コンテンツにスキップ

RoBoHoN

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シャープ > RoBoHoN

RoBoHoN(ロボホン)は、シャープ高橋智隆によって開発されたモバイル型ロボット[1][2][3]。電話や電子メールのほか多くの機能を備えたモバイル型ロボットであり[1]第4世代移動通信システム対応のロボット電話である[2]Androidを採用しているが、Google Playは非対応で、一般のスマートフォン用のアプリケーションは使えないが、ロボホン専用アプリケーションが使える[4]

本項目では2016年5月に発表された第一世代、および2019年2月に発表された第二世代について解説する。

沿革

[編集]
  • 2016年5月26日 - 第1世代発売[5]
  • 2019年2月27日 - 第2世代発売[6]
  • 2024年2月29日 - 第1世代の保守サポート期間が終了。ただし、第1世代もソフトウェアアップデートは継続する。[7]

第1世代

[編集]
RoBoHoN (SR-01M-W)
製造 シャープ
発売日 2016年5月26日
概要
OS Android 5.0
CPU Qualcomm Snapdragon 400 MSM8926 1.2GHz 4コア
音声通信方式 3G/LTE
データ通信方式 UMTS:800(6)/800(19)/2100(1)MHz
LTE:800(19)/1800(3)/2100(1)MHz
形状 人型ロボット
サイズ 195 × 105 × 58 mm
質量 390 g
連続通話時間 約400分 (VoLTE)
連続待受時間 210時間 (LTE)
充電時間 約155分
バッテリー 1700mAh
内部メモリ RAM:2GB
ROM:16GB
外部メモリ 不明
赤外線通信機能 なし
テザリング なし
Bluetooth 4.0
放送受信機能 なし
外部接続 不明
備考 SIMフリー
メインディスプレイ
方式 不明
解像度 QVGA
(320×240ドット)
サイズ 2.0インチ
表示色数 不明
サブディスプレイ
方式 レーザープロジェクター
解像度 1280×720(相当)
サイズ 可変
表示色数
メインカメラ
画素数・方式 800万画素CMOS
サブカメラ
なし
カラーバリエーション
ベージュ
グレー(SR-X002)
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

LTE・3Gモデルと、のちに追加でWi-Fi専用モデルと開発専用モデルが用意された。IEEE 802.11nにおいては2.4GHz帯のみ対応。

機種名 発売日 通信方式 CPU 自由度 備考
ロボホン (3G/LTE)

SR-01M-W

2016年5月26日 W-CDMA

LTE
IEEE 802.11b/g/n

Qualcomm
Snapdragon 400

1.2GHz (クアッドコア)

13 当初登場したモデル。SIMフリー端末。

耳と足はベージュ。

ロボホン (Wi-Fi)

SR-02M-W

2017年10月6日 IEEE 802.11b/g/n Wi-Fi専用モデル。
ロボホン (開発専用)

SR-X002

2018年3月2日 IEEE 802.11b/g/n Wi-Fi専用モデルがベースのモーション等の開発専用モデル。

耳はグレーの専用色。

開発ツールが付属するがココロプランなどは使用できない。

第2世代

[編集]
RoBoHoN (SR-03M-Y)
製造 シャープ
発売日 2019年2月27日
概要
OS Android 8.1
CPU Qualcomm Snapdragon 430 1.4GHz×4+1.1GHz×4 8コア
音声通信方式 3G/LTE
データ通信方式 UMTS:800(6)/800(19)
/900(8)/2000(1)MHz
LTE:800(19)/800(26)/900(8)
/1700(3)/2000(1)/2500(41)MHz
形状 人型ロボット
サイズ 198 × 105 × 58 mm
質量 395 g
連続通話時間 約400分 (VoLTE)
連続待受時間 220時間 (LTE)
充電時間 約130分
バッテリー 1700mAh
内部メモリ RAM:2GB
ROM:16GB
外部メモリ なし
赤外線通信機能 なし
テザリング なし(SR-S02BJ/SR-S03BJ/SR-S04BJのみあり)
Bluetooth 4.2
放送受信機能 なし
外部接続 不明
備考 SIMフリー
メインディスプレイ
方式 不明
解像度 QVGA
(320×240ドット)
サイズ 2.6インチ
表示色数 不明
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
画素数・方式 800万画素CMOS
サブカメラ
なし
カラーバリエーション
イエロー
ショコラ(SR-S02BJ)
ブルー(SR-S04BJ)
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

2019年2月発表。LTE・3Gモデル、Wi-Fi専用モデルおよび、歩行機能を除き自由度を13→7とすることで廉価とした着座専用モデル、「RoBoHoN lite」を用意した。

またベネフィットジャパン専売モデルが用意され、これらのモデルではテザリングが可能になるなどといった機能追加のほか、通常別売となる、卓上ホルダーが付属する。

第一世代とは外観は大きく変わらないものの、プロジェクタとイヤホンジャックが省略され、ディスプレイが約2.0型から2.6型に大型化された。また、基本性能を向上し、CPUをクアッドコアからオクタコアに変更、Wi-FiはIEEE 802.11nにおいて2.4GHz帯に加えて5GHz帯にも対応するようになった。

機種名 発売日 通信方式 CPU 自由度 備考
RoBoHoN (3G/LTE)

SR-03M-Y

2019年2月27日 W-CDMA
LTE
IEEE 802.11a/b/g/n/ac
Qualcomm
Snapdragon 430

1.4GHz×4+1.1GHz×4

(オクタコア)

13 SIMフリー端末。耳と足はイエロー。
RoBoHoN (3G/LTE)

SR-S02BJ

2019年3月2日 ベネフィットジャパン専売モデル(本体としてはSR-03M)。

耳と足がショコラの専用色。

SIMフリー端末でテザリングが使用可能。

ベネフィットジャパンが用意したタブレットとセット販売

RoBoHoN (3G/LTE)

SR-S03BJ

ベネフィットジャパン専売モデル(本体としてはSR-03M)。

耳と足が通常と同じカラーで本体のみで販売されるモデル。

SIMフリー端末でテザリングが使用可能。

ロボホン弟モデル
SR-S04BJ
2021年7月2日 ベネフィットジャパン専売モデル(本体としてはSR-03M)。

耳と足がブルーの専用色。双子の弟と設定され、他モデルとは性格や声などが変更されている。

SIMフリー端末でテザリングが使用可能。

SR-S05BJ ベネフィットジャパン専売モデル
SR-S06BJ ベネフィットジャパン専売モデル
ロボホン弟モデル
SR-S07BJ
ベネフィットジャパン専売モデル
SR-06M-Y 2024年3月1日 ディスプレイサイズが2.4インチに変更。
RoBoHoN (Wi-Fi)
SR-04M-Y
2019年2月27日 IEEE 802.11a/b/g/n/ac Wi-Fi専用モデル。
RoBoHoN lite
SR-05M-Y
7 着座専用モデル。
RoBoHoN lite HEMS
SR-05ME-Y
2019年2月18日 着座専用モデルにHEMS機能を追加したもの。

広告

[編集]

2016年11月より、シャープのTVCMの最後に「Be,Original.」のキャッチコピーとともに登場している。

脚注

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]