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ヴィクナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヴィクナ市
Vikna kommune
レールヴィクの港
レールヴィクの港
ヴィクナ市の市章
市章
位置
ヌール・トロンデラーグ県の位置の位置図
ヌール・トロンデラーグ県の位置
ヴィクナの位置の位置図
ヴィクナの位置
座標 : 北緯64度54分42秒 東経11度01分55秒 / 北緯64.91167度 東経11.03194度 / 64.91167; 11.03194
行政
 ノルウェー
  ヌール・トロンデラーグ県の旗 ヌール・トロンデラーグ県
 市 ヴィクナ市
市長 ライネルト・アイズハウグ(2011年 - )
労働党
地理
面積  
  市域 318.1 km2
    陸上   310.21 km2
    水面   7.89 km2
人口
人口 (2012年現在)
  市域 4,241人
その他
等時帯 中央ヨーロッパ時間 (UTC+1)
夏時間 中央ヨーロッパ夏時間 (UTC+2)
ノルウェー統計局のデータ より
公式ウェブサイト : www.vikna.kommune.no/

ヴィクナノルウェー語: Vikna)は、ノルウェーヌール・トロンデラーグ県、ナムダーレン地域に位置する基礎自治体(以下、本稿では便宜上「市」と記述する)。行政の中心地はレールヴィク村 (Rørvik) で、そのほかアウスタフィヨール (Austafjord) 、ガシュタード (Garstad) 、ヴァーローヤ (Valøya) の村々がある。

基礎情報

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イッテル=ヴィクナ島

ヴィクナ市は1869年7月1日、ナーロイからヴィクテン市 (Vikten) として分立した。当時の人口は1749年であった。1881年1月1日、フォスネスの一部地域(人口:61人)が市に移管された。市名は後にヴィクナに改称された[1]

市名

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市を構成するインネル=ヴィクナ (Inner-Vikna) 、メロム=ヴィクナ (Mellom-Vikna) 、イッテル=ヴィクナ (Ytter-Vikna) の三島にちなむ。これら島名はいずれも、「入り江」を意味する vik に由来する(いずれの島にも無数の入り江がある)[2]

紋章

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現在の紋章は1988年5月13日に制定された。いまも市内の重要な収入源であるサケ漁と養殖業を表し、青地に3匹のサケが描かれている[3]

教会

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ニーダロス教区のナーロイ支区が管轄する市内には、ノルウェー国教会の教区がひとつ置かれている。

市内の教会
教区
(ソクン)
名称 所在地 建築年
ヴィクナ教区 ガシュタード教会 ガシュタード 1856年
レールヴィク教会 レールヴィク 1896年
ヴァーロイ礼拝堂 ヴァーローヤ 1972年


地理

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ラングスンデット海峡
群島の地表。氷河に侵食された岩場が広がっている

ヴィクナ市はヌール・トロンデラーグ県北西沖のノルウェー海に浮かぶ、大小6000余りの群島からなる。ロフォーテン諸島以南では最大のサケの産卵場である。主な島は本土から近い順にインネル=ヴィクナ、メロム=ヴィクナ、そして最西端のイッテル=ヴィクナの三つである。

中心となる村落はインネル=ヴィクナ島東岸のレールヴィク村で、本土とナーロイスンデット海峡で向かい合っている。市内にはギェスリンゲーネ灯台、グリンナ灯台、ナーロイスン灯台、ヌールドイヤン灯台など、多くの灯台が置かれている。

1962年10月21日、沿岸急行船(フッティルーテン)の Sanct Svithun 号が操舵ミスでヌールドイヤンに座礁。船体は沈没し、41名の命が失われた。ヌールドイヤンには2002年、追悼のメンヒルが建立された。

経済

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市民の主な収入源は漁業、養殖業、公共サービス、農業である。レールヴィクには、過去数世紀の沿岸部における生活様式を紹介するヌールヴァイ博物館がある。電力は大部分が、ガシュタード西部のメロム=ヴィクナ島にあるヴィクナ風力発電所から供給されている。

交通

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レールヴィクにフッティルーテンが停泊するほか、ナーロイスン橋経由で県道770号が市内と本土および欧州ルートE6号を結んでいる。レールヴィクの南にはレールヴィク空港が置かれている。ヴィクナとナーロイは、人口1万人ほどの共同労働圏を形成している。

脚注

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  1. ^ Jukvam, Dag (1999年). “Historisk oversikt over endringer i kommune- og fylkesinndelingen” (Norwegian). Statistisk sentralbyrå. 2012年7月29日閲覧。
  2. ^ (Norwegian) (dokpro.uio.no) Norske gaardnavne: Nordre Trondhjems amt (15last=Rygh ed.). Kristiania, Norge: W. C. Fabritius & sønners bogtrikkeri. (1903). p. 359. http://www.dokpro.uio.no/perl/navnegransking/rygh_ng/rygh_bla.prl?enhid=251699&avid=55824 
  3. ^ Norske Kommunevåpen (1990年). “Nye kommunevåbener i Norden”. 17 November 2008閲覧。

外部リンク

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