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One UI

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
One UI
開発者 サムスン電子
OSの系統 Android (Linuxベース), Wear OS, Tizen, Unix-like, Windows
開発状況 開発中
初版 2018年11月7日 (5年前) (2018-11-07)
最新安定版 6.1.1 (Android 14ベース) / 2024年7月10日 (3か月前) (2024-07-10)
使用できる言語
  • Azərbaycan – アゼルバイジャン語
  • Bosanski – ボスニア語
  • Català – カタルーニャ語
  • Čeština – チェコ語
  • Dansk – デンマーク語
  • Deutsch (Deutschland) – ドイツ語 (ドイツ)
  • Deutsch (Österreich) – ドイツ語 (オーストリア)
  • Deutsch (Schweiz) – ドイツ語 (スイス)
  • Eesti – エストニア語
  • English (Australia) – 英語 (オーストラリア)
  • English (Canada) – 英語 (カナダ)
  • English (India) – 英語 (インド)
  • English (Ireland) – 英語 (アイルランド)
  • English (New Zealand) – 英語 (ニュージーランド)
  • English (Philippines) – 英語 (フィリピン)
  • English (South Africa) – 英語 (南アフリカ)
  • English (United Kingdom) – 英語 (イギリス)
  • English (United States) – 英語 (アメリカ)
  • English (Zawgyi) – 英語 (Zawgyi)
  • Español (España) – スペイン語 (スペイン)
  • Español (Estados Unidos) – スペイン語 (アメリカ)
  • Euskara – バスク語
  • Filipino – タガログ語
  • Français (Belgique) – フランス語 (ベルギー)
  • Français (Canada) – フランス語 (カナダ)
  • Français (France) – フランス語 (フランス)
  • Français (Suisse) – フランス語 (スイス)
  • Gaeilge – アイルランド語
  • Galego – ガリシア語
  • Hrvatski – クロアチア語
  • Indonesia – インドネシア語
  • Íslenska – アイスランド語
  • Italiano – イタリア語
  • Latviešu – ラトビア語
  • Lietuvių – リトアニア語
  • Magyar – ハンガリー語
  • Malaysia – マレー語
  • Nederlands (België) – オランダ語 (ベルギー)
  • Nederlands (Nederland) – オランダ語 (オランダ)
  • Norsk bokmål – ノルウェー語 (ブークモール)
  • O‘zbek – ウズベク語 (ラテン文字)
  • Polski (Polska) – ポーランド語 (ポーランド)
  • Polski (Silesian) – ポーランド語 (シレジア)
  • Português (Brasil) – ポルトガル語 (ブラジル)
  • Português (Portugal) – ポルトガル語 (ポルトガル)
  • Română – ルーマニア語
  • Shqip – アルバニア語
  • Slovenčina – スロバキア語
  • Slovenščina – スロベニア語
  • Srpski – セルビア語 (ラテン文字)
  • Suomi – フィンランド語
  • Svenska – スウェーデン語
  • Tiếng Việt – ベトナム語
  • Türkçe – トルコ語
  • Türkmen dili – トルクメン語
  • Ελληνικά – ギリシャ語
  • Беларуская – ベラルーシ語
  • Български – ブルガリア語
  • Кыргызча – キルギス語
  • Қазақ тілі – カザフ語
  • Македонски – マケドニア語
  • Монгол – モンゴル語
  • Русский – ロシア語
  • Тоҷикӣ – タジク語
  • Українська – ウクライナ語
  • ქართული – ジョージア語
  • Հայերեն – アルメニア語
  • עברית – ヘブライ語
  • اردو – ウルドゥー語
  • العربية (إسرائيل) – アラビア語 (イスラエル)
  • العربية (الإمارات العربية المتحدة) – アラビア語 (アラブ首長国連邦)
  • فارسی – ペルシア語
  • नेपाली – ネパール語
  • मराठी – マラーティー語
  • हिन्दी – ヒンディー語
  • অসমীয়া – アッサム語
  • বাংলা (বাংলাদেশ) – ベンガル語 (バングラデシュ)
  • বাংলা (ভারত) – ベンガル語 (インド)
  • ਪੰਜਾਬੀ – パンジャーブ語
  • ગુજરાતી – グジャラート語
  • ଓଡ଼ିଆ – オリヤー語
  • தமிழ் – タミル語
  • తెలుగు – テルグ語
  • ಕನ್ನಡ – カンナダ語
  • മലയാളം – マラヤーラム語
  • සිංහල – シンハラ語
  • ไทย – タイ語
  • ລາວ – ラーオ語
  • မြန်မာ (Unicode) – ビルマ語 (Unicode)
  • မြန်မာ (Zawgyi) – ビルマ語(Zawgyi)
  • ខ្មែរ – クメール語
  • 한국어 – 韓国語
  • 日本語 – 日本語
  • 简体中文 (中国) – 簡体字 (中国語)
  • 繁體中文 (台灣) – 繁体字 (台湾)
  • 繁體中文 (香港) – 繁体字 (香港)
アップデート方式 OTA
カーネル種別 Monolithic (modified Linux kernel)
既定のUI グラフィカルユーザインタフェース
先行品 Samsung Experience
ウェブサイト 公式サイト
テンプレートを表示

