郷土出版社
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種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒399-0035 長野県松本市村井町北一丁目4番6号 |
設立 | 1975年7月1日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 8100001013000 |
事業内容 | 出版業 |
代表者 | 神津良子(代表取締役、廃業時) |
資本金 | 1000万円(廃業時) |
従業員数 | 3名[1] |
外部リンク | 公式サイト |
郷土出版社(きょうどしゅっぱんしゃ)は、長野県松本市に本社を置いていた日本の出版社。
年表
[編集]沿革
[編集]1998年(平成10年)に刊行した『職員会議に…』は長野県松本深志高等学校で飼われていた黒犬の話であり、2003年公開の映画『さよなら、クロ』の原作となった[3]。ピーク時の1990年代には約8億円の売上高があったが、2015年4月期には約2億円にまで減少していた[3]。年間の新刊発行点数は約120冊から約25冊にまで減少していた[3]。
2016年(平成28年)2月29日をもって閉業した[4][2][3]。40年間で4,000点以上の出版物を刊行したが、売上高はピーク時の1/4にまで落ち込んでいた[2]。最後の刊行物は『資料で読み解く真田一族』だった[3]。
受賞
[編集]- 第48回毎日出版文化賞特別賞(『熊谷元一写真全集』)
- 日本写真協会賞文化振興賞(冨山治夫『佐渡万華鏡』)
- 塚原健二郎文学賞奨励賞(文・高田充也 絵・北島新平『鉢伏山の民話』)
- 第2回佐久文化賞(畠山次郎『実説・大日向村』)
- 第7回佐久文化賞(小林英文『コスモスの村』)
- 第12回佐久文化賞(文・南史子 切り絵・池田勝子『浅間山の見える村で』)
- 第18回山室静佐久文化賞(神津良子──『長野県文学全集』の編集および著作活動)
- 第23回山室静佐久文化賞(飯島勝彦『埋火』)
- 第30回熊日出版文化賞(富田紘一監修『定本・熊本城』)
主な刊行物
[編集]全国47都道府県展開シリーズ
[編集]- 目で見る100年シリーズ
- 保存版・今昔シリーズ
- 図説・歴史シリーズ
- ふるさと大百科シリーズ
- 保存版・ふるさとシリーズ
- ふるさと四季暦シリーズ
- 昭和の街角シリーズ
信州版シリーズ
[編集]- 写真集 思い出のアルバムシリーズ
- 埋もれた歴史・検証シリーズ
- 信濃の伝記シリーズ
- 信濃文庫シリーズ
- 信州・読み聞かせ民話絵本シリーズ
- 新・ふるさとの民話絵本シリーズ
- どうぶつノンフィクション絵本シリーズ
- 語り継ぐ戦争絵本シリーズ
- ふるさとの歴史人物絵本シリーズ
- 大人のためのオムニバス絵本シリーズ
- おとなと子どものための童話絵本シリーズ
- 信州の美術館シリーズ(図解)
信州版読み物
[編集]- 『相馬愛蔵・黒光著作集』〈全5巻〉
- 『長野県民100年史』〈全4巻〉
- 『長野県文学全集』〈全37巻〉
- 『長野県美術全集』〈全12巻〉
- 『山室静自選著作集』〈全10巻〉
- 『巨匠が描く・日本の名山』〈全6巻〉
- 『熊谷元一写真全集』〈全4巻〉
- 『写真探訪・信州の原風景』〈9巻〉
- 『信州・子ども文学館』〈全12巻〉
- 『長野県稀覯本集成』〈全20冊〉
- 『明治初期・長野県町村絵地図大鑑』〈全5巻〉
- 『写真集 長野県満州開拓誌』〈全2巻〉
- 『日録・長野県の太平洋戦争 新聞復刻資料集成』〈全9巻〉
- 『長野県郷土部隊の記録』
- 『長野県歴史人物大事典』
- 『長野県歴史大年表』
- 『長野県おもしろ世相史』
- 『葉山嘉樹短編小説選集』
- 『職員会議に出た犬・クロ』(さよなら、クロ)
- 『音楽の広場から』
- 『物語・信州のことば遊び事典』
- 『天守の声』
- 『北アルプス山麓をゆく』
- 『臼井吉見の「安曇野」を歩く』〈全3巻〉
- 『スワンが来るころ帰るころ』
- 『探訪・信州の古城』
- 『幕末の信州』
社史
[編集]- 『我ら十年のレポート』(1985年刊、絶版)
- 『私たちの全仕事──地方出版25年総目録&寄稿エッセイ』(1999年刊、非売品)
- 『れんげの花の咲くころに』(神津良子著、2005年刊、四六判・上製、定価1,680円)
- 『地方出版丸秘社内日記』(2003年刊、四六判・上製、定価1,680円)
- 『合本・郷土出版社通信vol.1~300 1982年3月~2007年3月』(2007年刊、非売品)
- 創業35周年記念エッセイ集『黒犬のしっぽ』(神津良子著、2009年4月)