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2013-01-03 19:41:07西暦2013年。『災害』の脅威と極東が抱える第三次大戦の火種に脅かされながらも、人類は表面上の平静を保っていた。それは人類の叡智や意志の強さなどによる尊い冷静さなのではない。老化や疾病、貧困や食糧危機。これらに比べれはさしたる問題ではないからだ。
2013-01-03 19:59:49原罪の如く現在まで数千年間人類と共にあった、これら病理の如き諸問題。これらに比べれば、災害だの戦争だのは、未来の教科書のせいぜい数ページに収まる程度の些事でしか無い。人類は衰退以前に発展も出来ていない。
2013-01-03 20:07:30人類は未だ火星到達はおろか月面への再着陸も果たしていない。トウキョウやニューヨークにすらリニア交通網も真空チューブ列車も無い。アキハバラにメイドロボはおらず、変身ベルトも無い。東京タワーやドームの地下に巨大ロボの秘密基地も無いし、山手線はロボに変形合体しない。
2013-01-03 20:08:50人類は未だ発展途上だ。一歩づつ歩いている。Aから始まり⇒Zへと向かう矢に導かれて。平均寿命は原始時代の倍以上に伸び、不治の病は年々減少し、ミクロの天敵の何種かを根絶ないし衰退せしめた。その良し悪しはさておき、これは人類が導き、導かれた結果である。彼等自身の意志の矢によって。
2013-01-03 20:16:34→ここにも一つの矢があった。一人の少年が意図せずして放った一本の矢。それに導かれたのはもう一人の少年。傍らの三人目の少年と共に、射手自身を含む少年少女の意志を束ね、一つの大きな矢と成した。⇒
2013-01-03 20:19:49だが。矢をいる者がいれば的も有り、矢と的の間には障害が有り得る。それが的場でのことなら、障害は静謐なる空気と己自身の心、或いは弓矢自体のみで済むのだろう。しかしその障害は…………
2013-01-03 20:23:35――接近する球乗りピエロ型ロボット=ジョーカー!人型勇者甲虫機ブレイビートは迎撃の構えだ。球回転と共にジョーカーが跳躍前転し…両足キック!頭上から来るそれをビートは殴りつける、と見せかけ右蹴で迎え撃つ!だがジョーカーは力を抜きつつ、右側の床へとワイヤーで回避。蹴りはフェイントだ!
2013-01-03 20:32:11本命の球突進が迫る!だがビートの側もフェイント!蹴りの目的はこの回避行動の誘発!そしてこの本命攻撃の回避!足の振りを活かして、左側転で球を回避!だが正面にいる筈のジョーカーは左側転で球の方へと移動を始めている。一方の球も後退を始めて…これは球の向こう側に隠れるつもりだ。
2013-01-03 20:34:19ビートもそこまでは既に読んでおり、側転終了後の三連続バック転で、球を挟んだジョーカーの進行方向へと先回りを始める。ジョーカー側も読まれることに気付いていたようで、既に反転を始めている…結果として!勇矢の意図通り、球を挟んで互いに左回りすることとなった。
2013-01-03 20:42:13互いに数手先までの読み合いとそれに伴う高速機動!プロチーム同士の戦いでもここまでの物は早々見られない!アクトボット部の部員達は固唾を飲んで見守っていた!――
2013-01-03 20:42:25――「何者だ!」自分の弟子達を傷つけた敵に対し、魔術師ワイドリバーが半ば自棄になって叫ぶ!叫ばずにはいられなかった。彼は返事があるとはさほど期待していなかった。が、しかし。『いやーどうもどうも』「!?」頭上から声。誰もいない!『お初に』右!いない!『お目にかかります』左!いない!
2013-01-03 20:48:00そして背後から声!いた!『ドーモ、UARの皆さん。ホワイトでっす!』その何者かが右腕をオーバーに振る芝居めかした動作で、礼をした。「…ホワイト…だと?」怒りや憎しみよりも先に、浮かんだのは疑問。あまりに意外過ぎて驚愕とすら呼べない程度の、疑問だった。何故コイツがここに?
