白石徹
白石 徹 しらいし とおる | |
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生年月日 | 1956年4月1日 |
出生地 | 日本 愛媛県新居浜市 |
没年月日 | 2017年3月17日(60歳没) |
死没地 | 日本 東京都 |
出身校 | 早稲田大学理工学部 |
前職 |
愛媛県議会議員 建設会社役員 |
所属政党 | 自由民主党(麻生派) |
公式サイト | 衆議院議員 白石とおる 公式ウェブサイト |
選挙区 | 愛媛3区 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2012年12月18日[1] - 2017年3月17日 |
選挙区 | 新居浜市選挙区 |
当選回数 | 3回 |
在任期間 | 1999年 - 2011年 |
白石 徹(しらいし とおる、1956年4月1日 - 2017年3月17日[2])は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(2期)。愛媛県議会議員(3期)。
来歴
[編集]愛媛県新居浜市生まれ。愛媛県立新居浜西高等学校卒業後、早稲田大学に入学。1978年に早稲田大学理工学部工業経営学科、1980年に早稲田大学理工学部土木工学科を卒業。
実家の建設会社白石建設工業社長やハートネットワーク取締役、日本青年会議所副会頭などを務め、1999年に愛媛県議会議員選挙に立候補し初当選。その後、3期連続当選。
衆議院議員・小野晋也の不出馬表明に伴って行われた自由民主党愛媛県連の候補者の公募に応募し公認を獲得。2009年の第45回衆議院議員総選挙に愛媛3区から立候補したが、民主党新人の白石洋一に敗れ、落選した。
2012年の第46回衆議院議員総選挙では再び自民党公認として愛媛3区から立候補し、前回敗れた白石洋一などを下して初めて当選した[3]。2014年の第47回衆議院議員総選挙で再選(2期目)。しかし、今選挙では西条市で白石洋一に負けている。
任期中の2017年3月17日、悪性リンパ腫のため、東京都内の病院で死去。60歳没[4]。没後、従六位への追叙及び旭日小綬章を追贈され、同年4月18日の衆議院本会議に於いて、衆議院より弔詞を捧呈され、工藤彰三により追悼演説が行われた[5][6]。叙従六位、旭日小綬章追贈[7]。
死去に伴い2017年10月の愛媛3区補欠選挙には次男の白石寛樹が自由民主党公認として立候補する予定[8]であったが、同年9月28日に衆議院が解散されたため、補欠選挙ではなく通常の衆議院議員選挙が10月22日に行われた。結果は希望の党に移った白石洋一に敗れ比例復活もならず落選した[9]。
政策
[編集]- 憲法9条の改正に賛成。
- アベノミクスを評価する。
- 原発は日本に必要。伊方原発の再稼働を進める[10]。
- ヘイトスピーチの法規制に反対[11]。
- 女性宮家に賛成[12]。
- 選択的夫婦別姓制度導入について、「どちらとも言えない」としている[13]。
年譜
[編集]- 1978年 - 早稲田大学理工学部工業経営学科 卒業。
- 1980年 - 早稲田大学理工学部土木工学科 卒業。
- 1999年 - 愛媛県議会議員選挙に当選(その後、3期に渡り連続当選)。
- 2009年 - 第45回衆議院議員総選挙で愛媛3区に自民党から出馬したが落選。
- 2012年 - 第46回衆議院議員総選挙で再び愛媛3区に自民党から出馬し当選。
- 2015年 - 環境大臣政務官、内閣府大臣政務官に就任(第3次安倍第1次改造内閣)。
- 2017年 - 衆議院議員在職中に死去。
人物
[編集]ボランティア活動に積極的に取り組み、2004年に東予地方へ大きな被害を与えた台風の際にはトラックの派遣を頼み大量のゴミ処理に尽力した他、理事を務めるNPO法人では新居大島で過疎化によって生産量が減った特産の白イモ栽培に取り組み、白イモ焼酎の開発を行っている[14]。
選挙歴
[編集]当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
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落 | 第45回衆議院議員総選挙 | 2009年 8月30日 | 53 | 愛媛3区 | 自由民主党 | 7万9924票 | 42.92% | 1 | 2/3 | / |
当 | 第46回衆議院議員総選挙 | 2012年12月16日 | 56 | 愛媛3区 | 自由民主党 | 7万1033票 | 47.17% | 1 | 1/4 | / |
当 | 第47回衆議院議員総選挙 | 2014年12月14日 | 58 | 愛媛3区 | 自由民主党 | 6万4929票 | 51.65% | 1 | 1/3 | / |