One UIは、Galaxy向けに開発されたユーザーインターフェイス(UI)である。GalaxyのAndroid採用製品とTizen採用製品であるスマートフォン、タブレット、スマートウォッチのUIを構築する。SDC 2018で初めて発表された。これまでTouchWizもしくはGalaxy ExperienceとしてUIシステムが構築されてきたが、Android 9 よりOne UIとなった[1]

バージョン履歴・リリース

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One UI 1

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One UI 1.0: Android 9 "Pie"をベースとしたOne UI最初のバージョン。 Galaxy S9/S9+のパイアップデート(1.15)に初めて適用され、同日Note 9にもアップデートが行われた。 その後、Galaxy Note 8Galaxy S8、S8+にも適用された。

One UI 1.1:Galaxy S10シリーズから適用されたバージョンである。 One UI 1.0 との違いはデジタルウェルビーイングが適用されている点。 Galaxy S10シリーズ以降、Galaxy Note10以前に発売されたGalaxy端末にはOne UI 1.1が適用されている。

One UI 1.2:Galaxy Foldに適用されたバージョンである。 以前のバージョンとほとんど差がない。

One UI 1.5:Galaxy Note 10シリーズから適用されたバージョン。 Galaxy Foldも適用されているバージョンである。 以前のバージョンとの違いはクイックパネルにメディアオプションがある点。

One UI 2

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One UI 2.0:Android 10をベースとした2世代目のOne UI。 One UI 1と異なり、デザインの変化と些細な機能が追加された。 従来のGalaxy S9シリーズやGalaxy Note 9、Galaxy S10シリーズやGalaxy Note 10シリーズもアップデートされた。 Googleの新しいジェスチャーも支援された。

One UI 2.1:Galaxy S20シリーズから適用されたバージョン。 One UI 2.0 との違いは、Samsung KeyboardのUI と機能が変更され、カメラ機能がより強化された点。

One UI 2.5:Galaxy Note 20シリーズに適用されたバージョン。 One UI 2.0 ~ 2.1 でサードパーティランチャーを使用するとAndroid 10 の新しいジェスチャーが使用できなくなっていたが、One UI 2.5 ではこの問題が解決されている。

One UI 3

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One UI 3.0:Android 11をベースとした3世代目のOne UI。2020年12月末にGalaxy Note 20Galaxy S20にアップデートが配信された。 2019年から発売された端末は全てアップデートされた。 アップデートすると、メディアボリューム設定がボリュームボタンの横に来て、Android 11と一緒にアップデートされる。 上段の通知ウィンドウが小さな画面にならず、すべて表示される。