2013-01-03 20:48:23『生ゴミの成り損ないのUARのサンシタ共、明日の朝日を拝めると思うなよっ!』その両手には医療用メスに似た投擲武器、シルバーエッジが10余り。必殺の気迫と共に放たれた。『シルバーバレットォッ!』――
2013-01-03 20:48:32―見渡す限り一面の赤、赤、赤。『敵の数が多すぎて海が青く見えない。赤が七分に青が三分』と言ったところか。実際に海を埋め尽くすほどではないが、先頭集団から数十mの距離から見ればそんな印象を受ける。個体数は数千を超えているだろう。ホワイトにとっては見慣れた、いや見飽きた光景だ。
2013-01-03 21:00:57『生錯者』には人類を無礼るな!と言ってやりたいところだった。何にせよ、その誰かいつものSuspectの馬鹿げたゲームでこれ以上誰一人悲しませてはならないし、人々を実体のない不安に怯えさせるわけにも行かない。ふざけた論理で固めた甲羅を脆く崩し去ってやるのだ。
2013-01-03 21:05:45清なる誓は生を制し静なる聖へ。さあ、この邪悪の軍勢の生を逝に変えてやろう。そして何時か可能な限り早く、天上の主気取りのその主をも必ず倒すのだ。
2013-01-03 21:10:43もっともこの数を馬鹿正直に単騎で相手にする気は無かった。不可能ではないが、切り札の範囲攻撃魔術は人前でおいそれと使えない。陸上ならともかく海上では不利に過ぎる。よって彼の仕事は大型・中型個体の殲滅である。あとは現地の軍隊でどうにかなる。小型個体は大したバリアも持たない。
2013-01-03 21:15:58『パワー・スピードアクセル…アルティメット!』攻撃力と速度を最大に強化すると、眼前の海面を蹴って跳躍!キャンサーの甲羅の上を飛び石の如く渡り歩きつつ殺害、12体いるビッグキャンサーのうち1体の元へ到達!左手でベルト右側二つのボタンを軽くタップ!<Churge!>電子音!
2013-01-03 21:20:16電撃の力が右手右脚に宿る。『スタンインパクト!』「―!」正面から頭部を殴り飛ばされ、ビッグの無防備な腹部が海面に晒される。そこに拳の反動を活かした右キック!『スタンスマッシュ!』弱点部を貫通され死亡!反動を活かし2体目へ跳躍!『ブロークンエア!』暴風を伴う蹴りが甲羅ごと敵を粉砕!
2013-01-03 21:25:29その死骸が周りの敵にまとめて直撃しミドル多数が死亡、ビッグ2体が負傷!『イヤーッ!』叫びで傷みを堪えつつミストルティンを『匣』から取り出す。1,3,2,コード入力。合間に銀刃投擲で迫るキャンサーを殺害し、負傷ビッグに追撃!『カイジョシマス』ロックが解除!
2013-01-03 21:30:43カション!後部パーツを右手で下部にスライドさせつつ、右肘でベルト右側1・2番ボタンをタップ。カシャン!前部パーツを展開しつつ、左側1・2番のボタンに当ててタップ!カチッ!跳躍しつつ、中央の物理ロックでミストルティンを固定!だが直ぐには使わず遥か上空に放り投げる!
2013-01-03 21:35:04『ライトニングアクセル!』四肢にチャージされた電撃が雷撃に強化される!『イヤーッ!』無傷のビッグに右手で襲い掛かる!甲羅越しに1体が即死!反転し次の標的へ跳躍、左脚で攻撃し殺害!反転し、右脚で次を抹殺!反転し、右手で4体目を殺傷!そこへ放り投げられた重火器が落下!
2013-01-03 21:40:33『ミスト~ルティーン♪…ファイヤーッ!』GAGAGA!と厚い弾幕が燃え盛る!まずは負傷ビッグ2体にジャストミート!動きが他より鈍いので当てるのが容易!人々の祈りの全てを掛けて!バックファイアが輝けば、砕けた甲羅が舞い散り落ちる!そして残り5体も作業じみて次々に粉砕!
