
第7話「刑務所からの逃避行」/ THE DATE ESCAPE
久しぶりにREXドラマのレビュー更新。
カナダ版REX役のDiesel君の訃報以来、心の整理がつかないまま今日まで放置していた。
そして奇しくも本国ではHudson & REXシーズン7が3月11日に最終回を迎えるとのこと。IMDbを確認すると、このエピソード(第8話)以降にも2本放送予定があるようだが、これらは放送されずに最終回とするのだろうか?
Diesel君が亡くなり、さらにチャーリー役のJohn Reardonも癌の闘病生活でキャストから外れていて、これ以上の放送は無理だったんだね。
それにしても、John とDeisel君でシーズン7まで続いたことは、すでに歴代REXドラマの快挙、もうフィナーレを迎えてもいい頃だと思う。
世界中のREXファンを魅了したDiesel君の偉業は代々語り継がれていくはずだ。

さて3月17日(月)から日本ではシーズン6が日本初放送としてスタートする。
さっさとレビューを進めないとすでに追いつかない状態になっていて、ローマ版REXの「ロレンツォ&レックス」さらには「ダヴィデ&レックス」も佳境に入りつつあるのだ。
アクションチャンネルさん、もう少しまったり放送していただけるとうれしいんですけどね😂
個人的には1月から始まった新しい仕事の通勤時間が片道1時間20分で、これが自分の時間を作ることを困難にしているわけです。
さらにはラグビーシーズンと重なり、三重ホンダヒート応援のための遠征が多くて、部屋の掃除もできない状態😮💨
今日はラグビーお休み週間のため、ようやく溜まっていた仕事に着手できたわけです😮💨
近況報告はこれくらいにして、早速レビュー再開!
今回のエピソードは、考えさせられる内容だった。
前回が「はぁ?」っていう中弛みエピソードだっただけに、面白い展開だったのね。
冒頭、刑務所の爆発事件から始まる。
アクションチャンネルさんからの引用ね。
セントジョンズ市内の女性刑務所で爆発が発生。受刑者たちは突然崩壊した壁から脱獄を図るも、計画外の逃亡はうまくいかずチャーリーとレックスに捕まえられる。爆発した場所から考えて、爆発は脱走を扇動する目的でもなければ、誰かを殺すのが目的でもなかった。

爆発は受刑者が刑務所内で作った爆弾だと判明、犯人はすぐに捕まる。
この爆発事件は陽動作戦であり、受刑者の二人を逃すための作戦だったのだ。
逃げた二人の素性が明らかになってくるとともに、刑務所では理不尽なことが横行していることが見えてくる。さらにこの二人は同性愛者であり、一人は元・警察官のヴィッキー。
彼女はシーズン2Episode 10☆IN POD WE TRUST (正義のポッドキャスト) で逮捕された人物。
証拠品保管室に勤務する警察官で、証拠品を捏造し冤罪で逮捕された人物を、20年後に殺害するという、すごく複雑な話だった。
一応、以前のレビューを貼り付けましたが、まったくレビューになってませんでした😂
neocats.hatenablog.com
この彼女が恋人とともに結婚式をあげるため脱走することを手助けしたのが、爆破犯である。
さらに、REXの態度から爆破犯が悪人ではないことを示す。
二人の逃亡をきっかけに女性刑務所で起こっていることに気づいたサラは、真実へと近づいていくのだ。
スリリングな展開で、見どころが満載だった今回のエピソード。
REXがものすごい活躍をしたわけではないのだが、繊細な演技に光るものがあった。
カナダ版REXでは、心が傷ついた人や悲しむ人、病気で苦しんでいる人に即座に反応するのがREX。
その所作を見てチャーリーやサラは、彼らが苦しんでいることを察する。
今回も爆破犯に優しく寄り添うREXを見て、チャーリーたちは逃亡事件が真の事件ではないことを探り出し、事件解決への糸口を掴んだ。
逃亡犯の一人、ヴァレリーは癌に侵されていたが適切な処置をされずに末期状態だったのである。そしてヴィッキーはヴァレリーを手厚く看病をしていたのである。


逃亡中のヴィッキーとヴァレリーを発見したチャーリーとREXは二人の結婚式を暖かく見守るが、最後の目的、ヴァレリーの癌治療を怠った医師への復讐のためチャーリーとREXを出し抜くのである…

ラストシーンは、ヴァレリーが刑務所内の医務室で適切に治療を受けているところにREX、チャーリー、サラが訪れた。
REXはヴァレリーに寄り添い、優しい目で見つめる…。


今回のエピソード。
癌にまつわる話で、胸に刺さる。
Diesel君は癌に侵されていて、緊急手術をした甲斐もなく天国へと旅立った。
昨年、8月のことである。
そしてチャーリー役・John Reardonもまた癌に侵されていたことを知り、言葉を失った。
つい最近の記事で、元気な姿を見せていたので、今のところ安心できそうだが。
こちらは、記事全文。英語なので読むのにちょっと時間かかってまだ全部読んでない😅
entertainmentnow.com
記事内で紹介されているインタビュー動画。ここでJohnの元気な姿が見られます!
www.youtube.com
癌という病気は、いつ誰に襲いかかるかわからない病気だ。
罪を犯した囚人だろうと、正しく生きてきた人間だろうと。
そして誰からも愛されたDiesel 君さえも、癌に侵される。
誰にも平等に「死」は訪れるものだと、改めて考えさせられた。
であれば「死」を迎える時には、正しく生きてきたと思いたい。
そんなこと思ったエピソードだった。