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立花駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
立花駅
南口
たちばな
Tachibana
JR-A49 尼崎 (3.0 km)
(2.2 km) 甲子園口 JR-A51
地図
所在地 兵庫県尼崎市立花町一丁目1番1号[1]
北緯34度44分16.66秒 東経135度23分56.84秒 / 北緯34.7379611度 東経135.3991222度 / 34.7379611; 135.3991222座標: 北緯34度44分16.66秒 東経135度23分56.84秒 / 北緯34.7379611度 東経135.3991222度 / 34.7379611; 135.3991222
駅番号 JR-A50
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 東海道本線JR神戸線
キロ程 567.1 km(東京起点)
大阪から10.7 km
電報略号 タチ
駅構造 地上駅橋上駅[1]
ホーム 2面4線[1](乗降は2面2線のみ)
乗車人員
-統計年度-
20,761人/日(降車客含まず)
-2020年-
開業年月日 1934年昭和9年)7月20日[1]
備考 直営駅[1]
みどりの窓口
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立花駅(たちばなえき)は、兵庫県尼崎市立花町一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線である[1]。駅番号はJR-A50。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。

概要

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尼崎市役所の最寄り駅である。また周辺の住宅も多く、尼崎駅よりも乗降客数が多い時代が続いていた。JR東西線の開業後に逆転されたが、当駅の乗降客数は新快速快速通過駅にもかかわらず依然高い水準にあり、現在でも京阪神間快速通過駅では最も多くなっている。

兵庫支社の管轄対象駅の中では最も東にあり、隣の尼崎駅は阪奈支社の管轄対象となる。

歴史

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吹田駅 - 須磨駅間での電気運転開始時に塚本駅甲子園口駅六甲道駅元町駅と同時に開設。背景には立花村村会から受けた請願がある。なお隣の甲子園口駅についても当時の自治体の誘致活動によって開設されている。

年表

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駅構造

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島式ホーム2面4線地上駅で、橋上駅舎を有する。分岐器絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。各駅停車のみが停車するため、内側の2・3番のりばのみを使用し、外側の1・4番のりばには簡易なフェンスが設けられている。

特急・貨物列車・新快速・平日の朝ラッシュ時に運行される快速は外側(1・4番ホーム)を、それ以外の快速は普通電車が停車する2・3番ホームを通過する。ホーム間は跨線橋が結ぶ。

アーバンネットワークエリアに属しており、ICOCA及びその相互利用対象カードの利用可能駅でもある。直営駅芦屋駅の被管理駅)。

駅西側に幹線道路(道意線)の陸橋があり、陸橋上にはバスの停留所(後述)が設置されている。ここからも直接駅舎に行くことができる。

エレベーターは北口に設置されており、南口は階段のみだが、フェスタ立花(南・北館)の営業時間中は店内のエレベーターを利用することで、ペデストリアンデッキを経由して車椅子等でも南口を利用できる。また、ホームへのエレベーターは上下線共にあり、車椅子を利用した列車への乗降は駅員が対応する。

セブン-イレブンハートイン(6時30分~24時)が改札外のコンコースに出店[8]している。洋菓子のヒロタ[注 1]が改札内に出店していたが閉店し、2018年4月現在は待合スペースとなっている。北出口にサンエトワール(7時〜20時)が出店している。

のりば

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のりば 路線 方向 線路 行先
1 A JR神戸線 下り 外側線 (通過列車のみのため閉鎖)
2 A JR神戸線 下り 内側線 三ノ宮姫路方面[9]
3 上り 尼崎大阪北新地方面[9]
4 A JR神戸線 上り 外側線 (通過列車のみのため閉鎖)
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で記載している。

利用状況

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2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員21,913人で、これはJR西日本の駅の中では大阪天満宮駅に次いで第38位である[10]。JR京都線・JR神戸線で快速列車が通過する駅では最も多く、新快速停車駅の加古川駅、快速停車駅の西宮駅、兵庫駅、須磨駅、舞子駅よりも多い。1996年までは、隣の尼崎駅よりも当駅の方が利用者が多かった。

近年の1日平均乗車人員推移は下表のとおりである。

年度別1日平均乗車人員[11][12]
年度 1日平均乗車人員
総数 定期
1995年(平成07年) 28,079 17,159
1996年(平成08年) 26,339 15,707
1997年(平成09年) 25,634 16,060
1998年(平成10年) 25,041 15,734
1999年(平成11年) 24,687 15,381
2000年(平成12年) 25,215 15,836
2001年(平成13年) 25,546 16,120
2002年(平成14年) 25,544 16,263
2003年(平成15年) 25,713 16,449
2004年(平成16年) 25,655 16,697
2005年(平成17年) 25,653 16,947
2006年(平成18年) 26,539 17,580
2007年(平成19年) 26,938 17,998
2008年(平成20年) 27,065 18,208
2009年(平成21年) 26,613 18,066
2010年(平成22年) 26,370 18,030
2011年(平成23年) 25,942 17,735
2012年(平成24年) 25,723 17,585
2013年(平成25年) 25,883 17,800
2014年(平成26年) 25,218 17,425
2015年(平成27年) 25,351 17,545
2016年(平成28年) 25,302 17,560
2017年(平成29年) 25,250 17,604
2018年(平成30年) 25,008 17,486
2019年(令和元年) 24,991 17,513
2020年(令和02年) 20,761 15,362
2021年(令和03年) 20,809 15,039
2022年(令和04年) 21,913