2013-01-03 21:45:42そこへ。『ッ!』不可視の光線が迫る!寸前で察したホワイトは『ブリッジでこれを回避!』2キロ先にいるドラゴンフォームドだ。海面の根元で絡み合った3体。発射後の隙を庇い合うように互いに回転警戒し合っている。ウォーミングアップは終わりだ。ホワイトは変型させたランチャーモードを構えた――
2013-01-03 21:50:56――闇、闇、闇、途方もない闇が一夜、いや一瞬にして街を飲み干した。街の外でその騒ぎを認識した者達も、ただ『認識した』だけで己の影から生じた闇に飲み込まれた。闇の側が一方的に認識しただけでも同様だった。人間以外の生命体、果ては人間が作る物品すらも跡形も無くなった――
2013-01-03 21:55:12――『混沌』に飲み込まれた者はそのままその一部となり、そして次の捕食を行う。被害者が加害者の一部となり、次の犯行を行う最悪の連鎖である。何より討滅する側には重い事実である。加害者を処刑することが被害者の命を絶つことになるのだから――
2013-01-03 22:00:21――まさかこんなことになろうとは。勇矢は後悔していた。崖に食い込む彼の右手の指には、合計50キロの負荷がかかっていた。左手には20キロ程の負荷がかかっており、死んでも離せない。既に傷だらけの全身に凍傷が生じていた。流血がほぼ止まったのは、せめてもの救いといって良いのかどうか。
2013-01-03 22:11:19(もっとしっかり止めておくんだった…!)後悔先に立たずという言葉の重みを彼はこの時正しく実感していた。左手の少女は尚更だろう。このままでは彼女は死ぬし、引率者たるあの人も責任感から自殺するだろう。ひょっとすると自分も万一の可能性で死ぬかもしれない。
2013-01-03 22:15:40せめて妹だけでも助けたい。それに妹が助かれば、万一自分が死んでもあの人は思い留まってくれるかも知れない。自分も出来れば助かりたい。まだ死ねない。前回最後の変身をした特撮ヒーロー…彼は年明けの回で死ぬのだろうが、若者、そして視聴者の責任として彼より先には死ねない!見届けなければ!
2013-01-03 22:20:50それに来年の特撮ヒーローはなおのこと見逃せない。過去9年の総決算!きっと新参と古参との対立の元にもなるだろうが、それを吹き飛ばす名作になるだろう。彼は絶対的な勝利の確信を得ていた。最終回が投げっぱなしになるようなことはあるまい!「!?痛っ!!!」などと考えている場合では無かった。
2013-01-03 22:25:07自力で助かるのはもう無理だ。今の自分は色々な意味で未熟な子供。その上満身創痍で瀕死だ。最悪は抱きたいレベルで最愛のこの妹を、どさくさに紛れて抱えつつ落下するしかない。自分は運が良ければ死なずに済む。妹だけ全力で守ればいい。問題は落下したその後だ。
2013-01-03 22:30:19捜索隊が到着するか、妹が自力で動けるようになるまでの間、彼女を守り抜けるか?可能性は低い。まだこの崖の上に放置した方がマシである。だが1m程の高さが途方も無く遠い!遠過ぎる!這い上がることも、彼女を放り投げることも出来ない!遠い!…僕は弱い!弱過ぎる!
2013-01-03 22:35:38…溢れ出る涙を精神力で堪えた。今は涙すら凍りつきかねない!目を曇らせる訳には行かない…改めて凝らした目が遠くに何かを見つけた。人影だった。「ゥア…あ?」声が出ない。怪我によるものか疲労ゆえか?それすらも分からない。だが何としてでも呼ばねばならない。全神経を集中させる。
