武田雅哉
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人物情報 | |
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生誕 |
1958年1月(66歳) 日本北海道函館市 |
出身校 | 北海道大学 |
学問 | |
研究分野 | 中国文学 |
研究機関 | 北海道大学 |
指導教員 | 中野美代子 |
影響を受けた人物 | 荒俣宏、マージョリー・ホープ・ニコルソン、高山宏[1] |
武田 雅哉(たけだ まさや、1958年1月 - )は、日本の中国文学者[2]。北海道大学名誉教授[3]。
経歴
[編集]1958年北海道函館市生まれ[4]。北海道函館中部高等学校卒業。1985年北海道大学文学部中国文学科卒、1988年同大学院修士課程修了、中野美代子に師事する。1990年より北海道大学文学部助手を経て、助教授、教授[5]。2023年3月をもって退職[6][7][1]。
人物
[編集]- 高校時代の将来の夢は仙人になることであった[4]。
- 中国文学の中でも清代末期の徒花のようなチープな恋愛小説や破天荒な探偵小説が好みだという[4]。
- 怪物・妖怪の研究も行っており、大学でも「怪物論」という講義を開講している[4]。
受賞・栄典
[編集]著書
[編集]- 『翔べ!大清帝国 近代中国の幻想科学』リブロポート, 1988(リブログラフィクス)
- 『蒼頡たちの宴 漢字の神話とユートピア』筑摩書房, 1994/ちくま学芸文庫, 1998
- 『猪八戒の大冒険 もの言うブタの怪物誌』三省堂, 1995
- 『桃源郷の機械学』作品社, 1995/学研M文庫, 2002
- 『星への筏 黄河幻視行』角川春樹事務所, 1997
- 『清朝絵師 呉友如の事件帖』作品社, 1998
- 『新千年図像晩会』作品社, 2001
- 『猪八戒とあそぼう! 絵本・演劇・造形』歴史民俗博物館振興会, 2002(歴博ブックレット)
- 『よいこの文化大革命 紅小兵の世界』廣済堂出版, 2003(廣済堂ライブラリー)
- 『〈鬼子〉たちの肖像 中国人が描いた日本人』中公新書, 2005
- 『楊貴妃になりたかった男たち 〈衣服の妖怪〉の文化誌』講談社選書メチエ, 2007
- 『中国乙類図像漫遊記』大修館書店, 2009
- 『万里の長城は月から見えるの?』講談社, 2011
- 『中国のマンガ 〈連環画〉の世界』平凡社, 2017.2。オンデマンド版も刊
- 『中国飛翔文学誌 空を飛びたかった綺態な人たちにまつわる十五の夜噺』人文書院, 2017.12
- 『西遊記 妖怪たちのカーニヴァル』慶應義塾大学出版会, 2019.2(世界を読み解く一冊の本)
- 『西遊記 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典』角川ソフィア文庫, 2024.2。編・解説
共著
[編集]- 『中国科学幻想文学館』上下巻(林久之と共著), 大修館書店〈あじあブックス〉, 2001
- 『笑いの力─人文学でワッハッハ』北海道大学出版会, 2011
- 『老いを翔ける─めざせ、人生の達人』 北海道大学出版会, 2011
- 『生物という文化─人と生物の多様な関わり』 北海道大学出版会, 2013
- 『図説ユーラシアと日本の国境』 北海道大学出版会, 北海道大学出版会, 2014
- 『食と文化』 北海道大学出版会, 2014
- 『中国文化55のキーワード』(加部勇一郎・田村容子と共編著)ミネルヴァ書房, 2016
- 『ゆれるおっぱい、ふくらむおっぱい 乳房の図像と記憶』(編著。執筆者は22名)岩波書店, 2018
- 『アジア図像探検』(監修。杉原たく哉著、杉原篤子編)集広舎, 2020
- 『中国文学をつまみ食い-『詩経』から『三体』まで』(加部勇一郎・田村容子と共編著)ミネルヴァ書房〈シリーズ・世界の文学をひらく4〉, 2022
翻訳
[編集]- 『世紀末中国のかわら版 絵入新聞『点石斎画報』の世界』 中野美代子共編、福武書店, 1989/中公文庫, 1999
- 『西遊記』 編訳、第三文明社, 1991(少年少女希望図書館)
- 『中国怪談集』 中野美代子共編、河出文庫, 1992、新装版2019
- 『サイと一角獣』 ベルトルト・ラウファー 博品社, 1992(博物学ドキュメント)
- 『スキタイの子羊』ヘンリー・リー/ベルトルト・ラウファー、尾形希和子共訳 博品社, 1996
- 『図像だらけの中国 明代のヴィジュアル・カルチャー』クレイグ・クルナス、国書刊行会, 2017
海外での出版
[編集]- 飞翔吧!大清帝国:近代中国的幻想与科学 北京联合出版公司 2013
- 中国科学幻想文学史 武田雅哉、林久之 浙江大学出版社 2017
- 构造另一个宇宙:中国人的传统时空思维 中华书局 2017
脚註・出典
[編集]- ^ a b “〈特集図書展示No.28〉武田雅哉先生の著作紹介 展示詳細”. 北海道大学 大学院文学研究院・大学院文学院・文学部. 2023年4月1日閲覧。
- ^ 万里の長城は月から見えるの? 武田雅哉著 イメージの危うさ平易に語る(日本経済新聞2011年11月20日朝刊紙面 2013年1月14日閲覧
- ^ “書香の森企画展示「ようこそ〈連環画〉の世界へ」”. 北海道大学 大学院文学研究院・大学院文学院・文学部. 2023年4月1日閲覧。
- ^ a b c d 楊貴妃になりたかった男たち 武田雅哉さん(Book Asahi.com2007年02月18日掲載 2013年1月14日閲覧
- ^ 言語文学専攻 中国文化論講座 武田 雅哉 教授 (北海道大学文学部2013年1月14日閲覧)
- ^ “武田 雅哉”. KAKEN. 2023年4月1日閲覧。
- ^ “【武田雅哉先生最終講義】”. www.facebook.com. 2023年4月1日閲覧。