みなさん、こんにちは!
GFRIENDの、10周年記念コンサートに、行ってきました!
K-POP歴、まだ3年程度の私は、もちろん、現役時代のGFRIENDを知りません。
完全に、後追いのファンです💦
なので、行く前は、曲を全曲知っているわけでもなく、またメンバーも、3人はVIVIZで現役を続けているとは言え、残りの3人は、一緒に活動していないわけで、そのコンサートがどんなのか、期待と不安をもって臨みました。
いやー、さすがデビュー10年目のベテラン、貫禄のステージで、すばらしい!、としか言えません。
これは、現役時代からのファンで、5年間、復活を待っていたファンでなくても、感涙ものでしょう。
今まで、私が見てきたK-POPのコンサートと、だいぶ質感の違うコンサートでした。
一つは、日本で「パワー清純」と呼ばれる、GFRIEND特有のジャンルのせいでしょう。
(MCでメンバーも、何日か前に初めて、「パワー清純」という言葉を覚えた、と言っていました。)
私が、ここ最近、HEART2HEARTの動画ばかり、見ているせいでしょうか、HEART2HEARTにも受け継がれている、「パワー清純」のK-POPの伝統を、まざまざと見せつけられた、感じがしました。
HEART2HEARTのデビュー曲、CHASEのクライマックスで、メンバー全員が腰に手を当てながら、横一線で力強く、前に進んでくる振り付けがあります。
うわ、かっこいい振り付けだな、と感心していました。
これが、GFRIENDのAPPLEという名曲に、すでに存在していた振り付けであると、今回のコンサートで初めて見て、知りました。
いやー、かっこいいですね、コンサートの感激が甦ります。
(ちなみにこの曲は、コロナの時期に発表されたため、コンサートで歌ったことがなく、今回のコンサートで初登場でうれしい、とMCで言っていました。)
そして、昭和のおじさんから見れば、GFRIENDの「パワー清純」は、K-POPの伝統の中で、脈々と、後輩たちにも、受け継がれていると同時に、その源泉は、日本のアイドル歌手たちにあると、強く感じました。
天地真理、南沙織などの昭和アイドルに始まり、キャンディーズやピンクレディなどのアイドルグループ、そして、松田聖子へと続く、豊潤な日本のアイドル界の巨星たちです。
コンサートを見ていると、GFRIENDが、私の年齢と同じ、60年以上の、日本のアイドル歌謡の伝統を、受け継いでいるグループであることが、ひしひしと伝わってきました。
今回、K-POPのコンサートで初めて、私くらいの年齢の、おじさん軍団が来ているのを見ましたが、それも、その魅力に引かれてなのでしょう。
もちろん、GFRIENDの楽曲も、現代の主流のK-POPと、相当違うこともあるでしょう。
通常のK-POPが、欧米の作家陣による、R&Bベースのヒップホップ系の楽曲が中心であるのに対して、GFRIENDの楽曲は、韓国の作家陣による、非常に東洋的なメロディとアレンジの曲がメインです。
ラップも全く無ければ、英語詩もほとんどありません。
GFRIENDの典型的、東洋路線の曲、TIME FOR THE MOON NIGHTです。
いやー、このサビの、短調で切ないメロディが、現在のK-POPにない、昭和歌謡っぽさで、最高ですね。
アレンジも、打ち込みの電子楽器ではなく、生のストリングスとピアノが主体なのが、逆に新鮮です。
GFRIENDは、この時代に希少で、逆に存在価値が際立つグループなので、是非このまま、マイペースで良いので、活動を続けて欲しいと、切に思いました。
今回の、5年ぶりカムバックで発表した新曲、SEASON OF MEMORIESも、GFRIENDらしい東洋的なメロディと、最先端のK-POPのバランスが、絶妙な曲と思います。
コンサートでも、最後にこの曲を演ったので、この曲を聴きながら、お別れです。
今日もありがとうございました。