樋口毅宏
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樋口 毅宏(ひぐち たけひろ、1971年 - )は、日本の小説家。
経歴
[編集]東京都豊島区雑司ヶ谷生まれ[1]。帝京大学文学部卒業[2]。コアマガジンにて『ニャン2倶楽部Z』『BUBKA』の編集、白夜書房にて『コリアムービー』『みうらじゅんマガジン』の編集長を務める。取材で出会った白石一文の紹介により[3]、2009年『さらば雑司ヶ谷』で小説家デビュー。2011年、『民宿雪国』で第24回山本周五郎賞候補と第2回山田風太郎賞候補になる。2012年、『テロルのすべて』で第14回大藪春彦賞候補になる。日本文芸家協会会員。
2015年6月15日、弁護士の三輪記子[4]と再婚[5]。出会いのきっかけは三輪が樋口の著書『タモリ論』を新幹線で泣きながら一気読みしたエピソードをTwitterに投稿したことからである[6]。同2015年から三輪の在住地である京都に二年半在住し、2017年から夫婦で東京に移る[7]。2022年に第2子にあたる女児が誕生[8]。
2016年9月に作家引退を表明。「もう飽きたんだよ。作家なんて男子一生の仕事じゃねえんだよ」とその理由を語るが[9]、それ以降も小説を発表している。
作品リスト
[編集]単行本
[編集]- 『さらば雑司ヶ谷』(2009年 新潮社 / 2012年 新潮文庫)
- 『日本のセックス』(2010年 双葉社 / 2012年 双葉文庫)
- 『民宿雪国』(2010年 祥伝社 / 2013年 祥伝社文庫)
- 『雑司ヶ谷R.I.P.』(2011年 新潮社 / 2013年 新潮文庫)
- 『テロルのすべて』(2011年 徳間書店 / 2014年 徳間文庫)
- 『二十五の瞳』(2012年 文藝春秋 / 2014年10月文春文庫)
- 『ルック・バック・イン・アンガー』(2012年 祥伝社)のち文庫
- 『タモリ論』(2013年 新潮新書)
- 『甘い復讐』(2014年 角川書店/2016年 角川文庫)
- 収録作品:甘い復讐 / 永遠とドラゴン / さくらの結婚 / ある芸者の証言 / 十階建てのラブストーリー / 余生
- 『愛される資格』(2014年 小学館/2017年 小学館文庫)
- 『ドルフィン・ソングを救え!』(2015年 マガジンハウス/2019年 角川文庫)
- 『さよなら小沢健二』(2015年 扶桑社)コラム集
- 『太陽がいっぱい』(2016年 扶桑社)「引退作品」
- 『おっぱいがほしい!―男の子育て日記―』(2017年 新潮社)
- 『アクシデント・レポート』(2017年 新潮社)
- 『東京パパ友ラブストーリー』(2019年 講談社)
- 『大江千里と渡辺美里って結婚するんだとばかり思ってた 昭和40年代男子の思い出エッセイ』(2020年、交通新聞社)
- 『中野正彦の昭和九十二年』(2022年、イースト・プレス)
雑誌掲載短編
[編集]脚注
[編集]- ^ “同級生交歓 雑司谷小学校”. 文藝春秋. (2013年4月3日) 2014年4月2日閲覧。
- ^ 『週刊新潮』2015年7月9日号「結婚」
- ^ “作家の読書道 第114回:樋口毅宏さん”. WEB 本の雑誌. (2011年5月25日) 2014年4月2日閲覧。
- ^ “男の育児日記『おっぱいがほしい!』著者・樋口毅宏さんが語る産前産後、家族のリアル【前編】”. ハピママ. (2018年2月5日) 2018年2月8日閲覧。
- ^ 『週刊新潮』(新潮社)同上
- ^ “ついにアノ「美人(!?)鬼嫁」登場! 想像を超えた夫婦関係がいま明らかに!! | 著名人 | LEON レオン オフィシャルWebサイト”. www.leon.jp. 2021年11月15日閲覧。
- ^ 『大江千里と渡辺美里って結婚するんだとばかり思ってた』P.103-108
- ^ “三輪記子弁護士が番組内で第2子女児出産を発表「逆子で帝王切開」15年作家の樋口毅宏氏と結婚”. 日刊スポーツ (2022年6月3日). 2022年6月3日閲覧。
- ^ “作家・樋口毅宏が引退表明!? 「作家なんて男子一生の仕事じゃない」”. 日刊SPA!. (2016年9月8日) 2016年9月9日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式『DearMom, FuckYou無法の世界』 (@byezoushigaya) - X(旧Twitter)