Ticketの解決方法の種類を増やす

私の会社ではプロジェクトの課題管理ツールとしてTracというオープンソースツールを利用しています。
Tracを使うと、各課題(バグとかタスクとか)を何人かのチームでも効率的に処理できるようになります。

Tracのいいところはチケットと呼ばれる各課題を管理する切り口を自由にカスタマイズできる点です。例えば、開発のプロジェクトをやっているとよく課題の解決が複数のステップとなるある場合があります。そんな時は、Tracのresolution("解決方法")項目をうまく活用することにより解決状況を段階的に管理することができます。

具体的な例で話しをすると、開発環境/ステージング環境/本番環境と環境が分かれている際に開発環境で修正が済んでいるバグも、まだステージング環境や本番環境へは適用できないことがままあります。そんなときには、以下のようにsqliteを使ってTracのデータベースをカスタマイズします。

$ cd /var/trac/prj/db/
$ sqlite trac.db
sqlite> insret into enum (type, name, value) values ('resolution', '修正済み(開発環境)', '2');
sqlite> insret into enum (type, name, value) values ('resolution', '修正済み(ステージング)', '3');
sqlite> insret into enum (type, name, value) values ('resolution', '修正済み(本番環境)', '4');

これで、各チケットを処理する際に修正がどこまで完了しているかを開発者やテスターがセレクトボックスから選択できるようになります。プロジェクトマネージャもどこまで課題解決が進捗しているか一目で把握できます。