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ダニーデン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダニーデン
Dunedin
ダニーデンの市旗 ダニーデンの市章
市旗 市章
位置
ダニーデンの位置(ニュージーランド内)
ダニーデン
ダニーデン (ニュージーランド)
ダニーデンの位置(オタゴ地方内)
ダニーデン
ダニーデン (オタゴ地方)
ダニーデンの位置(ダニーデン内)
ダニーデン
ダニーデン (ダニーデン)
地図
座標 : 南緯45度52分0秒 東経170度30分0秒 / 南緯45.86667度 東経170.50000度 / -45.86667; 170.50000
歴史
開拓 1848年
行政
ニュージーランドの旗 ニュージーランド
 広域自治体 オタゴ地方
 地域自治体 Dunedin City
 市 ダニーデン
地理
面積  
  市域 - km2
  市街地 3,314 km2
人口
人口 (2018年現在)
  市域 130,700人
その他
等時帯 NZST (UTC+12)
夏時間 NZDS (UTC+13)
市外局番 03
公式ウェブサイト : http://www.dunedinnz.com/

ダニーデン: Dunedin [dʌˈniːdɪn] ( 音声ファイル)マオリ語: Ōtepoti)は、ニュージーランド南島オタゴ地方の中心都市。人口は13万700人(2018年6月現在)で、南島ではクライストチャーチに次ぐ2番目の大きさ。

概要

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スコットランドの面影を強く残す街として知られており、イングランドと関係の深いクライストチャーチとは一線を画する。スコットランドからの移住者の末裔が現在も多く居住しスコットランド文化を継承している。地勢は起伏が激しく坂道が多い。

オタゴ大学が立地し、地域人口の22%は学生であり、30歳以下の若年層が45%を占める学園都市である。

歴史

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1848年スコットランド自由教会からの移民たちにより開拓されゲール語エディンバラを意味するダニーデンと名づけられる。現在でも「南のエディンバラ」と称されるほど、スコットランド文化を色濃く残す街である。

1861年にダニーデン近郊ガブリエル渓谷で金脈が見つかりゴールドラッシュが起きる。世界各地から採掘者が訪れ、ダニーデンの人口は急増し、産業物流拠点として栄えた。ニュージーランド銀行 (BNZ) はダニーデンに本店を構え世界各地への送金業務を担当するなど、金脈の発見ニュージーランドの経済に繁栄をもたらした。およそ10年でゴールドラッシュは終焉するも、経済的繁栄によりダニーデン市内にはビクトリア様式、エドワード様式の建物が数多く建造され、繁栄の歴史は現在でも市内各所で見ることができる。冷凍食肉の技術を開発し、1882年にはイングランドへ向け輸出事業を開始。その後、冷凍食肉はオセアニア南アメリカへも輸出されダニーデンの経済を成長させた。

気候

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年間平均降水量は812mm、年間平均日照時間は1585時間。山間部では降水量が多い。夏季の平均気温は15℃、冬季の平均気温は8℃。冬季は霧雨の日が多い。山間部での積雪は見られるが、市内での積雪は少ない。とくに山間部では1日に4つの季節があると称されるほど寒暖の差が激しい。

ダニーデン (1981−2010)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C°F 18.9
(66)
18.6
(65.5)
17.3
(63.1)
15.3
(59.5)
12.7
(54.9)
10.6
(51.1)
10.0
(50)
11.2
(52.2)
13.2
(55.8)
14.7
(58.5)
16.1
(61)
17.3
(63.1)
14.6
(58.3)
日平均気温 °C°F 15.3
(59.5)
15.0
(59)
13.7
(56.7)
11.7
(53.1)
9.3
(48.7)
7.3
(45.1)
6.6
(43.9)
7.7
(45.9)
9.5
(49.1)
10.9
(51.6)
12.4
(54.3)
13.9
(57)
11.1
(52)
平均最低気温 °C°F 11.6
(52.9)
11.5
(52.7)
10.2
(50.4)
8.2
(46.8)
5.9
(42.6)
4.0
(39.2)
3.1
(37.6)
4.2
(39.6)
5.9
(42.6)
7.2
(45)
8.6
(47.5)
10.4
(50.7)
7.6
(45.7)
降水量 mm (inch) 72.9
(2.87)
67.8
(2.669)
64.0
(2.52)
50.9
(2.004)
64.7
(2.547)
57.9
(2.28)
57.1
(2.248)
55.7
(2.193)
48.3
(1.902)
61.7
(2.429)
56.4
(2.22)
80.2
(3.157)
737.6
(29.039)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 9.7 8.5 8.9 8.3 9.8 9.4 9.3 9.6 8.7 10.1 10.0 12.0 114.2
湿度 74.2 77.6 77.1 76.9 79.5 79.7 80.2 77.6 72.1 71.6 70.6 73.2 75.9
平均月間日照時間 179.6 158.0 146.1 125.9 108.4 95.3 110.6 122.2 136.8 165.5 166.9 168.3 1,683.7
出典:NIWA Climate Data[1]

観光

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交通

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教育機関

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  • オタゴ大学
  • オタゴポリテクニック
  • アオラキポリテクニック(ダニーデンキャンパス)

姉妹都市

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脚注

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  1. ^ Climate Data and Activities”. NIWA. 2013年10月19日閲覧。
  2. ^ 定年退職からの海外旅行 - Over 60 years travelers. “コースタル・オタゴ地方とダニーデン”. 2017年11月24日閲覧。
  3. ^ ニュージーランド自然保護局英語版), New Zealand sea lion/rāpoka/whakahao
  4. ^ Buick L.T. (1937年). “The Moa-Hunters of New Zealand: Sportsman of the Stone Age - Chapter I. Did The Maori Know The Moa?”. W & T Avery Ltd.. 2015年2月3日閲覧。
  5. ^ History of the species
  6. ^ Fox, Rebecca (7 April 2013). “Otago 'hot spot' for whale sightings”. Otago Daily Times. http://www.odt.co.nz/regions/otago/252068/otago-hot-spot-whale-sightings 
  7. ^ ジェットスター航空, 2015年, Where the wild things are, 76頁 (pdf)
  8. ^ Entwisle, Peter (1998), Behold the Moon, the European Occupation of the Dunedin District 1770-1848, Dunedin, NZ: Port Daniel Press., ISBN 0-473-05591-0 
  9. ^ エンジェル ジェルミ, むかいながまさ, 1995年, 海にかえった4頭のクジラ, 小峰書店
  10. ^ John Gibb, 2016年, Sighting of beaked whale a first, オタゴ・デイリー・タイムズ英語版), 2021年09月03日閲覧
  11. ^ Vaughan Elder, 2017年, Population of whales off Dunedin coast significant, study finds, オタゴ・デイリー・タイムズ, 2021年09月03日閲覧
  12. ^ Vijay, 2021年, Shepherd's beaked whale - elusive, and with precious few confirmed sightings. Part of a pod of 4 that made an appearance during a pelagic out of #Otago #NZ, Twitter, 2021年10月26日閲覧

外部リンク

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