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波止浜港

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波止浜港

波止浜港(はしはまこう)は、愛媛県今治市の中北部に位置する港湾。港湾管理者は愛媛県。地方港湾に指定されている。

港口には来島・小島の2島を控え、古来、箱港と呼ばれている。燧灘斎灘を航行する船舶が、来島海峡の急潮と風波を回避するため利用していたほか、漁港としても利用されてきた。また、湾奥は古くは塩田であり、塩の積出港として発展してきた歴史もある。

港湾は埋め立ての歴史でもある。港内には、今治造船新来島どっく浅川造船檜垣造船等の造船所がひしめき、クレーンが林立し活況を呈している。西側は古くから港町で栄えてきた歴史を感じさせる建築物・構築物もみられ、来島・小島への定期船もこちらの桟橋から発着する。東側は西側に比べると新しく開けたエリアであり、造船所等の集積する工業港区である。

沿革

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戦前の波止浜港

概要

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  • 港への手前にある龍神社の脇に1830年に建てられた遍路石があり、延命寺(四国八十八ケ所54番札所)まで1里と書かれ、大三島の参拝後に四国側に渡って来た遍路のための道標である。
  • 灯明台は、寛永2年(1849年)に御番所前に立てられたもので高さ約6mあり、海上安全を祈願したもので明治35年(1902年)に現在地に移された。
  • その灯明台の後ろの建物が来島小島馬島への渡船の発券および待合室である。

航路

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周辺

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アクセス

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