公開された所得および資産
[編集]年 | 当時の身分 | 給与 | 不動産 利子等 |
事業 その他 |
合計 | 備考 | 出典 |
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2015年 | 衆議院議員 | 1,928 万円 | 7 万円 | 2,067 万円 | 4,002 万円 | 「事業その他」の所得は、土地、建物を譲渡したことによる所得。 | [15][16] |
2014年 | 衆議院議員 | 1,732 万円 | 4 万円 | 7 万円 | 1,743 万円 | [17] | |
2013年 | 衆議院議員 | 1,440 万円 | △24 万円 | 32 万円 | 1,448 万円 | [18] | |
2008年 | 愛媛県議会議員 | 2,563 万円 | 402 万円 | 6 万円 | 2,971 万円 | 県議で中畑保一に次ぐ2番目の所得。なお、ケーブルテレビ会社など3社の役員を務める。 | [19] |
2007年 | 愛媛県議会議員 | 3,922 万円 | 329 万円 | 15 万円 | 4,266 万円 | 県議で最多の所得(8年連続)。なお、経営する建設会社など4社からの役員報酬や、所有する不動産からの家賃収入を含む。 | [20] |
2006年 | 愛媛県議会議員 | 4,303 万円 | 338 万円 | 0 万円 | 4,641 万円 | 県議で最多の所得(7年連続)。なお、経営する建設会社など4社からの役員報酬を含む。 | [21] |
2005年 | 愛媛県議会議員 | 4,283 万円 | 0 万円 | 0 万円 | 4,283 万円 | 県議で最多の所得(6年連続)。なお、経営する建設会社など4社からの役員報酬を含む。 | [22] |
2004年 | 愛媛県議会議員 | 4,283 万円 | 0 万円 | 471 万円 | 4,754 万円 | 県議で最多の所得(5年連続)。なお、経営する建設会社など4社からの役員報酬を含む。 | [23] |
2003年 | 愛媛県議会議員 | 4,376 万円 | 0 万円 | 0 万円 | 4,376 万円 | 県議で最多の所得(4年連続)。なお、経営する建設会社など4社からの役員報酬を含む。 | [24] |
2002年 | 愛媛県議会議員 | 4,374 万円 | 0 万円 | 0 万円 | 4,374 万円 | 県議で最多の所得(3年連続)。なお、代表取締役を務める建設会社など新居浜市内の4社からの役員報酬を含む。 | [25] |
2001年 | 愛媛県議会議員 | 4,285 万円 | 0 万円 | 1 万円 | 4,286 万円 | 県議で最多の所得(2年連続)。なお、建設会社など3社からの役員報酬を含む。 | [26] |
2000年 | 愛媛県議会議員 | 4,272 万円 | 0 万円 | 1 万円 | 4,273 万円 | 県議で最多の所得。なお、建設会社など3社からの役員報酬を含む。 | [27] |
年月日 | 当時の身分 | 土地 | 建物 | 預貯金 等総額 |
合計 | 出典 | |
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面積 | 価格 | 価格 | |||||
2014年12月14日 | 衆議院議員 | 4,658 m² | 4,409 万円 | 4,412 万円 | 523 万円 | 9,343 万円 | [28] |
2012年12月16日 | 衆議院議員 | 3,223 m² | 2,731 万円 | 1,448 万円 | 519 万円 | 4,698 万円 | [29][30] |
2007年 | 愛媛県議会議員 | 5,001 万円 | [31] | ||||
2003年 | 愛媛県議会議員 | – | – | 2,459 万円 | 2,037 万円 | 4,496 万円 | [32] |
所属団体・議員連盟
[編集]脚注
[編集]- ^ 平成24年(2012年)12月18日愛媛県選挙管理委員会告示第86号(衆議院小選挙区選出議員選挙における当選人)
- ^ 自民党衆院議員の白石徹衆院議員が死去 - 時事通信 2017年3月17日
- ^ “白石徹さん雪辱。「地域総掛かり」意欲”. 愛媛新聞. (2012年12月17日) 2013年1月18日閲覧。
- ^ “白石徹氏が死去 自民党衆院議員”. 日本経済新聞. (2017年3月17日) 2022年1月18日閲覧。
- ^ 衆議院公報 第193回国会 第63号 衆議院
- ^ 第193回国会 本会議 第20号(平成29年4月18日(火曜日)) 衆議院
- ^ 『官報』第6996号、平成29年4月11日
