韓国出身のE:U(イユ)、シヒョン、ミア、オンダ、アシャと中国出身のイロンからなる6人組ガールズグループ・EVERGLOWの日本公演「2025 EVERGLOW JAPAN CONCERT『PULSE & HEART』」が、3月21、22日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)にて開催される。
EVERGLOWは芸能プロダクション・YUE HUAエンターテインメント初のK-POPガールズグループとして2019年3月21日にデビューし、今回の日本公演の初日にデビュー6周年を迎える。音楽ナタリーでは、およそ1年ぶり2度目となる今回の日本単独公演の開催を記念して彼女たちにインタビュー。ライブの見どころについてはもちろん、さまざまな角度からEVERGLOWの魅力を聞いた。
取材・文 / 岸野恵加
公演情報
2025 EVERGLOW JAPAN CONCERT「PULSE&HEART」
- 2025年3月21日(金)東京都 Zepp Haneda(TOKYO)
OPEN 18:00 / START 19:00 - 2025年3月22日(土)東京都 Zepp Haneda(TOKYO)
OPEN 16:00 / START 17:00
聴いてほしい曲、見てほしいパフォーマンス
──ナタリー初登場となるので、まずはメンバー紹介をお願いします。お隣に座っている方のお名前とポジション、魅力的なポイントを順に教えてください。
シヒョン E:Uはラッパーです。チームの中で“かわいい”を担当しています。
E:U あれ、私はイロンがかわいい担当だと思っていたんだけど……(笑)。イロンは最年少で、メンバーの中で一番明るいエネルギーを持っていると思います!
イロン オンダさんは清涼感のあるメンバーで、天使のようでもあり、友達みたいな人です。「理想の彼女」という言葉がぴったりの女性です。
オンダ ミアは、ダンスも歌もすべて上手です。多彩な表情も魅力的で、ステージでは一番輝いていると思います!
ミア アシャさんは私の“友達”であり、174cmと一番身長が高いメンバーです。ラップとボーカルを担当していて、ステージで素晴らしいパフォーマンスを見せる魅力的な人です。
アシャ シヒョンはEVERGLOWのリーダーを務めています。パワフルなダンスが素晴らしく、いつも前向きで明るいエネルギーをグループに与えてくれる存在です。
──ありがとうございます。EVERGLOWには素敵な楽曲がたくさんありますが、「特にこの曲のこのパートに注目してほしい!」というところをアピールしてもらえますか?
E:U すべてのタイトル曲に同じことが言えますが、特に「DUN DUN」のダンスに注目してほしいです。私が一番好きな曲です!
ミア 「DUN DUN」で「You're so done」に続いて「ダンダンダダン~」と繰り返す部分は、ずっと聴いていたくなる中毒性の高いパートです。曲の雰囲気を決める重要な部分で、私は一番好きですね。
オンダ 「FIRST」の「겁내지 마 손을 잡아봐(怖がらないで 手をつないでみて)」というパートが好きです。短いですが、力強いジェスチャーが映える部分なので、とても気に入っています。
アシャ 私は一番EVERGLOWらしい曲だと思っている「SLAY」。ラップもカッコいいので注目してみてください!
シヒョン 「LA DI DA」はレトロな雰囲気で、ノリがいい1曲。特にサビは楽しいムードになっています。日本の方も親しみやすい曲だと思います。
イロン 私は「BACK 2 LUV」という曲をオススメしたいです。曲の雰囲気がとても穏やかで、心が落ち着く曲なので、聴くたびに癒されます。疲れているときに聴いたら、忘れていた愛おしい思い出がよみがえるような、そんな1曲だと思います。
──皆さんは普段はかわいらしい雰囲気をまとっていますが、ひとたびステージに立つとその強烈なパフォーマンスでファンを圧倒しています。そういったコンセプトをしっかりと昇華するために、どのような練習をしているのでしょうか?
シヒョン ライブの前に、普段はあまり使わないような“強い表情”をたくさん練習するようにしています。そうすることで、ステージでも自然とダイナミックな表現ができるようになるんです。
ミア 公演の前にはダンス練習を集中的に行います。最低でも2時間は合わせて、ときには1日4時間以上打ち込むこともありますね。メンバー同士で足りない部分をフィードバックし合い、自分たちだけで振付を合わせきれないと思ったところは、ダンスの先生にしっかりとチェックしてもらいます。
──昨年6月に発表された「ZOMBIE」は、ミュージックビデオに全員がプラチナブロンドヘアで登場するなど、完成された世界観が印象的でした。MV撮影時のエピソードを教えてください。
オンダ MVの撮影中は全員で同じ色のウィッグを着用していたんですが、なかなか頭にしっかりと固定されなくて、しょっちゅうズレてしまったんです!(笑) その調整を何度も行わなければならず、大変だったことが印象に残っています。
アシャ 「ZOMBIE」のパフォーマンスは、コーラス部分が一番強烈だと思います。本物のゾンビのように腕を折り曲げる振付があって。誰が観てもゾンビに見えるように何度も練習したので、そこに注目してほしいですね。
後悔のない6年間だった
──今回の来日公演が行われる3月21日に、EVERGLOWはデビューから6周年を迎えますね。
イロン この6年間は、本当に後悔のない時間でした。楽しい時間をたくさん共有して、つらい時期もともに乗り越えてきたからこそメンバー同士の絆が強まったと感じています。
──6年間で特に印象に残っていることは?
E:U 私は毎回のコンサートが、大切な思い出になっています。
シヒョン 去年の日本でのコンサートでは、大阪公演でファンの方に「バン!」(銃を撃つ仕草)をしたときに、いいリアクションをいただいたのが印象的でした(笑)。アメリカやカザフスタンなど海外でのコンサートも、とても印象に残っていますね。
──ちなみに、普段オフの時間はどう過ごしていますか?
シヒョン メンバーみんなで一緒に遊ぶこともありますし、それぞれ自由に過ごすこともあります。みんなで集まると、基本的にはおいしいものを食べ続けています(笑)。
オンダ 時間があるときは各自で運動をしたりしていますね。私はランニングとパーソナルトレーニングをしています。あと最近は映像編集やデザインに興味が出てきて、そうした分野の勉強も始めました。
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日本のファンはテンション高い