2013-01-03 22:38:45「助…けて…助けてぇえええええええぇぇぇっ…っ…ぇ……ぇ…へ」全力を使い果たし、今度こそ声が枯れ、そして………。
2013-01-03 22:41:58「――!」「――!」誰かの呼ぶ声に気付いた。同時に自分が気絶していたことにも気付き、ぞっとなる。気絶しながらもしがみ付けていたのは意地などでは無く、単に体が固定されてしまっただけだろう。重たい目を…擦りたくなる衝動を堪えて!見上げると人の影。
2013-01-03 22:44:07「浅空!」何故捜索隊の人が名字で呼ぶのだろう?「浅空っ!」先生ならあの綺麗な声で名前を呼んでくれる筈だ。「浅空ぁっ!」教師にしては…声が幼い…。「良かった!無事か!」同級生だ。小学二年の。(……終わった。)今度こそ気力の尽きた少年に垂らされた蜘蛛の糸は、あまりにも細かった――
2013-01-03 22:50:22――転校生の左手には包帯。左目には眼帯。首や腕には何やらオカルトめいた首飾りや腕輪。無表情なその顔からは感情は読み取れない。コツ、コツと歩く音や腕の振り方は一々芝居がかって見えた。そして教卓の横に立つとバサッと胸の前で両腕を振り、腰の前辺りに降ろした。
2013-01-03 22:55:32「春の精が創造の時を告げる。宵闇に舞う羽が新たな道を拓いて渡る」転校生はそれだけ言うと頭を深く下げ、右手を腹の下に添え、包帯の左腕を横に軽く振る礼をした。「―――」異様過ぎる挨拶?に教室は沈黙する。そんな中最前列右端の生徒がおもむろに立ち上がった。
2013-01-03 23:00:47「ドーモ、こちらこそ初めまして、宵羽拓渡=サン、浅空勇矢です」礼を返す。転校生―宵羽拓渡は驚きの表情で勇矢を見つめた。「!?」「おいユウ、その…分かるのか?」七橋裕岐の疑問はそのままクラス全員の疑問でもあった。「え、分かるが?『初めまして宵羽拓渡です』って意味だろ?」
2013-01-03 23:05:28宵羽拓渡はコクコクと首肯した。「闇に飲まれし我が剣の刃を看破するとは、汝も暗黒に魅入られし同胞か暁の空の悠久の夜よ」「いや君風に言えば、『浅い空を射抜く勇侠の矢」とかそんな感じだ。あと君ほど深刻じゃないから心配はいらない」彼の『問い』を問いと理解した上で返答した――
2013-01-03 23:11:20―ホワイトは瀕死の少年の肉体に触れると、まず血液を凝固させ流出を止める。応急処置だ。治療を始める前には対象の肉体を良く魔術走査で分析する必要があるのだ。それも損傷箇所だけでは無く、肉体全体を。バランスを考えて治療しなければ一時的に命を繋げても重篤な後遺症の恐れがある。
2013-01-03 23:15:53その為分析は慎重にせねばならないが、その間も少年は死に近づいていく。生命維持の為の応急治療も並行せねばならない。しかしそちらに注力すると分析が遅れ、状態も刻一刻と悪化し、再度分析が必要になり…既に壮絶な多重二律背反だが…更にすぐ側の敵への対処もせねばならない!絶体絶命!――
2013-01-03 23:17:57―それはどう見ても魔法少女だった。服飾は80年代後半辺りの「戦わない魔法少女」系統なのだが、反面、杖は超攻撃的な00年代半ばの「熱血魔法バトルアクションアニメ」系統。スポーツカーに戦車砲を乗せるようなチグハグさだった。正直、不気味に思われた。美少女なのがせめてもの救いだった―
2013-01-03 23:23:13―迫る魔力弾!ホワイトはシルバーバレットとマシンガンブレイズで迎撃!『止めろロイヤルガード!受けろエクスフォート!』更に近接用、遠距離用の二種の盾を両手から展開!……全て消滅!魔力弾の勢いは殆どそのまま、角度が僅かに反れただけだ!だが今はそれで充分!