One UI 3.1:Galaxy S21シリーズから適用されたバージョンである。Galaxy S10以前のモデルはパイ アップデート初期にSamsung ExperienceとOne UIを混用していたが、このアップデートでOne UIを使用することとなった。

One UI 3.1.1:Galaxy Z Fold3から適用されたバージョンである。

One UI 4

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One UI 4.0:Android 12をベースとした4世代目のOne UI。 2021年11月15日にGalaxy S21シリーズ向けにリリースされた。

One UI 4.1:Galaxy S22シリーズから適用されたバージョン。 2022年3月15日に発表。 5月10日にはS22シリーズの前シリーズであるS21シリーズの「Galaxy S21・S21+」にソフトウェアアップデートが開始されるなど様々な機種でアップデートされている。

One UI 5

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One UI 5.0: Android 13をベースとした5世代目のOne UI。2022年10月に発表された。2022年10月24日にGalaxy S22シリーズやGalaxy Z Flip4、Z Fold 4などのモデル向けにリリースされた。 iOS 16と同様に、ロック画面のカスタマイズ方法が再設計された。また、Material Youは多くのGoogleやSamsung製のアプリに適用が拡大した。その他一部の機能の変更、アイコンの刷新などが行われた。

One UI 5.1: One UI 5.0のマイナーアップデート。2023年2月1日に発表され、同年2月13日にGalaxy S23シリーズ向けにリリースされた。このアップデートには新しいマルチタスク機能、天気や新しいバッテリーウィジェット、設定アプリ内の提案やスマートウィジェットでのSpotifyの提案、カメラとギャラリーの機能、自撮り写真の色調変更機能、イメージリマスタリングの強化などの新機能や改善された機能が含まれる。

One UI 6

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One UI 6.0: Android 14をベースとした6世代目のOne UI。 2023年10月30日にヨーロッパでGalaxy S23シリーズ向けに正式にリリースされた[2]。日本では2023年12月5日にドコモのS23シリーズ向けに、12月12日にauのS23シリーズ向けにアップデートが展開された[3][4]。 アップデートには新しいボタンのレイアウトとともに再設計されたクイックパネル、明るさ設定へのアクセスの改善、時間ごとに並び替えが可能な新しい通知のレイアウトが含まれる。その他の新機能としては新たな標準フォント、新たな絵文字、改善されたマルチタスクのエクスペリエンス向上が含まれる。カメラアプリ、ギャラリー、フォトエディター、天気などのプリインストールされているSamsungアプリにもカスタマイズ機能やその他さまざまな機能が追加された。

One UI 6.1: 日本では2024年4月11日に、Galaxy S24シリーズとともにリリースされた[5]。このアップデートはGalaxy S22、S23、S24、Z Fold 5、Z Flip 5、Galaxy Tab S9シリーズでのみ機能する新たなAI機能が含まれている。このAI機能は「Galaxy AI」と宣伝され、ローカルモデルとGoogleのGemini Proを使用したクラウドベースモデルの組み合わせを利用している。中国ではErnie Botを提供している百度がクラウドパートナーとなっている。6.1を適用可能なすべてのデバイス向けに配信される機能には、バッテリー劣化を防ぐために設計されたバッテリー保護の強化、ギャラリー上やInstagramやSnapchatといったSNSアプリ上で利用できる写真向けのスーパーHDR、そしてAlways On Display上でロック画面の壁紙を表示するオプションが含まれる。同時に、Samsungのクイック共有とGoogleのニアバイシェアの併合が発表され、すべてのGalaxyユーザーが単一のソリューションを使用し、すべてのAndroidおよびWindowsデバイスとの高速ファイル転送が可能になる。One UI 6.1のリリースとは並行せず、SamsungはGalaxy A55のリリースと共にGoogleのA/B(シームレス)アップデート技術を実装した。これは再起動されるたびに起動するセカンダリシステムパーティションにアップデートをインストールすることで機能する。

脚注

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外部リンク

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