マルア
表示
マルア Maroua | |
---|---|
北緯10度35分50秒 東経14度18分57秒 / 北緯10.59722度 東経14.31583度 | |
国 | カメルーン |
州 | 極北州 |
県 | Diamaré |
標高 | 384 m |
人口 (2012年) | |
• 合計 | 239,026人 |
市外局番 | 00237 |
マルア(フランス語: Maroua)は、カメルーン極北州の州都。
概要
[編集]フェルンゴ川とカリアオ川の低地沿いに展開しており、マンダラ山地の麓に位置している [1]。
2012年の人口は23万9026人。 綿花産業の集散地となっている。 農業学校や民族博物館があり、近郊のサラクにサラク空港が所在している。
カメルーン最北の都市であり、チャドの首都ンジャメナやナイジェリアのマイドゥグリ、南のガルアへと道路が通じる。 市の北にはワザ国立公園があり、南には軍事基地が所在する。 町のスカイラインにはマルア山が卓越している。 宗教ではイスラム教が優勢であり、中でもスーフィズムがさかんである。
また、マルア大学がこの地を拠点としている。
歴史
[編集]カメルーンとナイジェリアの海上境界線を定めた、マルア宣言がマルアで1975年6月1日に署名された。
2013年にはマラリアの流行が起き、1万以上の症例がマルアで報告された[2]。
2014年4月4日、2人のイタリア人司祭とカナダ人修道女がマルア教区のチェレ(Tchéré)村で誘拐された[3]。彼らは5月31日から6月1日にかけての夜に解放された[4]。
同年6月に「マルア中央市場に襲撃した憲兵」が40人をボコ・ハラムの構成員容疑で逮捕される結果を引き起こした[5]。
2014年8月以降には、ボコ・ハラムに対応するため市内に2000人以上のカメルーン軍兵士が配置されている[6]。
気候
[編集]気候はサヘルのものであり、年間を通じて高温で乾燥している。 ケッペンの気候区分ではステップ気候(BSh)とサバナ気候(Aw)の境となっている。
Marouaの気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | 33.9 (93) |
35.7 (96.3) |
38.8 (101.8) |
40.2 (104.4) |
38 (100) |
34.9 (94.8) |
32.3 (90.1) |
30.3 (86.5) |
32 (90) |
35.3 (95.5) |
36.2 (97.2) |
34.2 (93.6) |
35.15 (95.27) |
日平均気温 °C (°F) | 26.1 (79) |
27.8 (82) |
30.9 (87.6) |
32.6 (90.7) |
31.1 (88) |
28.8 (83.8) |
27 (81) |
25.7 (78.3) |
26.6 (79.9) |
28.2 (82.8) |
28.3 (82.9) |
26.3 (79.3) |
28.28 (82.94) |
平均最低気温 °C (°F) | 18.4 (65.1) |
20 (68) |
23.1 (73.6) |
25 (77) |
24.2 (75.6) |
22.8 (73) |
21.7 (71.1) |
21.1 (70) |
21.3 (70.3) |
21.2 (70.2) |
20.5 (68.9) |
18.4 (65.1) |
21.48 (70.66) |
降水量 mm (inch) | 0 (0) |
0 (0) |
1 (0.04) |
16 (0.63) |
64 (2.52) |
107 (4.21) |
192 (7.56) |
245 (9.65) |
142 (5.59) |
27 (1.06) |
0 (0) |
0 (0) |
794 (31.26) |
平均降雨日数 | 0 | 0 | 2 | 3 | 7 | 10 | 15 | 17 | 13 | 4 | 0 | 0 | 71 |
平均日照時間 | 9 | 9 | 9 | 8 | 8 | 8 | 6 | 6 | 7 | 8 | 10 | 10 | 8.2 |
出典1:Climate-Data.org[7] | |||||||||||||
出典2:Weather2Travel for rainy days and sunshine[8] |
出身の著名人
[編集]- ヤヤ・バナナ - サッカー選手
参考文献
[編集]- ^ "Maroua (Cameroon)". Encyclopedia Britannica. 18 September 2013. 2014年6月29日閲覧。
- ^ Moki Edwin Kindzeka (2013年10月24日). “Upsurge of Malaria in Cameroon Town”. MALARIA.com - VOA. 2014年6月29日閲覧。
- ^ Piangiani, Gaia (2014年4月5日). “2 Italian Priests and a Canadian Nun Are Abducted in Cameroon”. New York Times 2014年6月29日閲覧。
- ^ “Kidnapped Italian Priests and Canadian Nun Freed in Cameroon”. NBC News (2014年). 2014年6月29日閲覧。
- ^ “Cameroon: 40 Suspected Boko Haram Militants Arrested in Cameroon”. VOA News - allAfrica.com: (2014年6月24日). 2014年6月29日閲覧。
- ^ “カメルーン軍、ボコ・ハラムの86人を殺害 1000人以上拘束”. フランス通信社 (2015年2月17日). 2019年2月1日閲覧。
- ^ “Climate: Maroua - Climate graph, Temperature graph, Climate table”. Climate-Data.org. 11 November 2013閲覧。
- ^ “Maroua Climate and Weather Averages, Cameroon”. Weather2Travel. 11 November 2013閲覧。