2013-01-03 23:25:19『ブロークンエアッ!』地面擦れ擦れに伏せつつ、最大威力、雷撃も乗せたキックで魔力弾を蹴り上げる!『脚の骨が折れたァッ!?』だが魔力弾の軌道は僅かに上方に逸れ、彼の上を通過!白衣が欠損、背中が焼けながらも紙一重で無事だ。遥か後方の民家も屋根瓦が数枚欠けた程度だ。
2013-01-03 23:27:26『ざけやがってぇっ!』「ふざけてるのは貴方のほうでしょう?」『あれを見ろ!』民家を指さす。「?」『軌道を逸らさなかったら、直撃だったぞこの馬鹿が!あの瓦の修理代お前出せよ!施工費込みで最悪4・5万掛かるんだぞコラ!あとこの白衣!』「……」――
2013-01-03 23:30:35―どうやらあの魔術師達は町に『よくないもの』を運んできたらしい。風に聞くまでも無かった。「馬鹿だ馬鹿だとは思っていたけど底無しの馬鹿だ。あのゴミ共が…ガブッ」自分の人差し指に噛み付く。「幻想変身…ホワイトアウト!」その姿が一瞬にして黒いスーツと白衣、サイバーサングラスに包まれる。
2013-01-03 23:35:52『イヤーッ!』「うごぉっ!」二人に迫っていた怪人が奇襲に対応できずに吹っ飛ぶ。敢えて追撃はせず、怪人と、梢を庇う裕岐の間に立つ。『ドー』いつもの挨拶は今出来ない。『あー…ホワイトナイト参上!』止むを得ず略式で済ませた。挨拶に関する制約は立てていないので問題ない。
2013-01-03 23:41:01『俺的にはこいつらは三体目ですね…とか言えれば良かったんだがな…。とにかく逃げろ』「いえ、俺にも戦わせて下さい!梢!逃げろ!早く!」『いや、お…君もだ!早く!』「大丈夫です!」『こっちが大丈夫だじゃないと言ってるんだ!邪魔だ小僧!』「俺に構わず!」『バカッ!どけ!』
2013-01-03 23:43:10『死にたいのか!?』「…」「それでも構いません!」『構えよ!』「俺は皆を守りたいんです!」『スゴイバカ!』「…」「はい!それでいいです!だから俺も!」ガガガガ!!!撃ち込まれる弾幕から、二人が超人的反射で同時に飛び離れる!「貴様ら…俺を無視して何をしている!」怪人が起き上がる。
2013-01-03 23:46:22―<Stan!Spark!Elec!Tric! Stan!Spark!Elec!Tric!>4つのボタンを長押しされたプロトドライバーが喧しく電子音声を鳴らす。『ライトニングアクセル!』同時に電撃は雷撃に強化される。「ほう、そんな玩具で戦おうと言うのか?」怪人が挑発する。
2013-01-03 23:50:29<Beat!Beat!Beat!テーテッテン♪>『イイイイヤヤァーーッ!!!!』跳躍し、右蹴りを見舞う!怪人が右腕で容易く受ける。『ライトニングサイクロン!』止められた右脚を軸に体を捻る!<Beat!Beat!Beat!テーテッテン♪>背に左手刀を見舞う!
2013-01-03 23:53:36怪人はしゃがみ込み、回避しつつ軸足を払う!<Beat!>だが、ホワイトの左手が『空気を掴み』新たな軸となる。電撃をリチャージされた右回し蹴りで後頭部を狙う!<Beat!>思わぬ対応に怪人は咄嗟に右に転がり、雷撃蹴は地面に刺さる…その勢いが乗った左雷後蹴!<Beat!>「うぐっ!」
2013-01-03 23:56:42遂にホワイトの攻撃が怪人を捉えた!先程の三下とはやはり違う。恐るべき相手だ。だがその体は今や!廃ビルに叩きつけられ、めり込んでいた。<テーテッテン♪>『喜べ…絶命タイムだ!』<Stan!Spark!Elec!Tric! Stan!Spark!Elec!Tric!>SEが二週目!
2013-01-04 00:00:55『イヤーッ!』「ごふっ!?」右雷拳が左頬を張る!『イヤーッ!』左雷拳が右頬を張る!『イヤーッ!』右雷脚が左脇腹!『イヤーッ!』左雷脚が右膝脇腹!『イヤーッ!ヤヤヤヤヤッッ!!!』右拳!左拳!右脚!左脚!右拳!右脚!右拳!右脚!右拳!左脚!左脚!右拳!左拳!右拳!左拳!右脚!右脚!
2013-01-04 00:03:26『イイイイヤヤヤーーーッ!』<Beat!>右左右右左左左左左左左!<Beat!>右右右右右右右!<Beat!>右左右左右左右左右!<テーテッテン♪>右左右左左左左!<Beat!>右左右左右右右右左!<Beat!>右右右左左左!<Beat!>右左左右右!<テーテッテン♪>ピシッ!
2013-01-04 00:06:52遂に怪人の装甲が限界に達した。「グ…ウグアアアアアアアア!!!!??」『そこまで行ったらもう『グワーッ!』って言っちゃえよもう!ライトニングシュート!』止めの両脚蹴り!爆音と共に怪人の上半身が四散!!………その時!――
2013-01-04 00:10:27