- ^ “愛媛3区補選に白石氏次男=自民”. 時事通信社 (2017年7月14日). 2017年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月15日閲覧。
- ^ 愛媛-開票速報-2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル
- ^ “衆院選 候補者アンケート 3区=愛媛”. 読売新聞. (2014年12月11日) 2017年7月25日閲覧。
- ^ 毎日新聞 2014年衆院選アンケート
- ^ 毎日新聞 2012年衆院選アンケート
- ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査
- ^ “有力2候補の横顔。愛媛3区”. asahi.com (朝日新聞社). (2009年8月22日) 2013年1月18日閲覧。
- ^ “2015年 国会議員の所得一覧 その1”. 読売新聞. (2016年7月5日) 2017年7月25日閲覧。
- ^ “知事所得2059万円 昨年 県議平均1299万円=愛媛”. 読売新聞. (2016年7月5日) 2017年7月25日閲覧。
- ^ “2014年 国会議員の所得一覧 その1”. 読売新聞. (2015年7月1日) 2017年7月25日閲覧。
- ^ “2013年 国会議員の所得一覧 その1”. 読売新聞. (2014年7月1日) 2017年7月25日閲覧。
- ^ “知事所得1453万円 08年分公開 46県議の平均は1385万円=愛媛”. 読売新聞. (2009年7月1日) 2017年7月25日閲覧。
- ^ “知事の所得1558万円、松山市長は2210万円 県議平均1486万円=愛媛”. 読売新聞. (2008年7月1日) 2017年7月25日閲覧。
- ^ “所得公開 加戸知事1881万円 中村・松山市長は1836万円=愛媛”. 読売新聞. (2007年7月3日) 2017年7月25日閲覧。
- ^ “所得公開 加戸知事60万円増の1901万円 白石県議は4283万円=愛媛”. 読売新聞. (2006年7月4日) 2017年7月25日閲覧。
- ^ “所得公開 国会議員平均2161万円 知事1840万、県議1504万円=愛媛”. 読売新聞. (2005年7月5日) 2017年7月25日閲覧。
- ^ “所得公開 国会議員平均2147万円 知事2247万 県議1610万円=愛媛”. 読売新聞. (2004年7月1日) 2017年7月25日閲覧。
- ^ “公開所得 国会議員平均3038万円 知事2198万円=愛媛”. 読売新聞. (2003年7月1日) 2017年7月25日閲覧。
- ^ “公開所得 国会議員平均3101万円 県議トップ4286万円=愛媛”. 読売新聞. (2002年7月2日) 2017年7月25日閲覧。
- ^ “公開所得 国会議員平均3047万円 知事1980万円=愛媛”. 読売新聞. (2001年7月3日) 2017年7月25日閲覧。
- ^ “衆院議員の資産公開=その2”. 読売新聞. (2015年5月26日) 2017年7月25日閲覧。
- ^ “衆院議員の資産公開=その2”. 読売新聞. (2013年5月28日) 2017年7月25日閲覧。
- ^ “衆院議員資産 県関係6人平均2517万円 トップは白石氏4698万円=愛媛”. 読売新聞. (2013年5月28日) 2017年7月25日閲覧。
- ^ “中村・松山市長、資産1億円 新県議は平均1581万円=愛媛”. 読売新聞. (2007年10月10日) 2017年7月25日閲覧。
- ^ “資産公開 県議、平均2445万円 トップ1億1832万、ゼロ3人=愛媛”. 読売新聞. (2003年10月8日) 2017年7月25日閲覧。
- ^ “プロフィール”. 衆議院議員 白石とおる. 2018年12月24日閲覧。
- ^ a b 俵義文、日本会議の全貌、花伝社、2016年
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]公職 | ||
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先代 高橋比奈子 福山守 |
環境大臣政務官 鬼木誠と共同 2015年 - 2016年 |
次代 比嘉奈津美 井林辰憲 |
先代 越智隆雄 松本洋平 小泉進次郎 大塚拓 岩井茂樹 鈴木馨祐 福山守 石川博崇 |
内閣府大臣政務官 牧島かれん 酒井庸行 高木宏壽 古賀篤 田所嘉徳 豊田真由子 星野剛士 津島淳 藤丸敏と共同 2015年 - 2016年 |
次代 武村展英 豊田俊郎 務台俊介 島田三郎 井野俊郎 田野瀬太道 井原巧 根本幸典 井林辰憲 宮澤博行 |