駅周辺

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周辺の再開発事業後、道路や商業施設の整備が進んだ。現在も近代的な街並みが広がる地域と、下町情緒的な街並みの融合が果たされている。尼崎市役所最寄り駅。

駅を中心に放射状に道が広がっている。これは立花駅開業直前に周辺の住宅を開発した名残である。北側は現在もわかりやすく残っているが、南側は再開発のため大きく変貌している。

駅北口は商店街となっており、アーケードが伸びている。

駅南口は阪神バスが発着し、以前は雑然としていたが、再開発事業によって2000年4月21日に「フェスタ立花」と称する2棟の高層マンション(高さ約100m)と商業施設の複合ビルが完成し、それら施設と駅がペデストリアンデッキで結ばれている。

以前は「駅前放置自転車全国ワースト3」とされるほど自転車だらけで、テレビにも取り上げられた駅前だった。フェスタ立花完成などによる再開発のおかげで自転車置き場が増設された結果、北側および南側の放置自転車はかなり減少した。

タクシー乗り場は北口と南口の両方にある。

南口方面

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フェスタ立花

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南口を再開発して誕生した複合商業施設[1] 。主要テナントは以下の通り。

立花ジョイタウン

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南口に存在する複合商業施設。主要テナントは以下の通り。

その他の南口方面

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北口方面

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バス路線

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阪神バスが運行する路線バスが発着する。

のりばは、道意線の陸橋上にある「JR立花(上)」の1・2番のりばと、南口ロータリーにある「JR立花(下)」の3・4・5番のりばに分かれる。阪神線である伊丹立花線[注 2]を除きすべての路線が尼崎市内線[注 3]。一部の尼崎市内線の路線は尼崎交通事業振興への委託路線である。

JR立花(上)

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のりば 担当 系統・行先 備考
1 尼崎 伊丹立花線:金井町
塚口 14番阪急塚口
30番:阪急塚口 尼崎交通事業振興委託運行
15番阪急武庫之荘(南)
武庫 47番:武庫営業所/阪急武庫之荘(南) 一部便は阪急武庫之荘(南)止まり
47-2番 AD1番:武庫営業所
2 塚口 14番阪神出屋敷
15番阪神尼崎(北)
30番武庫川/リサーチコア前 一部便はリサーチコア前止まり。尼崎交通事業振興委託運行
武庫 47番47-2番:武庫川
AD1番尼崎ドライブスクール前

JR立花(下)

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担当営業所の「共管」は塚口営業所と武庫営業所の共管を指す。

のりば 担当 系統・行先 備考
3 武庫 43番43-2番:阪神尼崎(北)
49番:阪神出屋敷 平日午前2便のみ運行。14番とは経由地が少々異なる
塚口 50番50-4番JR尼崎(南)
50-2番阪神杭瀬 平日のみ
共管 55番JR尼崎(南)
4 武庫 43番:宮ノ北団地
43-2番:武庫営業所
49番:阪急武庫之荘(南) 平日午前2便のみ運行。
共管 55番:阪急武庫之荘(南) 15番とは経由地が少々異なる(49番も同様)
塚口 50番50-2番:阪神出屋敷
50-4番:武庫川
5 塚口 60番:末広町[注 4] 到着は(上)1番のりば。

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
A JR神戸線(東海道本線)
新快速・快速
通過
普通(JR東西線学研都市線内で区間快速となる列車を含む)
尼崎駅 (JR-A49) - 立花駅 (JR-A50) - 甲子園口駅 (JR-A51)

脚注

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注釈

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  1. ^ かつて、ヒロタの本社工場が当駅と甲子園口駅の間の線路沿いに設置されており、当駅が最寄り駅であった。
  2. ^ 後乗り前降り・運賃後払い。
  3. ^ 旧・尼崎市交通局の路線。前乗り後降り・運賃先払い。
  4. ^ 2014年2月まではパナソニックPDP前と称した。同社工場閉鎖により改称。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、15頁。ISBN 9784343006028 
  2. ^ 図説 尼崎の歴史 新しい住宅地の形成 - 尼崎市立地域研究史料館・園田学園女子大学(2008年)
  3. ^ “列車接近をメロディーで JR神戸線塚本-姫路間”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1997年3月11日) 
  4. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '98年版』ジェー・アール・アール、1998年7月1日、186頁。ISBN 4-88283-119-8 
  5. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '03年版』ジェー・アール・アール、2003年7月1日、189頁。ISBN 4-88283-124-4 
  6. ^ 琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線・大阪環状線の駅のホームで使用している「入線警告音」の音質を見直します
  7. ^ 近畿エリアの12路線 のべ300駅に「駅ナンバー」を導入します!
  8. ^ 「JR神戸線(塚本-灘間)」の店舗情報 - ジェイアール西日本デイリーサービスネット
  9. ^ a b 立花駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月12日閲覧。
  10. ^ データで見るJR西日本:JR西日本
  11. ^ 兵庫県統計書
  12. ^ 尼崎市統計書
  13. ^ 立花商店街”. 立花商店街振興組合. 2022年12月1日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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