LINEは、Android端末をサブ端末として利用できる機能を提供開始しました。LINEアプリバージョン15.3.0以降で対応しています。
しかしこの機能を試そうとしたユーザーが、データを消失してしまったという報告が上がっています。
報告によると、LINEアプリが旧バージョンのままだと所定の選択肢が出ず、そのままOS間移行となってしまい、iPhone側のトーク履歴が全て消えてしまったとのこと。
最新版へと更新していないユーザー側にも責任があるのではないかと考えるのが普通ですが、SNS上の報告では、3月19日未明からLINEアプリのバージョン15.3.0の配信が止まっているそうで、確かに現在、Google Playで配信中のLINEのバージョンを確認すると、15.2.1となっています。どこかのタイミングで、LINEが最新バージョンの配信を停止しているようです。
このため、Google Playを開いて最新版への更新ボタンが表示されていないかどうかを確認したユーザーでさえもデータ消失を引き起こしてしまう可能性があります。さらにLINEのSNS公式アカウントは、Android端末のサブ端末登録機能を大々的に告知する一方、最新版の配信停止について何ら言及を行っておらず、必ずしもユーザーが一方的に悪いと責められる事象ではないことが伺えます。
【Androidタブレットをご利用の皆さまへ】
多くのご要望をいただきました、LINEの複数端末ログインに対応しました!Android端末を「サブ端末」として登録することで、同じLINEアカウントを複数の端末で使えるようになります✨
スマホだけでなく、お手持ちのタブレットでもLINEをご利用ください
— LINE (@LINEjp_official) March 18, 2025
今、AndroidタブレットでXをご覧の方は@GooglePlayJP の以下リンクから、LINEをインストールしてくださいhttps://t.co/a60sxtGw9T
※本機能は「LINE」バージョン15.3.0以上で順次ご利用できます。
— LINE (@LINEjp_official) March 18, 2025
そもそも、たかがメッセージサービスでメイン端末・サブ端末という区分が存在し、不便な同期・面倒な移行手続きが必要となるLINEのサービスに問題があります。LINEの引き継ぎ作業に失敗したとの声はよく聞かれます。区分を撤廃し、単に紐づけ可能な端末台数のみの制限として真のマルチログインを達成、様々な不条理・手間を解消すべきです。他社のメッセージングサービスとの競争が活発化、サービス品質の向上が行われることを望みます。