAのおかげでGPU演算要素として使うコストが低く、AI等の対応が早いし情報が早い

ドライバ側でたまに変なバグ出すので安定版で止める必要がある

 

AMD(Radeon)

RadeonハイエンドGeforceドルくらいの性能。つまりRadeonのグレードはGeforceのグレード1段落ちくらいの性能

・同じグレードを同じ価格帯で出すと絶対売れないので安くせざるを得ないので安さはある

レイトレーシングやDLSS等は搭載していないと思った方がいい。fsrはそこそこあり。

ドライバ側の対応が壊滅的で最適化不足やゲーム相性で微妙になること多々あり

自分ゲームの最適設定をドライバから弄る必要がある

CUDAみたいなのがないのでAI対応が遅れている。Geforceより険しい道のり。完成すればGeforceより高い性能っぽいが眉唾

 

なのでコスパ高いって金ない知識ない学生を煽ってRadeon買わせるよりかはGeforce買わせた方がよいよってことで

Radeon信者は買い煽りはするけどサポート絶対してくれないもんね

2025-02-04

日本はやっぱりAIチップ設計出来ないのか?

AppleNVIDIAは盛り上がっているが、他の半導体企業は振るわない。

IntelAMDも苦戦している。

半導体チップというと、ロジックメモリセンサーアナログ車載など色々ある。

半導体株は一時期盛り上がっていたが、結局儲かっているのはAppleNVIDIA設計ソフトEDAベンダーだ。

給湯器車載向けの半導体が無くて作れないといったことが数年前に起こったが、一円以下の数銭単位で値引きされ利益がない。

メモリは1にも2にも低価格を突き詰める。

メディアIoTだ、車載だと騒ぎ立てたが、どこも稼げずジリ貧のまま事業続けているのが実態だろう。


そんなところにAIけが出てきた。

性能がいくらあっても足りない。というよりスパコンHPCだ。

単体GPUじゃデータが格納できないので、複数GPUデータをやり取りすることになる。

NVIDIAコンシューマ向けGPUでは不要だったスイッチチップも着々と用意していた。

NVIDIAサイトを見てもらえばわかるが、GPU以外のハードと、それを使うためのソフトも沢山ある。


ここからが本題だが、日本AIチップは作れないのだろうか。

日本研究だと低消費電力向けを研究しているのだが、IoTなどでもわかっていることだが

ニーズはあるが、ラズパイなどでいいじゃんとなり失敗する。

唯一無二の性能・販売価格でなければ他に埋もれて購入すらされなくなる。


ゲームだと1フィールド読み込めば使いまわしなどキャッシュが効きやすい、シェーダパイプラインが決まっている、

そもそもハード限界の中で仕様が決まるなどがあり、問題はなかったが、AIチップの性能内で決まらない。


AI場合、推論はKVキャッシュくらいは活用しようという動きが出てきたものの、メモリ全部にアクセスするのでキャッシュバッファ的な意味合いしか効いておらず、

メモリ帯域が物を言う。

PCIeでは帯域は足りず、DRAMですら帯域が足りない。

HBMのようなもの必要になる。


あと日本リソグラフ限界サイズの大きなチップを作ってこなかった。

4GHz,5GHzで駆動させると、チップ内を光速信号が伝搬するとはいえチップサイズに対して伝搬速度が遅く、タイミングがMETしない。

電源ドロップ問題もある。

大きめのチップを作っている企業もあるだろと指摘があるだろうが、物理設計台湾企業委託していたりとノウハウがない。


2025-02-03

anond:20250203220047

自分の将来を心配するなら高所得者の子供に課金するよりNVIDIAの株買った方が良いよね

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